ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

縄文ノート144 琉球の黒曜石・ヒスイ・ソバ・ちむどんどん

琉球の黒曜石・ヒスイ・ソバ・ちむどんどんについての忘備メモです。琉球を起点とした交易と言語から日本列島人起源について考えてみました。 1 琉球の黒曜石 縄文時代に腕輪になる琉球の貝が東北・北海道まで運ばれており、それは双方向の交易であり、黒曜…

「帆人の古代史メモ112 沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」の紹介

ライブドアブログ「帆人の古代史メモ」に「112 沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito 最終日直前の23日、東京国立博物館の「沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」(5月3日~6月26日)を見てきました。「王国…

縄文ノート143 「124 『ヒナフキンの縄文ノート』一覧」の修正

岡本太郎氏は「縄文に帰れ」でしたが、私はさらに遡り「アフリカに帰れ」「イモ・マメ・魚・昆虫食に帰れ」になりつつあります。 ウクライナ戦争と気候変動・アメリカの化石水枯渇が世界的な食料危機を招いてきていますが、森林を破壊してきた農業と砂漠化を…

縄文ノート124 「ヒナフキンの縄文ノート」一覧 修正

縄文論・日本列島人起源論・古代史論など日本文明論の取り組みの全体構成図とともに、「ヒナフキンの縄文ノート」の拙論一覧(掲載順とテーマ別)を掲載しました。なお、新説に合わせて旧説の修正はできていませんので、食い違いがある場合には新しい方が現…

縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ 

私が「イモもち」に関心を持ったのは、鳥浜・三内丸山縄文遺跡で発掘されたヒョウタンの原産地がニジェール川流域であることを知り、ナイジェリアで「アフリカ水田農法」の指導を行っている若月利之島根大名誉教授から「イボ族(とヨルバ族)の主食はヤムも…

縄文ノート141 魚介食進化説:「イモ・魚介、ときどき肉食」その2

私が西欧中心史観の「肉食進化説」を批判するようになったのは、縄文社会研究で「縄文狩猟社会説」と「縄文人ドングリ主食説」に反発したことからでした。 その出発点は、私などの戦後に育った世代の生活実感として、そもそも肉食はめったいないごちそうであ…

縄文ノート140補足:Y染色体・ミトコンドリア図の追加

「縄文ノート140 イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生」(220603)に次の2つの図を追加するとともに、図6からの図番号を入れ替えました。 「肉食・狩猟民史観」「男性中心史観」「ウォークマン史観」「西欧中心史観」の思い込みにより、水・果…

縄文ノート140 イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生

ヘブライ大学教授のユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』の「第2部 農業革命」批判を書いていますが、「ユダヤ人によるアラブのイスラエル占領・建国を正当化するための嘘話人類史観」のお粗末なトンデモ説の批判は楽しくもなく、先に私の「アフリ…