ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

縄文ノート93 「かたつむり名」琉球起源説からの母系制論」琉球起源説からの母系制論―柳田國男の「方言周圏論」批判

「母系社会からの人類進化」のまとめに入りましたが、私のスサノオ・大国主建国からスタートした縄文人論・日本列島人起源論・人類起源論は「海人族」「魚介食族」というところが原点であり「『カタツムリ名』沖縄起源説―柳田國男の『方言周圏論』批判」(18…

縄文ノート92 祖母・母・姉妹の母系制

『日経サイエンス』はいつも図書館で古いナンバーを借りてざっと見ているのですが、人類進化に祖父母が果たした役割について読んだことがあり、その記憶をたよりにして何度か原稿を書いたのですが、ネットで検索したところ2011年12月号のR. カスパーリ(セン…

縄文ノート91 台湾・卑南族と夜這い・妻問夫招婚の「縄文1万年」

人類の誕生から始まる「母系社会からの人類進化」のまとめに入りましたが、欠かせない未検討の小テーマがいくつかあり、妻問夫招婚や祖先霊祭祀、壻屋制と母系制・父系制との関係について2018年に書いた、「妻問夫招・夜這いの『縄文1万年』」(181201・30→…

縄文ノート90 エジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制

「縄文ノート86 古代オリンピックとギリシア神話が示す地母神信仰」を書いた時、ギリシア文明に先立つエジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制についてもメモを作成していたのですが、「縄文ノート90 母系(母権)制社会からの人類進化」を書き…

「縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説」の補足修正3 

次男一家の保育所でコロナ感染者がでて、2週間休園(批判が多かったとみえて1週間に変更)になり、PCR検査で陰性後にリモートワークのある親たちの一家5人がやってきて手をとられ、しばらくまとまった原稿は書けませんでした。 「縄文ノート90 母系(…

縄文ノート89 1段階進化説から3段階進化説へ

人類の進化については、これまで寒冷化により熱帯雨林が減少して果物が乏しくなり、サバンナに降りて肉食(死肉あさりから狩猟へ)に代わり、脳機能が向上するとともに二足歩行と棍棒・槍の使用により手機能が向上し、獲物をメスに運ぶことによりさらに二足…

「縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説」の補足修正2

今、「縄文ノート89 1段階進化説か3階進化説か」として、乳幼児段階、子ども段階、大人段階のそれぞれの進化について、メスと子ども、オスの役割を考察していますが、「言語能力」の進化についてメスと子ザルの役割について書いていなかったことに気づきま…

「縄文ノート88 子ザルからのヒト進化説」の補足修正

ゴリラ研究の山極寿一氏の本を数冊読みましたが、ゴリラからいきなりヒトの家族(父系制)や暴力・戦争、和平などに結び付けた話に入るのでいささかビックリし、スサノオ・大国主建国論から縄文社会研究、縄文人の起源、人類の誕生へと考察を進めてきた私と…