ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

165 縄文社会研究会・東京 第4・5回例会報告

 2020年8月に八ヶ岳合宿を行って以来、コロナ感染もあってメールでのやりとりになって会は長らく休止状態でしたが、事務局担当の山岸修さんが昨年末に亡くなられたため、今後の取り組みをどうするか主なメンバーで相談を行いました。

 縄文社会の文化・文明が現代社会に続いているという上田篤会長の問題提起に始まり、熱帯雨林での女・子ども進化論、ヒョウタンを持ったアフリカからの縄文人移動論(海上ルート説と草原ルート説)、海人(あま)・山人(やまと)縄文人論、縄文語(倭語)ルーツ論、イモ・マメ・穀類縄文農耕論、糖質・魚介縄文食論、縄文・弥生連続論(縄文社会の内発的発展論)、霊(ひ)信仰論(神山天神信仰論=神名火山(神那霊山)論、神籬(霊洩木)論)、縄文巨木建築・出雲大社邪馬台国楼閣連続論、縄文人スサノオ大国主建国論、妻問夫招婚の母系制社会論など、時間・空間を思い切り伸ばし広げて縄文社会を仮説検証型で楽しく論じてきましたが、世界遺産登録を目指すとなると地元をはじめ多くの分野の方々、若い世代との交流・共同研究による深化と世界へのアピールが必要と話し合われました。

 引き続き以下のように会を進め、講演会や現地調査なども行いますのでご参加いただきたいと思います。

 

第4回例会報告

⑴ 日時 2023年3月29日15:00~16:30

⑵ 場所 洸楓座(港区新橋)  

⑶ 参加者 尾島、雛元、石飛、佐藤、小宮

⑷ 報告

 雛元昌弘 ① 縄文社会研究会の経過 191024→200917→230329 

      ② 縄文社会研究会のこれまでとこれから 230122→0329

      ③ 「日本中央部縄文遺跡群」の世界遺産登録にむけて 230129→0307

      ④ 縄文ノート161 「海人族旧石器・縄文遺跡群」の世界遺産登録メモ

        230226

 尾島俊雄 八ヶ岳山麓に新天地を創るーA 白樺湖周辺資源のみえる化について

⑸ 決定事項

 ① 体制 継続:上田名誉顧問、尾島顧問、雛元代表、事務局:未定

      新規:石飛仁・佐藤建吉・小宮義宏幹事

 ② 連絡先 雛元昌弘 〒338-0003 さいたま市中央区本町東6-13-16

                 都市構造研究所 toshikozo@alto.ocn.ne.jp

       

第5回例会報告

⑴ 日時 4月20日15:00~17:00 

⑵ 場所 都市環境エネルギー協会(中央区京橋)

⑶ 参加者 尾島、雛元、石飛、佐藤、小宮、芦田、田畑、平林、高谷、角川、七字、

      児玉  

⑷ 報告

 佐藤建吉 「歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業における事業実施者の

       募集」について

 雛元昌弘 ① 日本中央部縄文文化(文明)世界遺産への研究課題 

      ② 縄文ノート163 古代出雲大社復元に取り組んだ馬庭稔君逝く 230323

      ③ 縄文ノート164 生活者の女と戦士の男の『民主主義・平和・宗教』

       230413       

⑸ 意見・議論

 ・「歴史的資源を活用した観光まちづくり推進事業」への応募は佐藤さんに一任。

   地元と連携した取り組みへ。

 ・縄文から何を学ぶか、子どもの視点で。

 ・芸術・食文化というテーマで若い人に働きかける。

 ・お祭り、音楽・踊りからアプローチできないか。

 ・世界遺産登録へむけて日本中央部の学芸員・市民と交流し、共同の取り組みに。

 ・井戸尻・中ツ原縄文巨木建築、48mの出雲大社本殿、邪馬台国楼閣、御柱祭の繋が

  りの解明。

 ・縄文は広くて深くて面白い、さらに研究を。

⑹ 今後の予定

 ・次回は現役の方が参加できる時間帯の午後6・7時に。日時・場所は幹事で相談。

 ・茅野・原村・富士見町・諏訪市などの縄文関係者との交流予定は追って連絡。

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2017冬「スサノオ大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)

 2018夏「スサノオ大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018夏「スサノオ大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  帆人の古代史メモ          http://blog.livedoor.jp/hohito/

  ヒナフキン邪馬台国ノート      http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論       http://hinakoku.blog100.fc2.com/