ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

縄文ノート76 オリンピックより「命(DNA)の祭典」をアフリカで!

今、コロナ対策とオリンピックのどちらを優先するか、という議論が各国でなされていますが、そもそもオリンピックが「平和な世界の実現」にどれだけ貢献できるのか、「平和な世界の実現」のために必要な祭典は何なのか、考えてみました。 「西欧中心史観」は…

縄文ノート75 世界のビーナス像と女神像 

「縄文ノート32(Ⅲ-2) 縄文の『女神信仰』考」(201224)では、長野県茅野市の2つの遺跡の「縄文のビーナス」と「仮面の女神」などから、そのデザインが単なる描写ではなく、大きくお尻を誇張したシンボリックな表現をとった明確な造形意思があり、縄文人…

補足(縄文ノート74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰)

今朝の日経新聞は2面で大きく「拙速な融和演出、危機を招く イスラエルとパレスチナが報復合戦」とトランプ政権の政策を批判した記事を載せ、11面では「聖地での衝突発端に」と解説するとともに、「欧州、パレスチナ支持デモ 独仏など反ユダヤ主義拡大も」…

縄文ノート74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰

縄文文化・文明に関心を持つ方は、近代・現代文明に行き詰まりを感じ、縄文人の自然と調和した「持続可能な」「持続的発展可能な」生き方や社会のあり方、階級・男女・老若の格差がなく互いに助け合う共同体社会、個性的で豊かな力強い芸術、自然・生命を大…

縄文ノート73 烏帽子(えぼし)と雛尖(ひなさき) 

「えぼし」というと、『もののけ姫』の製鉄のタタラ場を率いる「エボシ御前」をイメージする若い人も多いと思いますが、とんがった古代の烏帽子(えぼし=えぼうし)のことです。なぜ日本の貴族・高官が「カラス帽子」をかぶるようになったのか、さらに、そ…

縄文ノート72 共同体文明論

私は岡山県吉備郡総社町(両親が岡山市空襲で焼けだされて移住)→岡山市(小学生)→姫路市(中学生・高校生)と移住したため地域コミュニティ(地域共同体)とは縁のない異邦人で、夏休みなどに母親の田舎で過ごした時だけ従兄弟たちとの血縁コミュニティの…