縄文ノート16 縄文社会研究会(東京)・八ヶ岳合宿
8月3~5日、縄文社会研究会(東京)では、遺跡めぐりの八ヶ岳合宿を行うことになりました。
岡本太郎さんは「縄文に帰れ」「本土が沖縄に復帰するのだ」と発言し、火炎式土器に深海をイメージしていたとされますが、長野から富山・新潟・群馬・山梨などに分布する日本中央部縄文遺跡から、現代につながる縄文1万年の「文明」「文化」「宗教」などについて議論したいと思います。
昼は次の見学、夜は研究会です。
8月3日(月)八ヶ岳農業大学校、諏訪大社前宮・本宮、神長官守矢資料館
8月4日(火)尖石考古館、中っ原遺跡、棚畑・阿久遺跡、井戸尻遺跡
8月5日(水)平出遺跡、和田峠、星糞峠
主なテーマは次のとおりです。
① 黒曜石・ヒスイの縄文ネットワークの担い手:海人(天)族か狩猟族か?
② 塩の道について:日本海ルートか、太平洋ルートか?
③ 縄文雑穀農耕について:井戸尻遺跡などの石器農耕具・石臼について
④ 縄文人の宗教について:石棒円形石組・土偶・列柱、縄文列柱(中ツ原遺跡・三内丸山遺跡)・心御柱(出雲大社)・御柱(諏訪大社等)・心柱(仏塔)・生命の樹(太陽の塔)を貫く宗教
⑤ 縄文文明論は成立するか?
⑥ 日本中央部縄文遺跡の世界遺産登録の世界的な意義と可能性について