「スサノオ・大国主ノート149 NHK『出雲大社 八雲たつ神々の里』から古出雲大社復元と世界遺産登録を考える」の紹介
Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主ノート149 NHK『出雲大社 八雲たつ神々の里』から古出雲大社復元と世界遺産登録を考える」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina
11月20日のNHKBSプレミアム『出雲大社 八雲たつ神々の里』を見たことをきっかけに、これまで書いてきたものを「出雲大社本殿は『直階段』か、心御柱(神籬=霊洩木)を中心とした『廻り階段』か?」「古出雲大社本殿は現在地にあったか?」「出雲大社本殿は『高床式建物』の延長か、『縄文巨木建築』の伝統か?」「縄文からの巨木建築は『雪の重み対策』か、『神名火山(神那霊山)信仰の高層拝殿』か?」「八百万神信仰は『海神信仰』か、『地神信仰』か、『天神信仰』か?」の5つの論点で整理しました。
豊かで平和であったカナン(現在のパレスチナ)の侵略・虐殺・女性奴隷化・略奪を神の命令として正当化するために考え出された一神教の旧約聖書教(ユダヤ教とその影響下のキリスト教右派)が、母系制社会から父系制社会への転換をもたらし、ヨーロッパ・中東では宗教戦争を招き、アジア・アフリカ・アメリカの植民地化と奴隷貿易を思想的に支え、日本やベトナムなどの原爆・空爆ジェノサイドを正当化し、さらに現在、パレスチナを侵略したユダヤ人シオニストがガザ・ゼェノサイドを進めているのをみると、1万数千年前からの縄文人の平和な「全ての死者が神として祀られる八百万神」信仰が新たな輝きを増してくると考えざるをえません。
私は縄文時代から続く「八百万神信仰の世界遺産登録」と、2世紀には世界最高であったと考えられる48mの「出雲大社本殿の復元」を提案してきましたが、『出雲大社 八雲たつ神々の里』から再度、整理を行いました。出雲を中心に各分野で議論いただければ幸いです。
本ブログの「縄文論」としても、縄文巨木建築の延長上に48mの古出雲大社があり、縄文母系制社会の霊(ひ)・霊継(ひつぎ)宗教の延長上にスサノオ・大国主一族の八百万神信仰があるなど、縄文時代を日本文化・文明の源流と位置づける参考にしていただければと思います。「遅れた縄文、進んだ弥生」など、弥生人(中国人・朝鮮人)征服史観、二重構造史観などの拝外主義を見直すべき時です。雛元昌弘
□参考□
<本>
・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)
2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)
2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)
2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)
2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)
2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)
2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)
2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)
<ブログ>
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帆人の古代史メモ http://blog.livedoor.jp/hohito/
ヒナフキンの邪馬台国ノー http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/
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