ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

「スサノオ・大国主ノート142 綾子踊のルーツは出雲の阿国の『ややこ踊り』」の紹介

 Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」に「スサノオ大国主ノート142 綾子踊のルーツは出雲の阿国の『ややこ踊り』」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 11月1日の東京新聞夕刊は綾子踊などの「『風流踊』無形文化遺産登録へ」という記事を「ジブリパーク」の記事の隣に載せていました。

 風流踊(ふりゅうおどり)は「中世芸能のひとつで、鉦・太鼓・笛など囃しものの器楽演奏や小歌に合わせて様々な衣装を着た人びとが群舞する踊り」(ウィキペディア)で、男女・身分入れ替わりの「仮装踊り・仮装行列」であり「日本のカーニバル・ハロウィン」といってよいものです。

 中でも香川県まんのう町の綾子踊、新潟県柏崎市女谷の綾子舞は、古事記に書かれた大国主の娘の高比売(下照比売)の夷振(ひなぶり)、さらには出雲大社巫女舞をルーツとし、出雲の阿国により京都で「ややこ舞」として広まり、各地に伝わりまんのう町と柏崎市に現在まで残ったと考えています。

 ハロウインなどやっている場合ではなく、各地の「風流踊」の仮面・仮装行列を大々的に復活させてはどうでしょうか?

 私は全ての死者の霊を神として祀り「霊継(ひつぎ:命のリレー)」を大事にする「八百万神神道」の出雲大社などの世界遺産登録運動の一環として、風流踊を位置付けるべきと考えます。

 本ブログの「縄文論」としても、縄文土笛がどのような祭りに使われたのか、高比売(下照比売)の夷振(ひなぶり)出雲大社など各神社に伝わる巫女舞との関係などについて解明をすすめる参考にしていだければと思います。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団         http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/