ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

縄文ノート59(Ⅵ-9) 日本中央縄文文明の世界遺産登録への条件づくり

私は小学校までは岡山市、中高時代を姫路市で過ごしましたが、実家に帰るたびに新幹線も駅も外国人が増えていくのにびっくりしたものです。1993年の姫路城の世界遺産登録で観光客は80万人台から2015年度には286万人に達し、うち外国人は年間4~5万人から30…

縄文ノート58(Ⅵ-8) 多重構造の日本文化・文明論

日本の「未開・古代」の歴史区分は「石器→縄文→弥生→古墳」時代の4段階説、民族論は「縄文人(北方説・南方説)→弥生人(長江流域江南人説・朝鮮人説)」の二重構造説(征服説を含む)、宗教論は「自然崇拝→アマテラス太陽神」崇拝説、農耕論は「狩猟漁撈採…

縄文ノート57(Ⅵ-7) 4大文明と神山信仰

「縄文ノート56(Ⅲ-11) ピラミッドと神名火山(神那霊山)信仰のルーツ」において、私は上が白く下が赤色のエジプトのピラミッドが雪山を模したものであり、「母なるナイル」源流域の三角形の峰々の活火山で、「月の山」とよばれたルウェンゾリ山信仰がルー…

縄文ノート56(Ⅲ-11) ピラミッドと神名火山(神那霊山)信仰のルーツ

「瓢箪から駒」は無理ですが、娘が行っていた西アフリカのニジェール川流域原産のヒョウタン土産からの始まりで、「ヒョウタンから主語・目的語・動詞(SOV)言語族移動論」「ヒョウタンから縄文人起源論」「ヒョウタンからマザーイネ論(三大穀物起源論…

縄文ノート55(Ⅱ-7) マザーイネのルーツはパンゲア大陸

2014年6月に縄文社会研究会に向けて書いたレジュメ「『人類の旅』と『縄文農耕』、『3大穀物単一起源説』」を「縄文ノート25」としてアップし、そこでは「3大穀物などイネ科のマザーイネのルーツはパンゲア大陸」という仮説を提案しましたが、それを証明…

縄文ノート53(Ⅵ-28) 赤目砂鉄と高師小僧とスサ

前回で縄文社会研究会・東京の八ヶ岳合宿関係の資料の紹介は終えようと思っていたのですが、「縄文時代の終章」をとして、諏訪地方における「鉄器時代」の始まりについて書いたレジュメを追加したいと思います。 もしも縄文文明論・日本列島文明論を「中国文…

縄文ノート52(Ⅵ-27) 縄文芸術・模様・シンボル・絵文字について

私がかじった建築学というのは面白い分野で、建築計画となると施設や住宅などの利用方法・人々の生活分析や、伝統的建築や歴史的町並みとなると建築史が必要です。建築デザインとなるとアートのセンスが必要であり、構造計画になると地震学や構造力学などが…

縄文ノート51(Ⅵ-20) 縄文社会・文化・文明論の経過と課題

縄文時代というと、野蛮な未開社会であり、ほとんどの人はその解明が現代社会やその未来にとって価値があるなどとは考えてはいないように思います。単なる年寄りの好奇心からの趣味と思われるに違いありません。ましてや、気候変動が実感され、アフリカや中…

縄文ノート50(Ⅵ-13) 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ

「旧石器-縄文-弥生-古墳」時代という時代区分を習った時、教師の教えに素直ではなかった小学生の私は「なんで日本には鉄器時代がないのか」とがっがりしながら疑問に思ったものです。昭和20・30年代には村や町に普通に鍛冶屋があって鉄器を作っていたの…