ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

「神話探偵団139 史聖・太安万侶の古事記からの建国史」の紹介

 Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」に「神話探偵団139 史聖・太安万侶古事記からの建国史」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 私のスサノオ大国主建国論は、古事記(ふるのことふみ)を中心に置き、日本書紀風土記万葉集、魏書東夷伝倭人条・後漢書三国史記新羅本紀などの文献、神社伝承や民間伝承、地名、物証(農耕痕跡・石器・玉器・青銅器・墓等)などを総合的に検討してきましたから、古事記の評価が何よりも重要となります。

 これまで「古事記偽書説」「記紀神話8世紀創作説」「太安万侶非実在説」など、シュリーマン以前の19世紀のヘーゲル左派の「キリスト神話説」「キリスト非実在説」に倣った「日本神話否定史観」に対し、私は太安万侶こそが日本の「史聖」であり、古事記こそが「日本最初の根本史書」であると考えています。

 「スサノオ大国主建国論と天皇家建国論の2層構造」の古事記と、「ドキュメンタリー・ミステリー・ファンタジー3表現」で書き上げた太安万侶復権と名誉回復を図っておきたいと考えました。

 本ブログの「縄文論」としても、スサノオ大国主建国から遡って縄文社会の解明を進める作業の参考にしていただければと思います。 雛元昌弘