9月10・11日、八ヶ岳周辺の金生(きんせい)遺跡、阿久(あきゅう)遺跡、諏訪湖周辺の北方御社宮司(みしゃぐじ)社、千鹿頭(ちかとう)神社、下浜御社宮司(みしゃぐじ)神社、諏訪大社下社秋宮、下諏訪町の石棒道祖神、杉の木神社(龍神の尾掛松)、安曇野の穂高神社、佐久の北沢大石棒、大宮諏訪神社(大石棒)、原諏訪神社(石棒)をレンタカーでざっと見てきました。
緊急事態宣言で博物館の見学や関係者のヒアリングなどはできないため、野外の遺跡・神社などの調査になりました。
目的は、「日本中央縄文文明」の世界遺産登録には「⑥ 顕著な普遍的価値を有する行事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的・文学的作品」として、縄文時代の石棒・円形石組の地母神信仰や女神(山神)信仰が、スサノオ・大国主一族の守矢氏・諏訪氏の神名火山(神那霊山)・神籬(霊洩木)信仰・みしゃくじ信仰、さらに中世から現代に続くお山信仰(山神信仰)や金精(石棒道祖神)信仰を明らかにする必要があると考えたからです。
なお、群馬県片品村の「金精信仰」は「山神(女性神)に金精を捧げる女神信仰」(女神が嫉妬するので女性は参加できない男の宗教行事)であり、山梨・長野でも同じような証明ができないかと考えています。
その報告書づくりに時間をとられており、「母系制・父系制・母権制・父権制」の整理はこの報告を紹介した後にしたいと思います。
□参考□
<本>
・『スサノオ・大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)
2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)
2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)
<ブログ>
ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
帆人の古代史メモ http://blog.livedoor.jp/hohito/
邪馬台国探偵団 http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/