ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

「『古代出雲大社』は外階段か内階段(廻り階段・スロープ)か?」の紹介

 本日、Gooブログ」に「『古代出雲大社』は外階段か内階段(廻り階段・スロープ)か?」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina
 古代史については専門外ですが、今回の古代出雲大社論は、建築学科をでた私にとってほんの少しは専門的と言えるかもしれません。
 古代出雲大社が外部の直階段で再現されているのに対し、私は構造的強度、建造の容易さ・簡便さ、土器時代(通説は縄文時代)からの建築の伝統、天神宗教の御柱(心柱)信仰、仏塔の心柱構造などから、内部の心柱を回るスロープ構造のタワー型建築を考えました。
 「48mの古代出雲大社本殿復元」と「八百万神信仰の出雲大社などの世界遺産登録」を提案していますが、これは私の現役時代の「まちづくり」に関わります。
 縄文論との関係では、弥生人による縄文人征服説に対し、私は海人族の土器社会(縄文社会)の自立・内発的発展の先に「鉄器稲作によるスサノオ大国主建国」を考えており、その百余国建国の王の宗教的権威のシンボルが出雲大社と考えています。八百万神の産霊(むすひ=むすび)・霊(ひ)継信仰は土器社会(縄文社会)の延長上にある、という観点で読んでいただければ幸いです。雛元昌弘

 

出雲大社復元図(復元:大林組、監修:福山敏男、協力:馬庭稔(建築家))

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