ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

「178 『西アフリカ文明』の地からやってきたY染色体D型日本列島人」を加筆・修正

 「縄文ノート178 『西アフリカ文明』の地からやってきたY染色体D型日本列島人」を加筆・修正しました。この「はてなブログ」では容量オーバーで掲載できませんでしたので、GOOブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」に4つに分割して掲載しています。https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 

1 「3 食物・食文化からみた日本人のルーツ」に「⑺ イモ米魚食革命」を追加

 元は「4 宗教からみた日本人のルーツ」に「⑼ 仮面と釣りと太鼓」として入れていましたアメリカ大陸の西アフリカからの奴隷文化として紹介していた「釣り」を移動し、西アフリカの「イモ米魚食」文化として拡張しました。

 

2 「5 海人(あま)族と山人(やまと)族~日本列島への移動ルート」を「5 西アフリカで「命(DNA)の祭典」「人類誕生の祭典(マザーランド・フェスティバル、バースランド・フェスティバル)」に

タイトルを変るとともに、次の3つの中見出しを付けて加筆・修正しました。

 ⑴ 海人(あま)族と山人(やまと)族~日本列島への移動ルート

 ⑵ 「Y染色体亜型アフリカ単一起源説」か「メソポタミア中継分岐説」か?

 ⑶ 西アフリカで「命(DNA)の祭典」「人類誕生の祭典」を! 

 

3 「⑶ 西アフリカで「命(DNA)の祭典」「人類誕生の祭典」を!」を書き換え

 下記のように加筆しました。そのままコピーします。

 

 今、アメリカを中心とした欧米中心の経済・政治・軍事のグローバリゼーションに対抗し、ロシアや中国、トルコ、イランなど、各国ではそれぞれの歴史的アイデンティティを過去の最大の帝国版図に求める帝国復古主義者や「神の国」建国を求める旧約聖書原理主義者などの動きとともに、旧植民地国では「グローバルサウス」の連帯が生まれてきています。

 このような時こそ、どの民族も元をたどればアフリカ黒人のDNA・言語・食・文化・宗教をルーツとしているという人類史の原点に立ち返り、「アフリカン・ファースト:もとはみんな黒人であった」という「DNA・言語・食・文化・宗教のグローバリゼーション」から未来を考えるべきではないでしょうか? 自然・いのちをなによりも大事にする共通価値感の形成に向けて人類誕生からの歴史から学ぶべきと考えます。

 大西洋奴隷貿易により西アフリカの奴隷海岸などからアメリカ大陸に売り飛ばされて強制労働させられた黒人は1200~300万人とされており、その多くは殺されたもののアメリカ合衆国にはアフリカ系黒人が約3900万人(12%)、ブラジルには黒人系1600万人・混血10900万人、ハイチにはアフリカ系1050万人・混血50万人、ドミニカにはアフリカ系80万人・混血560万人、キューバには220万人、アルゼンチンには黒人5万人・アフリカ系200万人など多くのY染色体E型人がおり、中には日本人に多いY染色体D型人もいる可能性があります。

 

 父親がベナン人の八村塁バスケ選手や父親がベナン人のサニブラウン短距離走選手、父親がハイチ系アメリカ人の大阪なおみテニス選手、父親がジャマイカアメリカ人のハリス米副大統領、タレントのボビー・オロゴンさん(ナイジェリア出身)、オスマン・サンコンさん(ギニア出身)、父親がアフリカ系アメリカ人副島淳さんなど、西アフリカのY染色体E型人をルーツとしている人達に親近感を感じずにはおれません。

特に西アフリカから東に進んだY染色体D型縄文人と、西アフリカからアメリカ大陸に連行されたY染色体E型奴隷の子孫(奴隷海岸から運ばれた人の中にはD型人が混じっている可能性あり)のうち日本にやってきた人たちが数万年の歴史をへて日本列島で出会った、という地球一周の壮大なドラマを追究したくなってきています。

アメリカでは進化論を信じない人が4割と言われていますが、DNA的に兄弟といっていい東に進んだⅮ型人と西に進んだE型人(中にはD型人も)の日本列島での出会いは、旧約聖書の迷信を打破するいいきっかけになると考えます。アレックス・ヘイリーの『ルーツ』のように、このようなテーマに取り組んでもいいというアメリカ大陸から日本にやってきた黒人あるいはハーフの方をご存じでしたら是非、話してみて下さい。

 「縄文ノート76 オリンピックより「命(DNA)の祭典」をアフリカで!」(210527)で私は提案しましたが、人種差別・民族紛争・宗教対立を乗り越えるために、国連が主導して西アフリカにおいて世界平和に向けて「命(DNA)の祭典」「人類誕生の祭典(マザーランド・フェスティバル、バースランド・フェスティバル)」を開催すべきではないでしょうか? オリンピックや万博など競争の祭典ではなく、世界の人種・民族のルーツの共通性を確認する祭典です。

 Y染色体D型・O型の日本列島人のアフリカからの歴史解明はその先駆けとなるべきであり、若い世代の総合的な国際的な研究を期待したいと思います。

 わが国は縄文人のDNA・文化から、西・中央部・北アフリカ諸国・インド・東南アジア諸国アメリカ大陸の黒人との交流・連携を深めるとともに、特に、スサノオ大国主建国、大和朝廷からの朝鮮・中国との交易・交流・連携の歴史を大事にし、格差・分断・対立・戦争を乗り越える世界平和の実現に寄与すべきと考えます。