ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

縄文ノート99 女神調査報告3 女神山(蓼科山)と池ノ平御座岩遺跡

9月11日は、朝、蓼科山(別名:女神(めのかみ)山)のふもとの池之平ホテルから白樺湖を一周して女神湖までざっと見学。まちづくりプランナー時代のクセが抜けず景観・環境条件などをチェックしてから朝食をとり、縄文時代からの信仰対象であった女神(め…

縄文ノート98 女神調査報告2 北方御社宮司社・有賀千鹿頭神社・下浜御社宮司神社

長野県諏訪市を中心に中部・関東に広がる「ミサク神」「ミシャグジ神」の解明に向けて、9月10日には中央構造線の断層に沿って「神長官邸みさく邸」から西に進んで北方御社宮司社を見学し、時間がなくて有賀千鹿頭神社はパスし、11日には諏訪湖北岸の下浜御…

縄文ノート97 3母音か5母音か?―縄文語考

女神調査報告2で「千鹿頭(ちかとう)」や下浜御社宮司(みしゃぐじ)神社の「三狐神(みけつかみ)」の語源を書きましたが、その前提として2018年に書いた「3母音か5母音か?―古日本語考」を修正して先に紹介しておきたいと思います。 『邪馬台国探偵団~…

縄文ノート96 女神調査報告1 金生遺跡・阿久遺跡

茅野市での八ヶ岳研究会に誘われたついでに、9月10・11日、周辺のいくつかの遺跡・神社を調べてきました。博物館・資料館はコロナの緊急事態宣言で見学できず、中途半端な調査になりましたが、報告しておきたいと思います。 「日本中央縄文文明」の世界遺産…

縄文ノート95 八ヶ岳周辺・安曇野・佐久の女神信仰調査

9月10・11日、八ヶ岳周辺の金生(きんせい)遺跡、阿久(あきゅう)遺跡、諏訪湖周辺の北方御社宮司(みしゃぐじ)社、千鹿頭(ちかとう)神社、下浜御社宮司(みしゃぐじ)神社、諏訪大社下社秋宮、下諏訪町の石棒道祖神、杉の木神社(龍神の尾掛松)、安曇…

縄文ノート94 『全国マン・チン分布考』からの日本文明

「縄文ノート93 『カタツムリ名』琉球起源説からの母系制論」につづき、性器名称の方言分析から、倭語が琉球から北上して九州から全国に広がったことを明らかにしました。 2018年12月に縄文社会研究会向けに「『全国マン・チン分布考』の方言周圏論批判」(2…