ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

縄文ノート167 「三隅・三角・夷隅・大隅・大住」「球磨・隈本・熊本・久万」考

1 「三隅・三角・夷隅・大隅・大住」考 昔、山口県の三隅町(現長門市)の総合計画などの仕事をしたことがありますが、長門市と萩市に挟まれた日本海に面したこの町は「三角」や「隅」というような地形ではありませんでした。シベリアシリーズやブリキ人形…

166 日本中央部縄文文明世界遺産登録への研究課題

日本中央部縄文文明を世界にアピールするためには、これまでの各地域・各分野の取り組みを世界的にアピールできるようまとめあげることが必要であり、私の仮説検証型の提案などについてもさらに掘り下げる必要があります。 縄文社会研究会・東京としても、さ…

165 縄文社会研究会・東京 第4・5回例会報告

2020年8月に八ヶ岳合宿を行って以来、コロナ感染もあってメールでのやりとりになって会は長らく休止状態でしたが、事務局担当の山岸修さんが昨年末に亡くなられたため、今後の取り組みをどうするか主なメンバーで相談を行いました。 縄文社会の文化・文明が…

164 生活者の女と戦士の男の「民主主義・平和・宗教」

別テーマのまとめに1週間ほど集中していましたが、今回は縄文時代の母系制社会から、現代の民主主義と平和、宗教について考えてみました。 1 男女平等後進国「日本」 世界「男女平等(ジェンダーギャップ)ランキング2022」(196か国中146か国集計:ロシア…

「邪馬台国ノート49 『卑弥呼王都=高天原』は甘木(天城)高台―地名・人名分析からの邪馬台国論」の紹介

Seesaaブログ「ヒナフキンの邪馬台国ノート」に「49 『卑弥呼王都=高天原』は甘木(天城)高台―地名・人名分析からの邪馬台国論」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 古代史の話をする機会があり、資料として『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓…

「スサノオ・大国主ノート147 出雲大社を中心とする『八百万神信仰』の世界遺産登録へ」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主ノート147 出雲大社を中心とする『八百万神信仰』の世界遺産登録へ」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 建築学科同期の出雲の建築家・馬庭昇君と出雲の世界遺産登録…

縄文ノート163 古代出雲大社復元に取り組んだ馬庭稔君逝く

同窓会の案内の続きかと思ったメールで、同期生の馬庭稔君が3月16日に急逝されたことを知りました。なんとも悲しく、残念でたまりません。 2020年春には出雲に行き、スサノオ・大国主建国論や八百万神信仰の世界遺産登録などを話し合いたいと新年に入って約…

縄文ノート162 絵文字・記号・シンボルー『謎の記号 祖先からのメッセージ』から

縄文土器の表面の造形について、「縄文ノート22 縄文社会研究会八ヶ岳合宿報告」において「9.『縄文Emoji(絵文字)説』」として、日本発の「Emoji(絵文字)」が今や世界標準となっていることから、線画による絵物語や浮世絵・劇画・アニメ文化が縄文時代…

縄文ノート161 「海人族旧石器・縄文遺跡群」の世界遺産登録メモ

「日本中央部縄文遺跡群」は、採集栽培・漁労・狩猟の土器鍋食による、豊かで平和な1万数千年の妻問夫招婚による霊(ひ)信仰の母系制定住社会を示しており、その文化は現代まで色濃く引き継がれているとして、世界遺産として新規登録申請の提案を行いまし…

縄文ノート160 「日本中央部縄文遺跡群」の世界遺産登録へ向けて

「日本中央部縄文遺跡群」は、採集栽培・漁労・狩猟の土器鍋食による、豊かで平和な1万数千年の妻問夫招婚による霊(ひ)信仰の母系制定住社会を示しており、その文化は現代まで色濃く引き継がれている。 この「日本中央部縄文遺跡群」は世界の新石器時代(…

縄文ノート159 縄文1万5千年から戦争のない世界へ

多くの尊い犠牲者を出しているウクライナ戦争の先にどのような未来が描けるのか、「戦争なき1万5千年の縄文社会」をもとに「戦争なき平和」な未来を想像してみました。 Imagine all the people 想像してごらん みんなが Living life in peace 平和に生きて…

「スサノオ・大国主建国論7 イヤナミ・イヤナギの神生み」の紹介

gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論7 イヤナミ・イヤナギの神生み」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina この国の古代史は、天皇を神とした戦前の皇国史観と戦後の反天皇制の反皇国史観の2重の誤…

縄文ノート158 ピラミッド人工神山説:吉野作治氏のピラミッド太陽塔説批判

TBSの12月4日の「ピラミッドの真実!5000年の封印を破る鍵は太陽の船と科学とツタンカーメン」をやっと見ました。 果敢にエジプトで発掘を続けた吉村作治早大名誉教授は昔から大好きな学者ですが、氏のピラミッド説には「半分賛成、半分批判」であり、こ…

「スサノオ・大国主ノート145 岡野眞氏論文と『引橋長一町』『出雲大社故地』」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主ノート145 岡野眞氏論文と『引橋長一町』『出雲大社故地』」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina ブログ・ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート「33 『神籬(ひもろぎ)…

縄文ノート157 中ツ原遺跡の8本柱巨木拝殿は天狗岳を向いている

これまで茅野市の中ツ原遺跡の巨木8本柱痕の建物を神山天神信仰の巨木拝殿(楼観)とし、信仰対象の神名火山(神那霊山)を蓼科山として書いてきましたが間違っており、八ヶ岳連峰の天狗岳に変更したいと思います。 <中ツ原遺跡の神名火山(神那霊山)につ…

縄文ノート156 山岸修さん(縄文社会研究会・東京 事務局長)逝く

昨年の12月19日、縄文社会研究会・東京の事務局長の山岸修さんがALSの治験入院中に肺炎で亡くなりました。 2011年のことですが、ネットで検索して国際縄文学協会共催の「原発問題を考える」の今井一氏の「国民投票」の講演を聞きに行ったのですが、なんと…

2023年 賀春

明けましておめでとうございます。 戦争と気候大変動、新興感染症、巨大地震、バブル崩壊、格差拡大・固定化などの時代を迎え、どう新たな世界を切り開くのか、スサノオ・大国主建国論、縄文社会論、さらには人類起源論から考え続けています。 そもそもの出…

「スサノオ・大国主建国論6 壱岐・対馬の海人族の国生み神話」の紹介

gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論6 壱岐・対馬の海人族の国生み神話」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 古事記は「高天原(たかまがはら)」での「別天神(ことあまつかみ)五柱」「神世七代」か…

縄文ノート155 素晴ら怪しい縄文論:COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン〜『縄文〜Jomon~』」

スサノオ・大国主建国論に集中しており、やっと「COOL JAPAN~発掘!かっこいいニッポン~」の9月24日「縄文 〜Jomon」の録画を見ることができました。 各国の人たちが縄文をどうとらえているかに興味があったのですが、学校でイタリアではロ…

「スサノオ・大国主建国論5 天神五柱・神世七代の高天原」の紹介

gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論5 天神五柱・神世七代の高天原」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 古事記は「高天原(たかまがはら)」での「別天神(ことあまつかみ)五柱」「神世七代」から始…

「スサノオ・大国主ノート144 『じんざい→ぜんざい』はズーズー弁から?」の紹介

日テレの「遠くへ行きたい」11月6日、『「羽田美智子の島根旅!電車運転に挑戦&奥出雲でキノコ採り」』の録画を見ていたら、神在月で振る舞われていた「ぜんざい」は昔は「神在餅(じんざいもち)」とよばれ、ズーズー弁で「じ」が「ず」になり「ずんざい」…

「『スサノオ・大国主建国論1・2』の修正」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「『スサノオ・大国主建国論1・2』の修正」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 本ブログの「縄文論」とは直接には関係しませんが、縄文社会の霊(ひ)の神名火山(神那霊山)信仰や女…

「スサノオ・大国主ノート143  纏向遺跡は大国主一族の祭祀拠点」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主ノート143 纏向遺跡は大国主一族の祭祀拠点」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina Seesaaブログ「ヒナフキンの邪馬台国ノート」に「邪馬台国ノート44 纏向の大型建物は…

「スサノオ・大国主建国論3 記紀伝承・神話の真偽判断の方法」の紹介

gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論4 古事記神話(伝承)の構成」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 「日本神話(記紀神話)」(筆者説:スサノオ・大国主建国史)についての私の元々の知識は、…

「スサノオ・大国主ノート142 綾子踊のルーツは出雲の阿国の『ややこ踊り』」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主ノート142 綾子踊のルーツは出雲の阿国の『ややこ踊り』」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 11月1日の東京新聞夕刊は綾子踊などの「『風流踊』無形文化遺産登録へ」…

「スサノオ・大国主ノート141 出雲大社の故地を推理する」の紹介

Gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主ノート141 出雲大社の故地を推理する」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 私は2007年2月に出雲大社、2013年9月には島根県立古代出雲歴史博物館を見学して、次に記…

縄文ノート154 縄文建築から出雲大社へ:玉井哲雄著『日本建築の歴史』批判

私がいつも利用しているさいたま市中央区の与野図書館では、毎月、テーマを決めて本を集めたコーナーがあり、帰りにたまたま目についた2冊、玉井哲雄千葉大名誉教授(東大卒)の『日本建築の歴史』(河出書房新社;ふくろうの本)とイギリス・ハル大学客員…

「スサノオ・大国主建国論3 記紀伝承・神話の真偽判断の方法」の紹介

gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論3 記紀伝承・神話の真偽判断の方法」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 7月5日に「神話探偵団135 記紀神話の9つの真偽判断基準」としてアップしたものを、…

スサノオ・大国主建国論2 私の古代史遍歴

gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論2 私の古代史遍歴」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 「スサノオ・大国主建国論」をまとめるにあたり、全体を俯瞰するために、私がこれまでいろんな人や本と…

「スサノオ・大国主建国論1 はじめに」の紹介

gooブログ「ヒナフキンのスサノオ・大国主ノート」に「スサノオ・大国主建国論1 はじめに」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina 『スサノオ・大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(梓書院)を書いた時には、まだ記紀神話の全体…