ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

縄文ノート130 『サピエンス全史』批判1

ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』をざっと読みました。 伝説やユダヤ教・キリスト教・イスラム教、イデオロギー(社会主義、人間至上主義)、貨幣信用などを「嘘話(虚構)」と批判し、「嘘話」で形成された集団によって人類が進歩したと勇気あ…

縄文ノート129 「スサノオ・大国主建国論」目次案の修正

いきなりで恐縮ですが、昨日の「縄文ノート129 『スサノオ・大国主建国論』目次案」を修正しました。 <主な修正点> 1 18節を5章に区分しました。 2 見出しを1行に収まるように短くしました。 3 「神使(海蛇・蛇、鳥、狼、猿、鹿等)が示す神名火山祭…

縄文ノート129 「スサノオ・大国主建国論」目次案

ユヴァル・ノア・ハラリ氏の『サピエンス全史』をざっと読みましたが、相も変わらずの男性中心史観の人類誕生説、肉食・戦争進歩史観、グローバリズ賛美など古くさく、「嘘話(宗教・主義など)共同体論」をユダヤ人として掲げた勇気は高く評価したいと思い…

縄文ノート128 チベットの「ピャー」信仰

何度か紹介しましたが、私は墓に「日向」と書いて「ひな」と読んでいた先祖から「ひな」の研究に入り、「ひ」が「日」ではなく「霊」であり、「ひな=日向=霊那」であるという思いがけない結論にたどり着き、「霊(ひ)=祖先霊」信仰こそが日本人の根本宗…

縄文ノート127 蛇行剣と阿曽地名からの鉄の伝播ルート考

またまた縄文社会研究から外れて、製鉄についての補足的小テーマについて忘備メモを書いておきたいと思います。 ずいぶん前に買っていたユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』上下2冊を読んで書くつもりでしたが、ウクライナ戦争で「世界は新たな帝国…

縄文ノート126 「レディ・サピエンス」と「女・子ども進化論」

2021年11月4日のNHKのBSプレミアム:コズミックフロント「レディサピエンス」を録画していましたが、撮りためている録画はHD2台もあり、やっと見ることができたのは新年に入ってからでした。 すぐに書けばよかったのですが、諏訪への製鉄・水利水田…