ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

「倭語論15・琉球論6 古日本語は『3母音』か『5母音』か?」の紹介

 今回、Gooブログの「倭語論15」、Livedoorブログの「琉球論6」として、「古日本語は『3母音』か『5母音』か?」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhinahttp://blog.livedoor.jp/hohito/
 日本語の起源については、小学生の時に読んだ安田徳太郎の『人間の歴史』の性器名などから南方に起源があると考え、さらに国語学者大野晋さんの「ドラヴィダ語説」(後に古代タミル語説に)が加わり、ヒョウタンや米の伝来から言語も南方から伝わったのではないか、と漠然と考えるようになりました。
 その後、邪馬台国論から安本美典氏の統計的分析による日本語起源論の本を読みましたが、「主語―目的語―動詞(SOV)」言語構造が日本語とアイヌ語朝鮮語が同じであるにも関わらず、日本語と朝鮮語の基本語が一致しないという氏の主張に矛盾があることなどから、氏の北方起源説(大陸起源説)には疑問を持ちました。
 2017年11月に「『へのこ』考」、2018年7月に「主語―目的語―動詞(SOV)」言語の起源と拡散」、同8月に「『カタツムリ名』沖縄起源説」、同12月に「松本修著『全国マン・チン分布孝』の方言周圏論批判」「『3母音』か『5母音』か?―古日本語考」を書いてきましたが、日本語のルーツは南方か北方(シベリア・朝鮮半島)か、その伝来は「海の道」か「マンモスの道」「騎馬民族の道」か、みなさんはどうお考えでしょうか?
 縄文論との関係では、縄文時代は多言語・多民族文化なのか、それとも縄文語・縄文文化・縄文文明があったのか、というテーマと関係します。 雛元昌弘

 

 安本美典氏の「古日本基語北方説」と私の「古日本語南方起源説」

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