2021-01-01から1年間の記事一覧
この1週間、縄文論を休んで「奥の奥読み奥の細道-松尾芭蕉の暗号」のアマゾン・キンドル電子本の原稿にかかりきりでしたが、やっと終えることができ、友人にこれから掲載作業を頼みます。 本稿は「島根日日新聞」に2016年3月9日から9月21日にかけて29回…
縄文ノート95~102で「女神」論を書いていて、「女神」を英語でどう表現するか気になって調べると「goddess」で、「女神像」を調べると「goddess statue」でした。ついでに「自由の女神像」を調べると「statue of liberty」(自由の像)で、「女神」にはなっ…
私が録画してよく見る番組の1つがNHKの『サイエンスZERO』ですが、2021年12月5日放映の「鳥の言葉を証明せよ!“動物言語学”の幕開け」は人語誕生にもつながる興味深い内容でした。 『サイエンスZERO』2020年10月25日放送の「“羽毛のある類人猿” カラス …
9日、埼玉県立近代美術館の障害者アート企画展「LOOK ART ME!!」を見てきました。東京新聞でこの企画展があることを妻が見つけたのです。https://www.tokyo-np.co.jp/article/147737 月1回は美術展・博物館・音楽会・映画に行きたいと思ってい…
これまで私は「石器・土器・土器・古墳」時代区分を批判し、土器鍋文化から「石器・土器・鉄器」時代区分を提起する一方で、別に再生可能な森林焼畑農耕文明論などを提案してきましたが、ここで両者を統合し、「木石器・土器・鉄器」時代区分に変更するとと…
今回、江戸東京博物館で特別展「縄文2021―東京に生きた縄文人―」と企画展「ひきつがれる都市の記憶―江戸東京3万年史」が同時に行われたことから、私は縄文文化・文明の世界へのアピールが行われるものと期待しましたが、多くの発掘成果がまとまって展示され…
12月1日、「奥の奥読み奥の細道」(島根日日新聞連載)のデジタル本出版に向けて、草加・南千住・深川の松尾芭蕉像4体の銅像撮影とともに、江戸東京博物館で「縄文2021―東京に生きた縄文人―」「ひきつがれる都市の記憶―江戸東京3万年史」を見てきました。…
1 9万年前の骨製の銛 人類進化関係の『別冊日経サイエンス』を図書館でまとめて借りたところ、1998年4月の122号の『DNAから見た生物進化』に、9万年前の骨製の銛がコンゴ民主共和国(ザイールは1971~97年の国名)のセムリキ川(エドワード湖から北に…
国際縄文学協会主催の今井一氏の「国民投票」の講演を聞きに行ったのですが、なんと、京大工学部建築学科西山研究室の大先輩の上田篤氏(当時、助教授)の講演が同時に行われたのです。その40年ぶりの偶然の出会いから私が上田さん主宰の縄文社会研究会に参…
私は小学校までは岡山、中高は姫路で育ちましたが「そば」を食べた記憶がなく、大学の京都、その後の奈良・大阪でもほとんど食べることはなく、埼玉に引っ越してから少しずつソバを食べるようになり、ソバを主に食べるようになったのはかなりたってからです…
妻が午後の犬散歩中で近くの小学校の裏手でマテバシイ(ブナ科の常緑高木)の実が大量に落ちているのを見つけたので、翌朝の犬散歩の時に拾いに行き、炒って食べ、冷蔵庫に保管しておきました。 ウィキペディアは、マテバシイについて「炒って食べるとおいし…
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの「終末論」や仏教の「末法論」、マルクス主義の「窮乏化革命論」などの影響かもしれませんが、サルは地球寒冷化による熱帯雨林の食料危機により、サバンナに出て二足歩行を始め、槍という石器道具を手に入れ、肉食に…
私は建築の実施設計はやっていませんが、その前段階の建築基本計画(ニーズ調査・建築基本理念・基本方針・施設構成・規模・施設配置・アプローチ・環境景観・イメージ図など)や地区・地域・再開発計画はかなりやっており、阿久尻遺跡の方形柱列巨木建築の…
阿久遺跡は6000~5500年前頃の世界最古の巨大な集合墓地の「環状列石」と神山天神信仰の「立石(金精)から蓼科山へ向かう石列」の祭祀遺跡であり、中ツ原遺跡の「蓼科山信仰の楼観拝殿と仮面の女神像(国宝)」と合わせて縄文ノート104で明らかにしました。 …
私が阿久(あきゅう)遺跡について最初に知ったのは昨年の2020年8月3~5日の縄文社会研究会の八ヶ岳合宿の参加者向けに見学資料を作成した時ですから、縄文研究については駆け出しの素人もいいところです。―「縄文ノート「22 縄文社会研究会八ヶ岳合宿 見…
人類の誕生から始まる「母系制社会からの人類進化と未来」のまとめに入りましたが、9月10・11日に諏訪・安曇野・佐久で「女神」をテーマに調査を行い、その報告に1カ月もかかってしまいました。 私はこれまで「夜這い・妻問婚の母系制・母父系制社会」「母…
9月11日、安曇野の穂高神社をあとにして、佐久の日本一大きい私の身長を超えた男根型の北沢川大石棒と月夜平大石棒(大宮諏訪神社)、原諏訪神社の男根道祖神を調べました。 遺跡・神社と博物館などをざっとした見学だけでも諏訪で2泊3日、安曇野・佐久で…
9月11日、諏訪を後にして北上して安曇野の穂高神社を見学し、佐久の北沢川大石棒と大宮諏訪神社の大石棒、原諏訪神社の男根道祖神を調査しました。縄文時代の男根信仰と安曇野に多い道祖神との関係などまとめて報告しょうと書いていましたが、穂高神社と諏…
9月11日は「守矢・諏訪・安曇一族のルーツと信仰」(縄文とスサノオ・大国主建国の繋がり)と「縄文石棒(墓石→神代(かみしろ))→男根道祖神→男女性器道祖神→夫婦道祖神」の変遷をテーマにして、諏訪湖北岸から安曇野、佐久へと調査しました。 まず諏訪大…
9月11日は、朝、蓼科山(別名:女神(めのかみ)山)のふもとの池之平ホテルから白樺湖を一周して女神湖までざっと見学。まちづくりプランナー時代のクセが抜けず景観・環境条件などをチェックしてから朝食をとり、縄文時代からの信仰対象であった女神(め…
長野県諏訪市を中心に中部・関東に広がる「ミサク神」「ミシャグジ神」の解明に向けて、9月10日には中央構造線の断層に沿って「神長官邸みさく邸」から西に進んで北方御社宮司社を見学し、時間がなくて有賀千鹿頭神社はパスし、11日には諏訪湖北岸の下浜御…
女神調査報告2で「千鹿頭(ちかとう)」や下浜御社宮司(みしゃぐじ)神社の「三狐神(みけつかみ)」の語源を書きましたが、その前提として2018年に書いた「3母音か5母音か?―古日本語考」を修正して先に紹介しておきたいと思います。 『邪馬台国探偵団~…
茅野市での八ヶ岳研究会に誘われたついでに、9月10・11日、周辺のいくつかの遺跡・神社を調べてきました。博物館・資料館はコロナの緊急事態宣言で見学できず、中途半端な調査になりましたが、報告しておきたいと思います。 「日本中央縄文文明」の世界遺産…
9月10・11日、八ヶ岳周辺の金生(きんせい)遺跡、阿久(あきゅう)遺跡、諏訪湖周辺の北方御社宮司(みしゃぐじ)社、千鹿頭(ちかとう)神社、下浜御社宮司(みしゃぐじ)神社、諏訪大社下社秋宮、下諏訪町の石棒道祖神、杉の木神社(龍神の尾掛松)、安曇…
「縄文ノート93 『カタツムリ名』琉球起源説からの母系制論」につづき、性器名称の方言分析から、倭語が琉球から北上して九州から全国に広がったことを明らかにしました。 2018年12月に縄文社会研究会向けに「『全国マン・チン分布考』の方言周圏論批判」(2…
「母系社会からの人類進化」のまとめに入りましたが、私のスサノオ・大国主建国からスタートした縄文人論・日本列島人起源論・人類起源論は「海人族」「魚介食族」というところが原点であり「『カタツムリ名』沖縄起源説―柳田國男の『方言周圏論』批判」(18…
『日経サイエンス』はいつも図書館で古いナンバーを借りてざっと見ているのですが、人類進化に祖父母が果たした役割について読んだことがあり、その記憶をたよりにして何度か原稿を書いたのですが、ネットで検索したところ2011年12月号のR. カスパーリ(セン…
人類の誕生から始まる「母系社会からの人類進化」のまとめに入りましたが、欠かせない未検討の小テーマがいくつかあり、妻問夫招婚や祖先霊祭祀、壻屋制と母系制・父系制との関係について2018年に書いた、「妻問夫招・夜這いの『縄文1万年』」(181201・30→…
「縄文ノート86 古代オリンピックとギリシア神話が示す地母神信仰」を書いた時、ギリシア文明に先立つエジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制についてもメモを作成していたのですが、「縄文ノート90 母系(母権)制社会からの人類進化」を書き…