gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論4 古事記神話(伝承)の構成」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina
「日本神話(記紀神話)」(筆者説:スサノオ・大国主建国史)についての私の元々の知識は、小中高の歴史と高校の宮崎修学旅行(高千穂峡・霧島えびの高原・鵜戸神宮)、大学1年の出雲大社旅行によるもので、出雲での「イヤナギ・イヤナミの天下り」「国生み(教師たちが好きだったイヤナギの余ったところでイヤナミの足らないところを塞ぐという話)」「スサノオの八岐大蛇(やまたのおろち)退治」「国引き」「因幡の白兎」「大国主の国譲り」神話と天皇家の高天原での「天岩屋戸(あまのいわと)での天照の復活(同じく教師たちの大好きなアメノウズメのストリップ話)」「天孫降臨」「山幸彦の龍宮訪問」くらいでした。
宮崎修学旅行・出雲旅行の経験がなく、丸暗記歴史に興味がなかった理科系の妻は「因幡の白兎」「八岐大蛇退治」「天岩屋戸」伝説しか知りませんでしたから、敗戦後生まれの多くの日本人にとって日本神話はなかった、英雄時代はなかったことになってしまっているのではないでしょうか?
19世紀、ドイツのヘーゲル左派は「キリストはいなかった」という後世創作説を唱えましたが、その影響を強く受けた津田左右吉氏ら日本の歴史学者たちは、未だにヘーゲル左派流の日本神話創作説を維持し続けていますが、今、世界で「キリストはいなかった」などと主張する歴史学者がいるでしょうか? そんなに19世紀が大好きなのなら、私は「シュリーマンに帰れ」といいたいですね。そして、古事記・日本書紀・魏書東夷伝倭人条などからスサノオ・大国主・卑弥呼の墓を発掘してみせなければ、日本の歴史学は19世紀以前と世界の笑いものでしょう。
本ブログのテーマの「縄文社会論」としても、縄文文化・文明がどうスサノオ・大国主建国に繋がり、現代にまで続いているか、「ポスト縄文社会論」として参考にしていただければ幸いです。雛元昌弘
□参考□
<本>
・『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)
・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)
<雑誌掲載文>
2012夏「古事記」が指し示すスサノオ・大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)
2014夏「古事記・播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)
2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)
2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)
2017冬「スサノオ・大国主建国論1 記紀に書かれた建国者」(『季刊山陰』38号)
2018夏「スサノオ・大国主建国論2 「八百万の神々」の時代」(『季刊山陰』39号)
2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)
2018夏「スサノオ・大国主建国論3 航海王・スサノオ」(『季刊山陰』40号)
2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(『季刊 日本主義』43号)
2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)
2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)
<ブログ>
ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina
ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/
帆人の古代史メモ http://blog.livedoor.jp/hohito/
邪馬台国探偵団 http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/