ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

2023-01-01から1年間の記事一覧

FB邪馬台国探究会「20 「邪馬台国畿内説」は成立するか?」の紹介

「石器―土器(土器鍋)―鉄器(鉄先鋤)」時代区分説の私は、縄文社会解明にはスサノオ・大国主建国から遡るべきと考え、海人族の交易・交流・文化、糖質・DHA食(イモ・マメ・穀類・魚介食)、縄文農耕の延長としての鉄先鋤による水利水田稲作、巨木建築…

「スサノオ・大国主ノート149 NHK『出雲大社 八雲たつ神々の里』から古出雲大社復元と世界遺産登録を考える」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主ノート149 NHK『出雲大社 八雲たつ神々の里』から古出雲大社復元と世界遺産登録を考える」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 11月20日のNHKBSプレミアム『出雲大社…

縄文ノート182 人類進化を支えた食べもの

「関係論文を全て読む→新仮説を立てる→検証する(調査・実験など)」という一般的な科学者の方法に対し、工学部では「現実の問題→問題解決の仮説→検証(実験・調査)」という方法をとることも多いように思います。いくつかの条件を組み合わせた仮説実験をや…

「邪馬台国ノート49 フェイスブック『卑弥呼王都=高天原』は甘木(天城)高台」の紹介

縄文論を一休みして、邪馬台国論の修正を行っています。 Seesaaブログ「ヒナフキンの邪馬台国ノート」において、『邪馬台国ノート49 「卑弥呼王都=高天原」は甘木(天城)高台―地名・人名分析からの邪馬台国論』を2023年4月3日にアップしましたが、友人と…

181 縄文石棒と世界の性器信仰

縄文文化・文明を論じる際、世界の中で「日本独自の縄文文化文明」という特殊性を強調する視点でみるか、それとも「アフリカ・アジア文化・文明を継承した縄文文化文明」という普遍的な視点でみるか、どちらの仮説で検証していくのかで分析結果は大きく異な…

180 阿久遺跡の調査の動き

一昨日だったかのフェイスブック「八ヶ岳jomon楽会」で中村耕作さんの下記のような講演会が報告されており、「『はてなブログ:ヒナフキンの縄文ノート50・104・105・106・154・160・166』で書いていますが、縄文巨木文明と神山天神信仰を示す蓼科山を向いた…

179 「ギガファイル便」での2つの資料公開

9月16日の「縄文ノート178 『西アフリカ文明』の地からやってきたY染色体D型日本列島人」から、別件で忙しくなり、おまけに10月7日からのパレスチナ紛争にブログを書き、1カ月半も休んでしまいました。 「仮説検証型」でいろいろ考えてきたことを確かめ…

「178 『西アフリカ文明』の地からやってきたY染色体D型日本列島人」を加筆・修正

「縄文ノート178 『西アフリカ文明』の地からやってきたY染色体D型日本列島人」を加筆・修正しました。この「はてなブログ」では容量オーバーで掲載できませんでしたので、GOOブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に4つに分割して掲載してい…

「縄文ノート178 『西アフリカ文明』の地からやってきたY染色体D型日本列島人」のお知らせ

A4で47ページ、42824字、図50、表11。写真多数があり、この「はてなブログ」では容量オーバーで掲載できませんでしたので、GOOブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に4つに分割してアップしましたのでご覧ください。https://blog.goo.ne.jp/k…

177 約5000年前のスペイン女王が示すアフリカ・西欧西岸人類拡散説

7月10日、ナショナルジオグラフィックから「約5000年前の権力者は女性だった、定説覆す発見、スペイン―考古学の革命的手法『プロテオミクス』で判明、他の研究でも活躍」という大変興味深いメールがナショジオから送られてきました。また、研究会メンバーの…

縄文ノート176 世界の母系社会

講演資料「縄文は母系制社会だった~『日本中央部縄文遺跡群』の世界遺産登録を考える」では、方法論として垂直軸(歴史軸)と水平軸(世界の民俗軸:女神信仰と母系制)の両方から縄文母系制社会を明らかしようとしましたが、後者の「世界の母系制社会」「…

縄文ノート175 女偏が示す中国母系制社会

7月19日の縄文社会研究会・東京の公開講座の講演資料「縄文は母系制社会だった~『日本中央部縄文遺跡群』の世界遺産登録を考える」では、「漢字が示す母系制社会」として、「姓、地、女・男、卑・卑弥呼、魏・鬼・倭」字を紹介しました。 「縄文ノート90 …

縄文ノート174 縄文社会研究会・東京:公開講座『縄文は母系制社会であった』報告

はてなブログの「縄文ノート174 縄文社会研究会・東京:公開講座『縄文は母系制社会であった』報告」を転載します。https://hinafkin.hatenablog.com/ 7月19日、縄文社会研究会・東京の公開講座(神田:サロンド冨山房Folio)では、尾島俊雄早大名誉教授(…

縄文ノート173 「原始、女は太陽」か、「原始、女は霊(ひ)を産む神」か

平塚らいてうは女性文芸誌『青鞜』の創刊号で「原始、女は太陽だった」と女性の権利獲得・解放を象徴するインパクトのある提案を行い、共に女性史研究・女性運動を進めた高群逸枝もまた太陽神・天照大御神(本居宣長:あまてらすおおみかみ、筆者:あまてる…

172 女と男の『共同体・食・家族・民主主義・自由・平和・宗教』

「戦争なき縄文1万5千年」の歴史とウクライナ戦争から、「縄文ノート164 生活者の女と戦士の男の『民主主義・平和・宗教』」(230413)を書きましたが、母系制社会論をまとめていくうちに、さらに拡張して「共同体・食・家族・自由」について付け加え、下の…

171 公開講座「縄文は母系制社会であった」のお知らせ

6月14日には上田市に先輩を訪ねたあと茅野市駅前のビジネスホテルに泊まり、15日はレンタカーを借りて井戸尻遺跡の現地を見たあと、富士見町、茅野市、原村の友人や博物館などを訪ね、学芸員などと意見交換を行ってきました。 その後、下記の公開講座の準備…

170 スサノオ・大国主建国論からの妻問夫招婚の母系制社会論

妻問夫招婚の縄文母系制社会論について、私は記紀や風土記に書かれた大和朝廷に先立つスサノオ・大国主一族の建国から出発しました。 まず、その経過を振り返りながら、縄文母系制社会の妻問夫招婚がスサノオ・大国主の百余国の「委奴国」から大和朝廷さらに…

縄文ノート169 東西ストーンサークル文明:「ストーンヘンジ」と「阿久(あきゅう)・阿久尻(あきゅうじり)遺跡」

不思議なことに、ユーラシア大陸の西端のイングランド島と東端の日本列島に、ほぼ同じ時期にストーンサークル文明がおこっています。しかも、どちらにも石器・巨石文明の前に木器・巨木文明があったことが明らかとなっています。 世界から160万人/年の観光…

168 「縄文の今日的意義」「何と対峙しうるのか」「縄文の世界性」

国際縄文学協会の成立前から関わってきたライターのA氏から会いたいとの電話があり「縄文の今日的意義」「何と対峙しうるのか」「縄文の世界性」について質問を受けたので、10日、レジュメをバタバタと作成して喫茶店で話しました。 関連する「縄文ノート」…

縄文ノート167 「三隅・三角・夷隅・大隅・大住」「球磨・隈本・熊本・久万」考

1 「三隅・三角・夷隅・大隅・大住」考 昔、山口県の三隅町(現長門市)の総合計画などの仕事をしたことがありますが、長門市と萩市に挟まれた日本海に面したこの町は「三角」や「隅」というような地形ではありませんでした。シベリアシリーズやブリキ人形…

166 日本中央部縄文文明世界遺産登録への研究課題

日本中央部縄文文明を世界にアピールするためには、これまでの各地域・各分野の取り組みを世界的にアピールできるようまとめあげることが必要であり、私の仮説検証型の提案などについてもさらに掘り下げる必要があります。 縄文社会研究会・東京としても、さ…

165 縄文社会研究会・東京 第4・5回例会報告

2020年8月に八ヶ岳合宿を行って以来、コロナ感染もあってメールでのやりとりになって会は長らく休止状態でしたが、事務局担当の山岸修さんが昨年末に亡くなられたため、今後の取り組みをどうするか主なメンバーで相談を行いました。 縄文社会の文化・文明が…

164 生活者の女と戦士の男の「民主主義・平和・宗教」

別テーマのまとめに1週間ほど集中していましたが、今回は縄文時代の母系制社会から、現代の民主主義と平和、宗教について考えてみました。 1 男女平等後進国「日本」 世界「男女平等(ジェンダーギャップ)ランキング2022」(196か国中146か国集計:ロシア…

「邪馬台国ノート49 『卑弥呼王都=高天原』は甘木(天城)高台―地名・人名分析からの邪馬台国論」の紹介

Seesaaブログ「ヒナフキンの邪馬台国ノート」に「49 『卑弥呼王都=高天原』は甘木(天城)高台―地名・人名分析からの邪馬台国論」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 古代史の話をする機会があり、資料として『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓…

「スサノオ・大国主ノート147 出雲大社を中心とする『八百万神信仰』の世界遺産登録へ」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主ノート147 出雲大社を中心とする『八百万神信仰』の世界遺産登録へ」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 建築学科同期の出雲の建築家・馬庭昇君と出雲の世界遺産登録…

縄文ノート163 古代出雲大社復元に取り組んだ馬庭稔君逝く

同窓会の案内の続きかと思ったメールで、同期生の馬庭稔君が3月16日に急逝されたことを知りました。なんとも悲しく、残念でたまりません。 2020年春には出雲に行き、スサノオ・大国主建国論や八百万神信仰の世界遺産登録などを話し合いたいと新年に入って約…

縄文ノート162 絵文字・記号・シンボルー『謎の記号 祖先からのメッセージ』から

縄文土器の表面の造形について、「縄文ノート22 縄文社会研究会八ヶ岳合宿報告」において「9.『縄文Emoji(絵文字)説』」として、日本発の「Emoji(絵文字)」が今や世界標準となっていることから、線画による絵物語や浮世絵・劇画・アニメ文化が縄文時代…

縄文ノート161 「海人族旧石器・縄文遺跡群」の世界遺産登録メモ

「日本中央部縄文遺跡群」は、採集栽培・漁労・狩猟の土器鍋食による、豊かで平和な1万数千年の妻問夫招婚による霊(ひ)信仰の母系制定住社会を示しており、その文化は現代まで色濃く引き継がれているとして、世界遺産として新規登録申請の提案を行いまし…

縄文ノート160 「日本中央部縄文遺跡群」の世界遺産登録へ向けて

「日本中央部縄文遺跡群」は、採集栽培・漁労・狩猟の土器鍋食による、豊かで平和な1万数千年の妻問夫招婚による霊(ひ)信仰の母系制定住社会を示しており、その文化は現代まで色濃く引き継がれている。 この「日本中央部縄文遺跡群」は世界の新石器時代(…

縄文ノート159 縄文1万5千年から戦争のない世界へ

多くの尊い犠牲者を出しているウクライナ戦争の先にどのような未来が描けるのか、「戦争なき1万5千年の縄文社会」をもとに「戦争なき平和」な未来を想像してみました。 Imagine all the people 想像してごらん みんなが Living life in peace 平和に生きて…