ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

縄文ノート82 縄文文明論の整理から世界遺産登録へ

 世界遺産委員会の諮問機関であるイコモスにより、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録にふさわしいとの勧告がなされたことを喜びたいと思います。4道県など関係者の粘り強い取り組みには支持・敬意を表してきましたが、縄文文化・文明の一部しか申請されていなことから、「日本中央縄文文明(長野・新潟・群馬・山梨)の世界遺産登録」を提案してきました。

 ただ、縄文人のアフリカからのルーツをたどり、世界の氏族・部族共同体社会の文明の中での縄文文明の位置づけを検討するうちに、琉球から日本列島全体の及ぶドラヴィダ海人族・山人族の縄文文化・文明の世界遺産登録が必要と考えるようになりました。日本列島人の起源に関わるアフリカからの「海の道」と「マンモスの道」の横軸(地理軸)での位置づけです。

 一方、スサノオ大国主建国論から縄文社会研究に入った私としては、ユネスコ無形文化遺産されたスサノオ大国主一族の「山・鉾・屋台行事」と4つの宗教世界遺産厳島神社熊野古道、富士山信仰、宗像・沖ノ島遺産群)や世界に広がってきている「和食」と縄文文明を結びつける縦軸(歴史軸)の整理が不可欠と考えるようになりました。 

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 この横軸(地理軸)と縦軸(歴史軸)で「縄文文明」の全体像を明らかにし、世界の古代文明の中に位置付けるためには、「北海道・北東北の縄文遺跡群」に「日本中央縄文遺跡群(長野・新潟・群馬・山梨)」を追加するだけでは不十分であり、日本列島全体の縄文文明の世界遺産登録の申請が必要と考えます。

 侵略を受けることのなかった日本列島での文明・文化の連続的な発展は、世界の失われた古代文明の解明に重要な基準を与えることができるのです。日本は土器分析中心の「ガラパゴス的縄文・弥生研究」に閉じこもることなく、世界史全体、特に失われたアフリカ・アジア・オセアニア南北アメリカの文明の解明に貢献すべきなのです。

 今、遺跡・遺物の分析を研究対象とする考古学・歴史学は、縄文時代を「農耕や巨大宗教遺跡・都市、文字」などのない前文明の「未開時代」としてとらえていますが、梅原猛梅棹忠夫安田喜憲川勝平太中尾佐助佐藤洋一郎氏ら哲学・生態学・地理学・経済学・植物学・植物遺伝学の分野の人たちは「縄文文明」の主張を行っています。軍国主義的・帝国主義的なギリシア・ローマ・西欧文明発展史観からの西洋中心史観の「文明観」にとらわれ、残りやすい「石とレンガの文明」しか眼中にない考古学・歴史学がむしろ世界の中では孤立しているのではないか、と考えます。

 今こそ、人間活動の全体、産業(農業・工芸・交易)、労働(分担・分業)、生活(食・衣・住)、社会(共同体・国家)、芸術(音楽・詩・美術)、宗教を総合的にとらえた文明論を打ち立て、その中に日本列島文明を位置付けるべき時と考えます。

 

1 これまでの文明論の経過

 私は歴史については素人で系統的に勉強してきていないため、まず関心のあるテーマについてキーワード検索によるネット情報レベル(ウィキペディアなど)で仮説を考え、それから関係資料を読むという仮説検証型で分析してきました。その結果、紆余曲折の誤りも多いのですが、これまで次のような小論を書いてきました。

 スサノオ大国主建国論を原点として「縄文社会研究会」に入ったことにより、縄文からスサノオ大国主建国を連続したものとして捉えましたから、日本文明を中国文明の一部、あるいは派生型とみる弥生人征服史観ではなく、その独自性(開かれた内発的自立発展、海洋交易民、多DNA共通言語・文化、霊(ひ)・霊継(ひつぎ)宗教、妻問・夫招婚の母系制、土器鍋文化、芋豆実穀森林農耕(焼畑循環農耕)、氏族・部族共同体社会など)に着目し、日本列島文明を考えてきました。

 

⑴ 「帆人の古代史メモ」 日本列島文明論 http://blog.livedoor.jp/hohito/

 1 「農耕民文明・狩猟牧畜民文明」から「海洋交易民文明」へ 200317    

 2 「日本列島文明論」のフレーム 200321

 3 「世界4大文明論」対「ギリシア文明・日本文明論」 200323  

 4 「縄文文明論」考 200327 

 5 「土器(縄文)文明論」の検討課題 200329  

 6 日本列島文明論メモ:サミュエル・ハンチントン文明の衝突』より 200403

⑵ 「ヒナフキンの縄文ノート」 https://hinafkin.hatenablog.com/

 Ⅷ 縄文文明論

  Ⅷ-1    「石器―土器―金属器」の時代区分を世界へ 150723→0816

  Ⅷ-2(48) 縄文からの「日本列島文明論」 200729→210228

  Ⅷ-3(50) 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ 200207→210203

  Ⅷ-4(51) 縄文社会・文明論の経過と課題 200926→210204

  Ⅷ-5(58) 多重構造の日本文化・文明 210222

 Ⅸ 世界遺産登録 

  Ⅸ-1(49) 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録をめざして150923→210230 

  Ⅸ-2(59) 日本中央縄文文明世界遺産登録への条件づくり 210226

  Ⅸ-3(77) 「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録の次へ 210603・04・08

 

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2 歴史軸・地理軸からの「多元・多層文明史観」へ

 「古代文明」の定義を巡っては試行錯誤しながら論じてきましたが、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の次のステップとして「縄文文明の世界遺産登録」をめざすとするなら西欧中心史観の「文明」の定義から議論し、世界遺産委員会とユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)に新たな認定基準を提案する必要があると考えるに至りました。―「縄文ノート48 縄文からの『日本列島文明論』」「縄文ノート49 『日本中央縄文文明』の世界遺産登録をめざして」「縄文ノート51 縄文社会・文化・文明論の経過と課題」「縄文ノート58 多重構造の日本文化・文明論」

 古代文明論では、水平軸(地理・環境・農耕・交易・産業革命・侵略)の「ヨーロッパ(西欧)中心文明論」と「アジア(東洋)起源文明論(4大古代文明論)」に加え、砂漠・草原地帯の「西・中央アジア文明」を分離した「3地域文明論(西欧、西・中央アジア、南・東アジア)」、アフリカ・アメリカを加えた「四大文明論」「五大文明論」、大陸文明に対して海洋交易と侵略に着目した「海洋文明論」(地中海、日本海東シナ海)を加えた「六大文明論」などがあります。

 また垂直軸(歴史軸)では、灌漑農耕・巨大宗教施設・都市・科学・文字などに着目した「四大文明論(エジプト・メソポタミア・インダス・黄河)」、都市生活・文化を重視した「ギリシア・ローマ・西欧文明論」、生産手段所有関係を基準としたマルクス・エンゲルスの「階級社会文明論」などがあります。

 あくまで仮設段階の整理ですが、次のようになります。

 

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 私の提案は、「縄文ノート77 『北海道・北東北の縄文遺跡群』世界文化遺産登録の次へ」の次図でまとめたように、イコモス(国際記念物遺跡会議)の「農耕・牧畜社会」=「文明段階」、「採集・漁労・狩猟社会」=「未開段階・先史時代」とする西欧中心主義の「一元的段階的文明観」に対し、「多元的重層的文明観」への転換です。

 

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 各文明は時代ごとに、文字はないが高度な芸術(土器・地上絵など)・芸能(骨笛・土笛など)が見られる、都市はないが広域的な交易が行われているなど、発展段階の異なる多層な要素から構成されており、その塊として「アフリカ文明」「古アメリカ文明」「日本列島文明」などの呼称が付けられるべきであると考えます。

 ギリシャ・ローマ・西欧の文明発達史観による文明基準ではなく、これまで未開とされてきたアフリカ・東南アジア・オセアニア南北アメリカを包括した文明観の確立と「文明の交流」を提案すべきと考えます。―「縄文ノート48 縄文からの『日本列島文明論』」、「縄文ノート49 『日本中央縄文文明』の世界遺産登録をめざして」、「縄文ノート51 縄文社会・文化・文明論の経過と課題」参照

 

3 ユネスコ世界遺産登録基準の見直しの提案を

 「縄文ノート77 『北海道・北東北の縄文遺跡群』世界文化遺産登録の次へ」の繰り返しになりますが、アフリカ・アジア・オセアニア・古アメリカの文明観の見直しにより、今、国連が求めている「持続可能な社会(Sustainable society)」あるいは「持続的開発可能な目標(Sustainable Development Goals: SDGsエスディージーズ)」に向けて、現在の世界遺産登録の基準は見直される必要があると考えます。

 この基準を設ければ、森林破壊の工業的農業・牧畜によって壊滅させられてきているアフリカ・アジア・オセアニア南アメリカ焼畑農業は保護されるべき文明なのです。また、これまで「負の世界遺産」とされてきた戦争や奴隷制度、ホロコーストや原爆投下・原水爆実験・原発事故などの遺産もまた、次の時代に向けて記憶を残すべき「命(DNA)の継承」を基準として記憶にとどめるべき遺産とすべきなのです。

 現在、評価基準の5では「人類と環境とのふれあいを代表する顕著な見本」という項目が見られますが、「ふれあい」などではなく重要なのは「全生類の命(DNA継承)」であり、「命(DNA継承)」を中心に置いた文明観からの新たな登録基準⑺を提案すべきと考えます。4人に1人が亡くなった沖縄戦の「命(ぬち)ぞ宝」の教訓を活かすべきです。

 「縄文ノート77 『北海道・北東北の縄文遺跡群』世界文化遺産登録の次へ」から次表を再掲します。 

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4 「縄文文明論」の整理・統合へ

 これまでに梅原猛氏は「森の文明論」、中尾佐助・佐々木高明氏らは「照葉樹林文明論」、梅棹忠夫氏は「遊牧民文明論」「生態史観文明論」「神殿都市論」、安田喜憲氏は「森の文明」「稲作漁撈文明」「日本海文明」「生命文明」など多角的文明論、川勝平太氏は「海洋文明論」を提案してきました。

 今や、「縄文文明論」は芸術・哲学・植物学・農学・民族学民俗学・地理学・経済学・宗教学・社会学国語学・遺伝子学などを含めた、総合的な展開を見せています。

 

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 上田篤元阪大教授の提案により始まった「縄文社会研究会」では、「縄文文化論」と「縄文文明論」の中間に位置するものとして「縄文社会」(主に生活や社会構造、文化・宗教など)を研究テーマとし、「妻問夫招婚の母系社会論」や「森と木の文明論(鎮守の森、巨木建築)」、「家族・共同体論を含めた住宅・集落論」、「倭(和)語論」などをテーマとしてきましたが、私はスサノオ大国主建国論からアプローチしたことにより、主に「海洋交易民論(海人族論)」「霊(ひ)信仰論(神名火山・神籬・動物神使論)」「穀類起源論」「共同体社会論」「縄文人起源論」などを提案してきました。

 岡本太郎氏は考古学・歴史学が発掘・分類してきた縄文土器を「縄文芸術」として新たな文化・文明として世界にアピールしたのですが、「縄文芸術」と認めるとそこには縄文芸術家がいたことになり、精神的・文化的に「高度な分業社会」が成立していたとみるべきです。私はそのレベルの分業社会は「部族社会」に相当し、「未開・野蛮」時代ではなく、「文明社会」として位置付けるべきと考えています。

 この1点だけをとってみても明らかなように、考古学・歴史学に閉じこもっていたのでは縄文文化・社会・文明を論じることはできないのであり、「縄文文明」の世界遺産登録を目標に、各分野の参加をえて議論を深める必要があると考えます。

 

5 「縄文文明」の世界遺産登録へ向けて議論を!

 Y染色体E型のアフリカ西海岸のナイジェリアのイボ人などと分岐したY染色体D型の縄文人は、「主語-目的語-動詞」言語族の移動、霊(ひ)信仰に基づく天神信仰の神名火山(神那霊山)・神籬(霊洩木)・磐座信仰、地母神信仰の母系制社会を示す妊娠土偶や女神像・石棒(金精)・円形石組・環状列石、黒曜石採掘加工・土器製作の広域分業体制、日本海の広域交易体制、イネ科植物や芋・豆・栗類と容器になるヒョウタンなどの栽培、頭脳の発達を促す糖質・魚介食文化、インダス文明の担い手であったドラヴィダ族の信仰・農耕言語(倭音倭語)の継承、アフリカの円形平面住宅を引き継いだ竪穴式住居、東南アジア海人(あま)族の竹筏・丸木舟や照葉樹林帯の山人(やまと)族のモチ食文化など、アフリカからの人類・文化拡散の痕跡をはっきりと残して伝えています。

 その総合的な研究レベルは、世界の人類史の1つの標準モデルとなるものであり、沖縄から九州、若狭、北陸、東北・北海道へと続く対馬暖流の海人族文化・文明や山人族の文化・文明として、全国の縄文文化・文明を網羅した世界遺産登録の申請討が必要と考えるようになりました。

 「縄文ノート59 日本中央縄文文明世界遺産登録への条件づくり」の表をもとに、「縄文文明」の世界遺産登録へ向けた登録申請の表を作成しなおしました。 

  

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6 命(霊継=DNA継承)の文明を世界へ

 思い起こせば、縄文芸術を世界に大きくアピールしたのは岡本太郎氏ですが、そのシンボルといえるのが1970年の大阪万博の「生命の樹」(俗称:太陽の塔)でした。

 

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「縄文ノート31 大阪万博の『太陽の塔』『お祭り広場』と縄文」の再掲になりますが、縄文論の原点としてお付き合いください。

 万博広場中心に置かれていた塔は「太陽の塔」とされていますが、全体が「霊(ひ)」を天には運ぶ翼を広げた鳥の形をし、体内には海からの生類の誕生と発展を示す「生命の樹」を置き、地下には生命の海=龍宮(琉球)を示す「海の顔」を、背中には原発を象徴する「黒い地上の太陽」の顔を、腹には苦悩に満ちて怒っている人の顔を、頭には「神使」の鳥の顔を付けたその全体は、岡本氏の当初の命名の「生命の樹」そのものなのです。

 

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 「自分の中に毒を持て」と語っていた岡本太郎氏はちゃんと背中に「黒い地上の太陽=原発」を描き、「世の中が怒りを失っていることに、憤りを感じるのだ」という腹の人間の顔はゆがんで怒りに満ちているのです。

 「縄文に帰れ」「本土が沖縄に復帰するのだ」「火炎式縄文土器は深海のシンボル」と述べていた岡本太郎氏の縄文の原点に帰るならば、「縄文文明」は「生命の文明」「命の文明」としてとらえるべきなのです。

 「人類の進歩と調和」を掲げ、美浜原発からの電力を使うスタートとなった1970年大阪万博に対し、アメリカのスリーマイル島原発ソ連チェルノブイリ原発、日本の福島第1原発と重大事故が相次ぎ、しかも「核のゴミ」のプルトニウム239の半減期は3万年と人類の歴史より長い未来にかけて管理する以外にないのです。地球環境の悪化と食料危機、格差社会の拡大、国家・民族間対立の激化など半世紀を経て「人類の進歩と調和」とは程遠い状態にあります。

 地盤沈下が著しい大阪経済界は景気浮揚策として2025年に再び大阪万博を計画し、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げています。

 「いのち」を掲げる以上、何よりも深刻化する軍事対立や人権抑圧、食料危機、異常気象災害などをテーマにしなければならないと思いますが、そのような志などどこにもなく「医療・製薬産業と観光客誘致のためのイベント」「失敗した臨海部開発の一時的な活用」に終わりそうです。

 1970年にはべ平連の呼びかけで市民グループや芸術家、公害・原発に反対する住民団体などは大阪城公園で「反万博(ハンパク)」のイベントが行われましたが、私なども岡本太郎氏の「縄文に帰れ」「本土が沖縄に復帰するのだ」というシンボルの「生命の樹」の意味はやっと最近になって理解しました。

 2025年大阪万博に対しては、今度こそ、縄文文明から今に続く「命(ぬち)どぅ宝」の文化・文明のアピールを世界に向けて行いたいと考えます。

 「山・鉾・屋台行事」は祖先霊が天に昇り、降り立つアフリカ湖水地方からエジプト・メソポタミアインダス文明などに繋がる神名火山(神那霊山)信仰が日本列島に縄文人によって伝わり、出雲大社の前に置いた青葉山に神霊を移す宗教行事となり、播磨国一宮の伊和神社の宮山神事を経て、播磨国総社の一ツ山神事(60年に1度)と三ツ山神事(20年に1度)となり、さらに各地のお山神事となり、スサノオの霊を播磨の広峰神社から京都の八坂神社に運ぶなど、「山」を動かせるようにしたのが山・鉾・屋台行事であり、スサノオ大国主一族の八百万神信仰に基づいています。―ヒナフキンスサノオ大国主ノート:「神話探偵団74 『一ツ山』『三ツ山』は古代出雲の『青葉山」と同じ?」「神話探偵団75 『一ツ山』『三ツ山』は『舁(か)き山』『曳き山』のルーツ?」参照 https://blog.goo.ne.jp/konanhina/e/d590ba55d06d82e8d54032d30f8bed0f

https://blog.goo.ne.jp/konanhina/e/2797b39793e174df8e0f796386553975

 「厳島神社熊野古道、富士山信仰、宗像・沖ノ島遺産群)」の宗教世界遺産もまたスサノオ大国主一族の八百万神の霊(ひ)・霊継(ひつぎ)信仰に基づくものであり、女神・を祀る富士山信仰は神名火山(神那霊山)信仰そのものです。

 そして、その原点である神名火山(神那霊山)信仰は、信州の蓼科山福島県の高原山など、縄文時代に遡るのです。―「縄文ノート35 蓼科山を神名火山(神那霊山)とする天神信仰」「縄文ノート40 信州の神那霊山(神名火山)と『霊(ひ)』信仰」「縄文ノート44) 神名火山(神那霊山)信仰と黒曜石」参照

 一過性の産業・観光イベントとしてでなく、岡本太郎氏が「縄文に帰れ」と構想した命(霊継=DNA継承)の文明のイベントとして「縄文文明の世界遺産登録運動」を提案したいと思います。

 

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□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号) 

    2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団         http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/