ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

「NoWar45 元寇(蒙古襲来)とウクライナ」の紹介

 楽天ブログ「NoWar2022」に「45 元寇(蒙古襲来)とウクライナ」をアップしました。https://plaza.rakuten.co.jp/nowar2022/

 プーツァーリ・プーターリンのロシア帝国ウクライナ侵攻に対し、「ロシアとウクライナはもともと同一民族」「ウクライナは和平(降伏)を選ぶべきであった」などの意見が見られますが、日本の3つの侵略戦争元寇(蒙古襲来)の歴史から、モンゴルの攻撃・支配を受けた歴史を持つウクライナの戦争を考えてみましたので紹介します。

 本ブログの「縄文論」とは直接は関係しませんが、世界史と日本史の繋がりを考える参考にしていだければと思います。 雛元昌弘






 

 

縄文ノート146 日本人似の外国人

 楽天ブログ「NoWar2022 44ブリヤート人キルギス人とウクライナ戦争」では、モンゴルに接しているロシア連邦ブリヤート共和国の若者や中国に接しているキルギス共和国からの「移民」の若者を高給で契約軍人としてウクライナ戦線に送り出し、ロシア人よりも高い割合で死者を出しているという6月30日のNHKの「国際報道2022 北欧2国のNATO加盟をトルコが移転支持」を紹介しました。―「https://plaza.rakuten.co.jp/nowar2022」参照 

 すでに何度も書きましたが、ブリヤート人には日本人に一番多いY染色体D型がみられ、NHKスペシャル「日本人 はるかな旅⑴ マンモスハンター、シベリアからの旅立ち」(2001年)などでも「日本人バイカル湖畔起源説」として紹介されてきています。さらに、キルギス共和国には「キルギス人と日本人は兄弟で、肉が好きな者はキルギス人となり、魚が好きな者は東に渡り日本人となった」という伝説があることを何かの番組でみた記憶があります。

 興味のおもむくままに横道に逸れ、細部にこだわるのは私の悪い癖ですが、昔から気になっている「人相」についてメモしておきたいと思います。

 私の母親ゆずりの丸顔・広額は中国南部系では、ガッシリ短足は縄文系か、母方の祖母・曾祖母・叔父の長身足長体系はドラヴィダ系では、父方の叔父の長身胴長体系は北方騎馬民族系では、高校時代に好きだった同級生や長男の妻は東南アジア系ではなどと夢想していましたが、リタイアして増えたテレビ番組を見ていると、ブータン人にはかなりの割合で日本人に似た顔があり、チベット人ブリヤート人にも似た顔がみられ、中国の雲南省四川省などのイ族(夷族、烏蛮族、ロロ族など)やミャンマー・タイなどの東南アジア山岳地域の少数民族にも日本人似がかなり見られます。エチオピア人にも日本人似がいてびっくりすることもあります。

 もともとの人類全てのルーツがアフリカにあり、多民族遺伝子同士では、互いに似た者同士がいて当然なのですが、日本人同士でも私はよく「あんた〇〇ちゃん」と間違えられたことがあります。

 この機会にHPを検索してみると、「日本人に顔が似ている民族・国家 TOP20」というブログがヒットしましたので、紹介しておきたいと思います。作者のkejifua3baさんがどういう人かわかりませんが、評価をみていると韓国に住んだことがあり諸外国にもよく行っている人のようであり、私などとは大違いですので体験的な印象が参考になります。

 なお、DNA、人種、民族、国民については、歴史・言語・文化・宗教・政治などのどこに共同性を認めるかで異なってくるのであり、私は喧嘩・戦争・支配を行うためではなく、互いの違いと共通性を確かめ、友好・平和・共存のために総合的な研究が必要と考えています。

 

 この評価の2位ブータン人、3位インド人(北東部)、7位チベット人、8位韓国人、9位アンダマン人(インド領)、11位ブリアート人、14位中国人、16モンゴル人などはなるほどと思いますが、中国には55の少数民族がおり、広西チワン族内モンゴル寧夏回族、新疆ウイグルチベットの5自治区があり、ロシアには190の基幹民族(うち人口5万人未満の47少数民族)からなり、共和国22、自治州1、自治管区4があるなど、民族単位でみないと人相の類似性比較は意味がないといえます。―後掲の図2~4参照

 中国のチベット自治区、ロシアのサハ・ブリヤートアルタイ共和国とチュクチ自治管区、インドの北東部(シッキム・アッサムなど)などが取り上げられていますが、中国では雲南省四川省広西チワン族自治区などの少数民族などの調査も求められます。

 表にはY染色体D型の欄を私が追加しましたが、「◎・〇」は縄文人が日本列島にやってきたルートと符合しており、私の「南方・北方両ルート起源説」を裏付けています。

 

   

 将来、人相を決めるDNA研究(頭蓋骨の形状、鼻の高さ、切れ目、一重瞼、唇形、縮れ毛など)と世界の特に人種交雑の少ない少数民族や辺境人のDNAと顔のAI分析が進めば、日本列島への人類の移動ルートを確定する1つの手がかりになるのではないでしょうか?

 

 

「神話探偵団138 『神武東征』についてー若御毛沼命の河内湖通過時期」の紹介

 Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」に「神話探偵団138 『神武東征』についてー若御毛沼命の河内湖通過時期」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina

もともとFC2ブログ「霊(ひ)の国の古事記論54 若御毛沼命の河内湖通過(「神武東征」)時期について」(2014.10.19)にアップしていたのですが、当時、忙しかったのか、図を掲載しないままになっていました。

この論点は、スサノオ大国主建国、邪馬台国九州説・畿内説、天皇家建国にとって欠かせないテーマであり、FC2ブログ「霊(ひ)の国の古事記論」で再掲するとともに、Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」、Seesaaブログ「ヒナフキン邪馬台国ノート」、Livedoorブログ「帆人の古代史メモ」でもそれぞれ掲載しました。

大和の天皇家が、初代天皇ワカミケヌ(8世紀の忌み名は神武天皇)が生まれた場所をなぜ九州南西端の薩摩半島の笠沙阿多(かささのあた)としたのか、それは事実なのかそれとも後世の創作なのか、気になりませんか?(上川隆也主演のテレビドラマ『遺留捜査』の主人公「糸村君」の口調になってきました(笑))。

本ブログの「縄文論」とは直接には繋がりませんが、「ポスト縄文」のテーマとしてご参考までにお知らせします。 雛元昌弘












 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団              http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「神話探偵団137 建国・国・文明・国家」の紹介

 Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」に「神話探偵団137 建国・国・文明・国家」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 スサノオ大国主建国論をまとめる以上、「建国」や「国」「文明」「国家」の定義について、まず検討しておく必要があります。私はよく「趣味は古代史です」などと言ってきましたが、「古代はいつからなのか」と質問されるとどう答えようか面倒だなと思っていたこともあり、ここで整理しておきたいと考えました。

 古代国家論では、キリスト教を思想的ベースにした西欧史学は、マルクスを含めて大きな誤りを犯しており、人々を統合した「古代宗教」の分析が欠かせないと考えています。

 エジプトのファラオの神権政治メソポタミアの司祭を頂点とした社会構造、インドのバラモン(司祭)を頂点にしたカースト制度、中国・殷の亀卜(きぼく)による神権政治、妻問夫招婚の霊(ひ:祖先霊)信仰による氏族・部族連合のスサノオ大国主王朝や邪馬台国卑弥呼(霊御子=霊巫女)を女王とする鬼道(祖先霊信仰)による連合国などを見ても、氏族・部族社会においては宗教の果たす役割が大きく、西欧史学の古代論は全面的な見直しが必要と考えます。

 ユダヤ・キリスト・イスラム教徒が侵略し、絶滅を図った女神信仰やや神山天神信仰、殺戮された「魔女」の宗教、天皇一族が滅ぼした各地の女王国の分析などから、古代国家論を再構築する必要があると考えます。

 本ブログの「縄文論」としても、世界の宗教史・建国史の中に縄文時代から続くスサノオ大国主一族の霊(ひ)・霊継(ひつぎ)宗教と建国を位置づけ、アフリカ・アジア・アメリカの古代史の解明に取り組んでいきたいと考えています。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団              http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

縄文ノート145 「もちづき(望月)」考

「縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ」に追加して、長野県佐久市望月町などの地名や知人の名字にも見られる「望月」について考えてみたいと思います。

 望月(ぼうげつ、もちづき)は「満月」の異称とされていますが、「望」は呉音・宋音「モウ」・漢音「ボウ」、訓読み「のぞ-む」であり、「もち」と読むことはできませんから、本来は「餅のように丸い餅月」であったと考えます。

 親鸞の文書を研究されていた古田武彦氏さんや国語学者大野晋さんから「漢字は明治まではいろんな字を当て字(宛て字)としていた」と教えられましたが、意味から見て「餅月」がふさわしい当て字であるにもかかわらず、誰かが風流に「望月」の当て字に変えて現代に伝わったようです。

 この丸餅の由来については、「縄文ノート25 『人類の旅』と『縄文農耕』、『3大穀物単一起源説』」で「アフリカ原産のタロイモ(タイモ、エビイモ、タケノコイモ、サトイモ)やヤムイモ(ヤマノイモ、山芋)を主食とした熱帯・亜熱帯・温帯のイモ食文明の解明は『穀物文明史観』のもとで遅れているといわざるをえません。・・・中秋の名月サトイモを供えて月見する芋名月や、輪切りにしたサトイモを模した『丸餅』を雑煮として食べる習慣などからみて、その起源は稲や粟を備える祭りより古い可能性があります。縄文土器の底のおこげの再現実験や縄文人の歯石の分析など、イモ食文化について本格的な研究が求められます」と書きましたが、そもそも丸餅はサトイモの輪切りからきている可能性が高いといえます。

 さらに「縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ」で「里芋が『宇毛:ウモ』(万葉集)と書かれ、『モチヒ』が『毛知比』(倭名類聚抄)と書かれ、『モ』に『毛』字が当てられているていることをみると、『毛が生えているサトイモ』からの漢字使用と思われ、『チ』は『乳』の可能性があり、『ウモ(里芋)チ(沖縄弁で乳房)』は『里芋を練った乳房のようなむっちりとしたウモチ」の可能性もあります。私が過ごした岡山・姫路・京都など関西では雑煮に必ずサトイモを入れることや、餅を使わない雑煮を作る地方もあり、西日本の丸餅が角餅より先行し、南方系の『里芋の輪切り』からきているという説からみて、日本のもち食文化は、サトイモ食からの『もっちり』『もちもち』大好きから来ている可能性が高いと考えます」と書きましたが、「餅」名の由来は「もっちり・もちもち」という乳房からきて丸い形が好まれた可能性があります。

 問題は、この「もち」語のルーツはどこからかですが、私は「倭音倭語・呉音漢語・漢音漢語」の日本語の3層構造において、農業語・宗教語などの倭音倭語がドラヴィダ語系であることを大野晋さんの『日本語とタミル語』から次表1・2のようにまとめましたが、「もち」の語源についてはノーマークでした。―「縄文ノート28 ドラヴィダ系海人・山人族による稲作起源論」「参照

 

 

   

  改めて大野晋さんの『日本語とタミル語』をみてみると、タミル語の「mat-i(マチ)」は満月を表し、日本語の「möt-imoti(もち)」(満月、望の月)に対応し、8世紀には「a→ö」の母音交替があったというのです。中国語は「満月(mǎnyuè)」ですから、「もちづき=望月=満月」はタミル語の「mat-i(マチ)」が「moti(もち)」と発音されるようになった可能性が高く、元々は「丸餅=丸いも餅」がルーツであった可能性があります。

 大野晋氏は・・・南インドに始めて調査に出かけた時の115日の「ポンガル」の祭りを体験した時の劇的な出会いを紹介しています。2つの土鍋に牛乳を入れ泡が土鍋からあふれ出ると村人たちが一斉に「ポンガロー、ポンガロー」と叫び、一方の土鍋には粟と米(昔は赤米)と砂糖とナッツ、もう一方の土鍋には米と塩を入れて炊き、カラスを呼んで与えるというのです。日本でも青森・秋田・茨城・新潟・長野に小正月115日)にカラスに餅や米、大豆の皮や蕎麦の殻、酒かすなどを与える行事が残り、「ホンガ ホンガ」「ホンガラ ホンガラ」と唱えながら撒くというのです。「ホ」は古くは「ポ」と発音されることは、沖縄の「は行」が「ぱ行」となる方言に残っていますから「ポンガ=ホンガ」であり、なんと、インド原住民のドラヴィダ族の小正月の「ポンガ」の祭りが日本にまで伝わっているのです。縄文土器の縁飾りはこの「泡立ち=ポンガル」を表現しているのではないかと考えます」と前に書きましたが、115日の「mat-i(マチ:満月)」とどのような宗教的な関係があるのか、「もち食」や「もちもち」の感触などと関係があるのかどうか、461の民族、200以上の言語があるとされるインドの祭りや食文化については今後の調査課題です。―縄文ノート「29 『吹きこぼれ』と『おこげ』からの縄文農耕論」「30 「ポンガ」からの「縄文土器縁飾り」再考」「縄文ノート41 日本語起源論と日本列島人起源」「108 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説」参照 

   

 □参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)()の国の古代史』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア海洋民族像」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団         http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「神話探偵団136 私の方法論―最少矛盾仮説、仮説検証、総合的判断」の紹介

 Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」に「神話探偵団136 私の方法論最少矛盾仮説、仮説検証、総合的判断」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 建国史・縄文社会・人類史の探究ではあまり意識しないままに「各分野の調査・分析・研究の整理・分析・追加調査・再現実験」を行うとともに、「総合的仮説」を構築し、「追加調査・分析・統計的解析・再現実験による仮説検証」を行い、「総合的判断による最少矛盾仮説の採用」というやり方をとってきました。

 これは、私の市町村・都府県・国の各種(総合計画・産業・都市・インフラ・防災・福祉・教育・文化・行財政・施設・住民活動・広域連携など)の計画づくりの仕事での調査・分析・計画の方法論を元にしたもので、ボトムアップ型(積み上げ型・問題解決型)とトップダウン型(分割型・将来像実現型)の両方からのアプローチで最適解を「総合的調査・分析・判断」により見つけるという方法の転用とです。

 素粒子学や遺伝子学などのように基本単位・基本原理の解明に向かう研究とともに、他方では宇宙科学や人類学、生態学、都市・地域学、医学、経済学などのように基本単位・原理の複雑な関係の総合的な解明をめざす分野や、工学のように基本原理・法則の解明はできないまま仮説実験で実用的な最適解を求める分野もあり、「部分的な原理・法則の解明」「全体的・総合的な原理・法則の解明」を同時に行い、最少矛盾仮説の採用で総合的な最適解を求める、という私の方法論を整理しました。

本ブログの「縄文論」としても、アフリカでの人類誕生から出アフリカ後に日本列島にたどり着き、1万数千年の縄文社会の全体の解明と世界史の中への位置づけを検討する際の参考にしていだければと思います。 雛元昌弘

 

    

 

   

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)()の国の古代史』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア海洋民族像」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

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「神話探偵団135 記紀神話の9つの真偽判断基準」の紹介

 Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」に「神話探偵団135 記紀神話の9つの真偽判断基準」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina

「縄文社会論→日本列島人起源論→人類起源論」に集中するようになったため、スサノオ大国主建国論に取り組んできたGooブログの「神話探偵団」は、200413「神話探偵団132 播磨国風土記からみたスサノオ大国主の国づくり―槍と鋤、丹」、200416「神話探偵団133 『大国主王墓』を捜す」、210204「神話探偵団134 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ」から1年あまり中断していました。

 『スサノオ大国主建国論―霊(ひ)の国の古代史』をアマゾンキンドル本にまとめるにあたり、追加する必要がある論点など、順次、紹介していきたいと考えます。

本ブログの「縄文論」としても、スサノオ大国主神話は縄文海人族の交易活動、母系制社会、妻問夫招婚、霊(ひ)宗教、縄文巨木建築などの解明の重要な手掛かりであり、その記紀神話の真偽判断基準の検討は欠かせないテーマであり、参考にしていだければと思います。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団              http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/