ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

縄文ノート146 日本人似の外国人

 楽天ブログ「NoWar2022 44ブリヤート人キルギス人とウクライナ戦争」では、モンゴルに接しているロシア連邦ブリヤート共和国の若者や中国に接しているキルギス共和国からの「移民」の若者を高給で契約軍人としてウクライナ戦線に送り出し、ロシア人よりも高い割合で死者を出しているという6月30日のNHKの「国際報道2022 北欧2国のNATO加盟をトルコが移転支持」を紹介しました。―「https://plaza.rakuten.co.jp/nowar2022」参照 

 すでに何度も書きましたが、ブリヤート人には日本人に一番多いY染色体D型がみられ、NHKスペシャル「日本人 はるかな旅⑴ マンモスハンター、シベリアからの旅立ち」(2001年)などでも「日本人バイカル湖畔起源説」として紹介されてきています。さらに、キルギス共和国には「キルギス人と日本人は兄弟で、肉が好きな者はキルギス人となり、魚が好きな者は東に渡り日本人となった」という伝説があることを何かの番組でみた記憶があります。

 興味のおもむくままに横道に逸れ、細部にこだわるのは私の悪い癖ですが、昔から気になっている「人相」についてメモしておきたいと思います。

 私の母親ゆずりの丸顔・広額は中国南部系では、ガッシリ短足は縄文系か、母方の祖母・曾祖母・叔父の長身足長体系はドラヴィダ系では、父方の叔父の長身胴長体系は北方騎馬民族系では、高校時代に好きだった同級生や長男の妻は東南アジア系ではなどと夢想していましたが、リタイアして増えたテレビ番組を見ていると、ブータン人にはかなりの割合で日本人に似た顔があり、チベット人ブリヤート人にも似た顔がみられ、中国の雲南省四川省などのイ族(夷族、烏蛮族、ロロ族など)やミャンマー・タイなどの東南アジア山岳地域の少数民族にも日本人似がかなり見られます。エチオピア人にも日本人似がいてびっくりすることもあります。

 もともとの人類全てのルーツがアフリカにあり、多民族遺伝子同士では、互いに似た者同士がいて当然なのですが、日本人同士でも私はよく「あんた〇〇ちゃん」と間違えられたことがあります。

 この機会にHPを検索してみると、「日本人に顔が似ている民族・国家 TOP20」というブログがヒットしましたので、紹介しておきたいと思います。作者のkejifua3baさんがどういう人かわかりませんが、評価をみていると韓国に住んだことがあり諸外国にもよく行っている人のようであり、私などとは大違いですので体験的な印象が参考になります。

 なお、DNA、人種、民族、国民については、歴史・言語・文化・宗教・政治などのどこに共同性を認めるかで異なってくるのであり、私は喧嘩・戦争・支配を行うためではなく、互いの違いと共通性を確かめ、友好・平和・共存のために総合的な研究が必要と考えています。

 

 この評価の2位ブータン人、3位インド人(北東部)、7位チベット人、8位韓国人、9位アンダマン人(インド領)、11位ブリアート人、14位中国人、16モンゴル人などはなるほどと思いますが、中国には55の少数民族がおり、広西チワン族内モンゴル寧夏回族、新疆ウイグルチベットの5自治区があり、ロシアには190の基幹民族(うち人口5万人未満の47少数民族)からなり、共和国22、自治州1、自治管区4があるなど、民族単位でみないと人相の類似性比較は意味がないといえます。―後掲の図2~4参照

 中国のチベット自治区、ロシアのサハ・ブリヤートアルタイ共和国とチュクチ自治管区、インドの北東部(シッキム・アッサムなど)などが取り上げられていますが、中国では雲南省四川省広西チワン族自治区などの少数民族などの調査も求められます。

 表にはY染色体D型の欄を私が追加しましたが、「◎・〇」は縄文人が日本列島にやってきたルートと符合しており、私の「南方・北方両ルート起源説」を裏付けています。

 

   

 将来、人相を決めるDNA研究(頭蓋骨の形状、鼻の高さ、切れ目、一重瞼、唇形、縮れ毛など)と世界の特に人種交雑の少ない少数民族や辺境人のDNAと顔のAI分析が進めば、日本列島への人類の移動ルートを確定する1つの手がかりになるのではないでしょうか?