ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

「邪馬台国ノート4 「神籠石(磐座)」「神籠列石(磐境)」が示す霊(ひ)信仰」の紹介

 Seesaaブログ「ヒナフキン邪馬台国ノート」に「邪馬台国ノート4 「神籠石(磐座)」「神籠列石(磐境)」が示す霊(ひ)信仰」をアップしました。https://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
 この小論は2017年7月に書いたレジュメ「『神籠(こうご)石・神籠列石』が示す霊(ひ)信仰の磐座(いわくら)と磐境(いわさか)」を加筆・修正したものです。
スサノオ大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム:梓書院、2009年)においては、邪馬台国甘木高台説にたち、朝倉市杷木町の杷木神籠石(はきこうごいし)や筑後国山門郡(みやま市瀬高町)の女山神籠石(ぞやまこうごいし)など、邪馬壹国を2重に囲む神籠石群を邪馬壹国防衛の山城としていましたが、このレジュメではこの前説を否定し、「神籠石(かみこもりいし)=磐座(いわくら)」「神籠列石(かみこもりれっせき)=磐境(いわさか)」の霊(ひ)宗教施設説に変更しました。
 邪馬壹国の卑弥呼(霊御子・霊巫女)の鬼道については、霊(ひ)信仰=祖先霊信仰としてきましたが、神籠石説で整合性を図っています。
 縄文論としては、土器(縄文)時代から続く霊(ひ)宗教論として「磐座」「磐境」を見ていただければと考えます。土器(縄文)時代の環状列石と四角の磐境、さらには円墳・方墳の関係については、いずれ考察したいと考えています。雛元昌弘

宗像大社の高宮の「神籬(ひもろぎ)」「磐座(いわくら)」「磐境(いわさか)

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