ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

「日本列島文明論5 「土器(縄文)文明論」の検討課題」の紹介

 Livedoorブログの「帆人の古代史メモ」で「日本列島文明論5 「土器(縄文)文明論」の検討課題」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito/
 「日本列島文明論4 『縄文文明論』考」の前に書いたメモで、縄文社会研究会で提案したものです。 「石器―土器―鉄器」の時代区分は、武器ではなく生活用具・生活文化を時代区分にしたものであり、文明論としても「健康で安定した土器鍋食文化」「芋穀実菜魚介肉食文化」という新たな時代を切り開いたと考えたからです。
 口頭で発表するためのメモであり、分かりにくく、整理もまだまだ不十分ですが、「縄文社会・文化」を世界文明の中でどのように位置づけることができるか、ご検討いただければと考えます。雛元昌弘

「邪馬台国ノート4 「神籠石(磐座)」「神籠列石(磐境)」が示す霊(ひ)信仰」の紹介

 Seesaaブログ「ヒナフキン邪馬台国ノート」に「邪馬台国ノート4 「神籠石(磐座)」「神籠列石(磐境)」が示す霊(ひ)信仰」をアップしました。https://yamataikokutanteidan.seesaa.net/
 この小論は2017年7月に書いたレジュメ「『神籠(こうご)石・神籠列石』が示す霊(ひ)信仰の磐座(いわくら)と磐境(いわさか)」を加筆・修正したものです。
スサノオ大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム:梓書院、2009年)においては、邪馬台国甘木高台説にたち、朝倉市杷木町の杷木神籠石(はきこうごいし)や筑後国山門郡(みやま市瀬高町)の女山神籠石(ぞやまこうごいし)など、邪馬壹国を2重に囲む神籠石群を邪馬壹国防衛の山城としていましたが、このレジュメではこの前説を否定し、「神籠石(かみこもりいし)=磐座(いわくら)」「神籠列石(かみこもりれっせき)=磐境(いわさか)」の霊(ひ)宗教施設説に変更しました。
 邪馬壹国の卑弥呼(霊御子・霊巫女)の鬼道については、霊(ひ)信仰=祖先霊信仰としてきましたが、神籠石説で整合性を図っています。
 縄文論としては、土器(縄文)時代から続く霊(ひ)宗教論として「磐座」「磐境」を見ていただければと考えます。土器(縄文)時代の環状列石と四角の磐境、さらには円墳・方墳の関係については、いずれ考察したいと考えています。雛元昌弘

宗像大社の高宮の「神籬(ひもろぎ)」「磐座(いわくら)」「磐境(いわさか)

f:id:hinafkin:20200328194036j:plain



「日本列島文明論4 『縄文文明論』考」の紹介

 Livedoorブログの「帆人の古代史メモ」で「日本列島文明論4 『縄文文明論』考」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito/
 1年前の2019年3月の「『縄文文明論』考」に「文明とは」など加筆・修正したものです。まだまだ「縄文文明」「土器(縄文)文明」「日本列島文明」などの用語も迷っている最中ですが、「縄文社会研究会」から外に議論を広げるために公開しました。
 文明の基準をどう考えるか、霊(ひ)信仰・霊継信仰の「八百万神」信仰文明で考えるか、土器鍋による食文化文明で考えるか、母系制社会など海洋交易民文明ととらえるべき、などまだまだ検討段階です。
 土器(縄文)時代論と合わせて、英語に翻訳してみてから再検討する、ということも必要かもしれません。雛元昌弘

「アマテル論8 アマテル5と二人のニニギ」の紹介

 Livedoorブログに「アマテル論8 アマテル5と二人のニニギ」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito/
 邪馬壹国と笠沙天皇家3代の接点にある「ニニギの天降り」の真相はほぼ解明できました。
 「古代史を天皇中心史にしたい皇国史観・新皇国史観にとっても、神話を後世の創作として全面否定したい反皇国史観にとっても、太安万侶は「邪魔者」とされてきましたが、推理力にあふれたミステリーファンが彼の暗号に気づき、各地に残る伝承や地名を調べ、彼の名誉回復を図ることを期待したいと思います」というのが私アマテル論1~8の最後のメッセージです。なお、アマテル論1~7には修正点がでてきており、明日中に訂正・修正します。
 縄文論(土器時代論)とは直接には関係しませんが、古事記を手掛かりにして土器時代(縄文)社会を見ようとするなら、太安万侶の目を通して古事記を読んでいただければと考えます。雛元昌弘

ニニギ2の天降り地図

f:id:hinafkin:20200326220307j:plain

天降り地図

 

「神話探偵団130 8つの出雲王朝仮説2016」の紹介

 Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」で、「神話探偵団130 8つの出雲王朝仮説2016」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina
 古いレジュメで恐縮ですが、2016年11月に「梁山泊」の仲間9人と出雲の旅に行くにあたってまとめたレジュメをもとに加筆・訂正し、次の8つの出雲王朝仮説について再掲しました。この旅で、私は「スサノオ大国主建国王の墓はどこか?」「古代製鉄の拠点はどこか?」を考え続けていましたが、「大国主の墓」については4か所の仮説地から1か所の仮説地にほぼ絞り込むことができ、スサノオの墓と古代製鉄拠点については少し前進、というところです。来年には「スサノオ大国主探偵団」としてまとめたいと思っております。雛元昌弘
 土器(縄文)時代の次の時代として御覧になっていただければと思います。雛元昌弘
<8つの仮説>
1 出雲大社正面に祀られた始祖神「別天(ことあまつ)神五柱」は壱岐対馬の「天(海人)族」
2 伊耶那伎(イヤナギ)が出雲・揖屋の王女・伊耶那美(イヤナミ)に妻問
3 「委奴国王」は「壱那(稲)国王・スサノオ
4 ヤマタノオロチは出雲を支配していた吉備の製鉄王
5 大国主一族が鉄先鋤で広めた水利水田稲作
7 「国譲り神話」は大国主の御子たちの後継者争い(筑紫対出雲・越)
8 「山・鉾・屋台神事」のルーツは出雲の「青葉山」と播磨国総社の「1ツ山・3ツ山」神事
土器(縄文)人の言語はそのまま倭語に引き継がれた、と私は考えています。雛元昌弘

 

 「海を光らして依り来る神」の船がやってきた瀬戸内海のさざ波の逆光風景

f:id:hinafkin:20200322182429j:plain

 

「日本列島文明論2 「『日本列島文明論』のフレーム」の紹介

 Livedoorブログで「日本列島文明論2 「『日本列島文明論』のフレーム」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito/
 縄文社会論(土器社会論)から「石器―土器―金属器」時代区分を提案し、一神教同士の宗教戦争に対して霊(ひ)信仰の「八百万神信仰」を世界にアピールしたいと考え、「日本列島文明」について考えた全体フレームをまず紹介します。2019年12月末改訂の『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)の「日本文明論」をもとに修正したものです。
 世界文明、東アジア文明の中に位置付けて情報発信すべきと考えます。 雛元昌弘

 

       「日本列島文明論」の全体フレーム

f:id:hinafkin:20200321125225j:plain

 

「アマテル論7 筑紫王朝の女王たち」の紹介

 Livedoorブログに「アマテル論7 筑紫王朝の女王たち」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito/
 これまで「筑紫大国主王朝」として書いてきましたが、正確には「筑紫鳥耳王朝」として女王国であることを強調すべきなのですが、唐突なので本文では「筑紫大国主・鳥耳王朝」、タイトルなどでは「筑紫王朝」とシンプルに書きました。
 古田武彦氏の九州王朝説、安本美典氏らの邪馬台国東遷論とも関係するテーマであり、スサノオ大国主建国と邪馬壹国の関係について考えていただければと考えます。
次回は、アマテルが高天原から薩摩半島西南他の笠沙に天降らせたとするアマテル5とニニギの正体に迫り、猟師の「山幸彦=山人(やまと)」の笠沙天皇家3代の解明を行いたいと考えます。
 縄文論としては、土器(縄文)時代から続く海人族の母系制社会の延長上に女王国の筑紫王朝の高天原や邪馬壹国があったいう歴史の流れとして読んでいただければ幸いです。太陽神から人間となった敗戦後の「人間天皇家」の歴史の解明は、象徴天皇制女系天皇論にとって重要なテーマと考えています。雛元昌弘
 
「筑紫王朝」「邪馬壹国」「笠沙天皇家」の歴史と中国史書の関係 f:id:hinafkin:20200319161449j:plain


イヤナギ・スサノオ大国主一族の筑紫古社ゾーン

f:id:hinafkin:20200319161502p:plain