gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論5 天神五柱・神世七代の高天原」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina
古事記は「高天原(たかまがはら)」での「別天神(ことあまつかみ)五柱」「神世七代」から始まっています。
「高天原(たかまがはら)」については、天上の国とする本居宣長らの皇国史観(天皇神の国史観)、「高天原」を8世紀の創作神話とする反皇国史観、高天原を地上の場所とする3つの歴史観に分かれており、古事記のまっとうな解釈から地上のどこにあたのか、検討しました。
高天原地上説では古くは奈良県御所市高天説(金剛山=高天原山)、茨城県説(常陸国多賀郡:新井白石)、宮崎県高原町説(高千穂峰の麓)、宮崎県高千穂町説(高千穂神社等)などの他、朝鮮半島説、壱岐説(古田武彦氏)、甘木説(高天原=邪馬台国王都説:安本美典氏)などがみられますが、私は古事記・日本書紀の王名・地名分析から2つの高天原(壱岐説・甘木説)があったと考えています。
本ブログのテーマの「古事記論」としても、「高天原」と「天降り」は建国のスタートとなる重要な論点であり、また縄文から続く母系制社会がいつまで続いたのかも重要な検討課題であり、参考にしていただければと思います。雛元昌弘
本ブログのテーマの「縄文社会論」としても、縄文の母系制社会がどうスサノオ・大国主建国に繋がり、現代にまで影響を及ぼしているか、「ポスト縄文社会論」として参考にしていただければ幸いです。雛元昌弘
□参考□
<本>
・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)
2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)
2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)
2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)
2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)
2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)
2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)
2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)
2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)
2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)
<ブログ>
ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
帆人の古代史メモ http://blog.livedoor.jp/hohito/
邪馬台国探偵団 http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/