ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

 本日、Livedoorブログ「帆人の古代史メモ」に「琉球論5 『全国マン・チン分布孝』批判の方言北進・東進論」をアップしました。柳田圀男の『蝸牛孝』の「方言周圏論」(天皇中心史観の方言版)批判に続き、性器方言の起源が琉球からの「方言北進・東進」であることを解明しています。http://blog.livedoor.jp/hohito/
 古代史で根強い日本民族形成の「二重構造説」や「弥生人による縄文人征服説」、古代人口の「西低東高説」、縄文社会の「東日本中心説」(サケ・マス文化論)などに対し、私は「海人族南方起源説」にたち、「方言北進・東進説」を展開しています。なお、これらの説は7300年前の「喜界カルデラ噴火」や「崇神期大疫病」などの破局的災害を無視したものであり、いずれ、その批判をまとめる予定です。
 古日本語=縄文語は北から南ではなく、南から北への「海の道」をたどったことを、カタツムリに次いで性器方言から解明しています。多DNAでありながら、多民族国家とならず、共通語・共通土器鍋文化の縄文社会が形成されたのは、海人族の活発な交流・交易・妻問夫招婚によるものであることを解明する一端となります。雛元昌弘

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