ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

「スサノオ・大国主建国論1 はじめに」の紹介

gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論1 はじめに」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(梓書院)を書いた時には、まだ記紀神話の全体…

縄文ノート153 倭語(縄文語)論の整理と課題

へそ曲がりの私は、小学校の時に「大和」を「やまと」と読むと習い、「嘘だろう」と信用しませんでした。私には「おおわ」としか読めないからです。「飛鳥(とぶとり)」を「あすか」、「春日(はるひ)」を「かすが」と読むというのもとうてい納得できませ…

縄文ノート152 朝鮮ルート、黒潮ルートか、シベリアルート、長江ルートか?

3万数千年前頃からの旧石器人と1万数千年前からの縄文人(土器人:新石器人)はどこからきたのか、そもそも同じDNAグループなのか、それとも様々なDNAグループが何次にもわたってやってきたのか、まだ未解明の点が多く残されています。しかも、発掘…

縄文ノート151 「氏族社会」から「母族社会」へ

「縄文ノート152 朝鮮半島ルートか黒潮ルート、オホーツクルート、長江ルートか?」についてDNAデータ見直しや図表作成などに時間を取られており、その前に、忘備メモとして「母族社会論」を先にアップします。 1週間前、別々の友人と話す機会に、これま…

縄文ノート150 人類・イネ科と恐竜の起源はアフリカ(パンゲア大陸)

6日のナショジオ・メール(ナショナル ジオグラフィック日本版 ngj@nikkeibp.co.jp)には恐竜の面白い記事が紹介されていたことに今日になって気付きましたので、書きかけの「朝鮮半島ルートか黒潮ルート、オホーツクルート、長江ルートか?」より先に書い…

縄文ノート149 「委奴国」をどう読むか?

記録上確かなこの国の建国は、「建武中元二年(注:紀元57年)倭奴國奉貢朝賀」(3~5世紀の後漢書)と記録され、博多湾入口の志賀島で発見された「漢委奴国王」の金印に記された百余国の連合国家の「委奴国・倭奴国」に遡ります。そして、記紀は「葦原中…

縄文ノート148 「地・姓・委・奴・卑」字からの中国母系社会論

古事記冒頭が「天地初めて発(はな)れる時」から始まっているように、「天と地」は中国人にとっても日本人にとっても世界の基本的な2つの構成要素でした。 現代人的合理性だと「宇宙と地球」となるのでしょうが、目に見える範囲で「天と地」と考えるのは古…

縄文ノート147 『ちむどんどん』からの古日本語(縄文語)解明へ

「NHK連続テレビ小説や大河ドラマは視聴率が低い地域を舞台地とする」と誰かが言っていましたが、そもそも忙しくて時間もなくほとんど見ていませんでしたが、まちづくりの仕事で気になるところとか、縁のある土地などを偶然のきっかけでたまに見ることがあり…

「帆人の古代史メモ114」の図7の修正

ライブドアブログ「帆人の古代史メモ」に「114 『和をもって貴し』は『倭をもって貴し』である」の図7を修正しました。http://blog.livedoor.jp/hohito 倭語論・倭人ルーツ論に関わる重要な論点の図7の古日本語の「あ、い、う、いえ、いお」5母音が、琉球…

「帆人の古代史メモ114 『和をもって貴し』は『倭をもって貴し』である」の紹介

ライブドアブログ「帆人の古代史メモ」に「114 『和をもって貴し』は『倭をもって貴し』である」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito 縄文論とは直接には関わりありませんが、「9.『委・倭人』のルーツはどこか?」では、雲南の「イ(夷・倭…

「神話探偵団139 史聖・太安万侶の古事記からの建国史」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「神話探偵団139 史聖・太安万侶の古事記からの建国史」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 私のスサノオ・大国主建国論は、古事記(ふるのことふみ)を中心に置き、日本書紀・風土記・…

「NoWar45 元寇(蒙古襲来)とウクライナ」の紹介

楽天ブログ「NoWar2022」に「45 元寇(蒙古襲来)とウクライナ」をアップしました。https://plaza.rakuten.co.jp/nowar2022/ プーツァーリ・プーターリンのロシア帝国のウクライナ侵攻に対し、「ロシアとウクライナはもともと同一民族」「ウクライナは和平(…

縄文ノート146 日本人似の外国人

楽天ブログ「NoWar2022 44ブリヤート人・キルギス人とウクライナ戦争」では、モンゴルに接しているロシア連邦ブリヤート共和国の若者や中国に接しているキルギス共和国からの「移民」の若者を高給で契約軍人としてウクライナ戦線に送り出し、ロシア人よりも…

「神話探偵団138 『神武東征』についてー若御毛沼命の河内湖通過時期」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「神話探偵団138 『神武東征』についてー若御毛沼命の河内湖通過時期」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina もともとFC2ブログ「霊(ひ)の国の古事記論54 若御毛沼命の河内湖通過(「神…

「神話探偵団137 建国・国・文明・国家」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「神話探偵団137 建国・国・文明・国家」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina スサノオ・大国主建国論をまとめる以上、「建国」や「国」「文明」「国家」の定義について、まず検討してお…

縄文ノート145 「もちづき(望月)」考

「縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ」に追加して、長野県佐久市の望月町などの地名や知人の名字にも見られる「望月」について考えてみたいと思います。 望月(ぼうげつ、もちづき)は「満月」の異称とされていますが、「望」は呉音・宋音「モウ」・…

「神話探偵団136 私の方法論―最少矛盾仮説、仮説検証、総合的判断」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「神話探偵団136 私の方法論―最少矛盾仮説、仮説検証、総合的判断」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 建国史・縄文社会・人類史の探究ではあまり意識しないままに「各分野の調査・分析…

「神話探偵団135 記紀神話の9つの真偽判断基準」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「神話探偵団135 記紀神話の9つの真偽判断基準」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 「縄文社会論→日本列島人起源論→人類起源論」に集中するようになったため、スサノオ・大国主建国論…

縄文ノート144 琉球の黒曜石・ヒスイ・ソバ・ちむどんどん

琉球の黒曜石・ヒスイ・ソバ・ちむどんどんについての忘備メモです。琉球を起点とした交易と言語から日本列島人起源について考えてみました。 1 琉球の黒曜石 縄文時代に腕輪になる琉球の貝が東北・北海道まで運ばれており、それは双方向の交易であり、黒曜…

「帆人の古代史メモ112 沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」の紹介

ライブドアブログ「帆人の古代史メモ」に「112 沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito 最終日直前の23日、東京国立博物館の「沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」(5月3日~6月26日)を見てきました。「王国…

縄文ノート143 「124 『ヒナフキンの縄文ノート』一覧」の修正

岡本太郎氏は「縄文に帰れ」でしたが、私はさらに遡り「アフリカに帰れ」「イモ・マメ・魚・昆虫食に帰れ」になりつつあります。 ウクライナ戦争と気候変動・アメリカの化石水枯渇が世界的な食料危機を招いてきていますが、森林を破壊してきた農業と砂漠化を…

縄文ノート124 「ヒナフキンの縄文ノート」一覧 修正

縄文論・日本列島人起源論・古代史論など日本文明論の取り組みの全体構成図とともに、「ヒナフキンの縄文ノート」の拙論一覧(掲載順とテーマ別)を掲載しました。なお、新説に合わせて旧説の修正はできていませんので、食い違いがある場合には新しい方が現…

縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ 

私が「イモもち」に関心を持ったのは、鳥浜・三内丸山縄文遺跡で発掘されたヒョウタンの原産地がニジェール川流域であることを知り、ナイジェリアで「アフリカ水田農法」の指導を行っている若月利之島根大名誉教授から「イボ族(とヨルバ族)の主食はヤムも…

縄文ノート141 魚介食進化説:「イモ・魚介、ときどき肉食」その2

私が西欧中心史観の「肉食進化説」を批判するようになったのは、縄文社会研究で「縄文狩猟社会説」と「縄文人ドングリ主食説」に反発したことからでした。 その出発点は、私などの戦後に育った世代の生活実感として、そもそも肉食はめったいないごちそうであ…

縄文ノート140補足:Y染色体・ミトコンドリア図の追加

「縄文ノート140 イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生」(220603)に次の2つの図を追加するとともに、図6からの図番号を入れ替えました。 「肉食・狩猟民史観」「男性中心史観」「ウォークマン史観」「西欧中心史観」の思い込みにより、水・果…

縄文ノート140 イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生

ヘブライ大学教授のユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』の「第2部 農業革命」批判を書いていますが、「ユダヤ人によるアラブのイスラエル占領・建国を正当化するための嘘話人類史観」のお粗末なトンデモ説の批判は楽しくもなく、先に私の「アフリ…

縄文ノート139 『サピエンス全史』批判5 狩猟採集民の「平和と戦争」

間違いと誤魔化しだらけのハラリ氏の『サピエンス全史』の批判など楽しくもなく、時間と労力の無駄なのですが、始めてしまったので続けざるをえません。 取り組んでいるうちに、「終末思想・絶滅思想・天国再生思想・選民優生思想・男性優位思想」のユダヤ教…

「帆人の古代史メモ 『琉球論8 天皇家と沖縄を考える―龍宮=琉球説から』」の紹介

ライブドアブログ「帆人の古代史メモ」に「琉球論8 天皇家と沖縄を考える―龍宮=琉球説から」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito/ 縄文社会・文化・文明論とは直接は繋がりませんが、縄文からスサノオ・大国主建国、邪馬壹国(邪馬台国)、…

縄文ノート138 縄文人の霊(ひ)宗教と『旧約聖書』

楽天ブログ「NOWAR2022」の「26 ロシア兵の残虐性は『旧約聖書』ゆずり?」において、縄文人の女神・霊(ひ)信仰とそれを受け継いだ大国主の全ての死者を神として祀る「八百万神」宗教とはあまりにも異なるユダヤ・キリスト・イスラム教の聖典「旧約聖…

縄文ノート137 『サピエンス全史』批判その4 嘘話(フェイク)進化説

私は「『サピエンス全史』批判その1」でユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』について、「伝説やユダヤ教・キリスト教・イスラム教、イデオロギー(社会主義、人間至上主義)、貨幣信用などを『嘘話(虚構)』と批判し、『嘘話』で形成された集団…