ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

縄文ノート49(Ⅵ-10) 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録をめざして

2020年3月の「縄文ノート11 『日本中央縄文文明』の世界遺産登録をめざして」に、「3.縄文文化から縄文文明(産業・生活・文化・宗教)へ」「4.『日本中央縄文文明』は世界遺産登録基準を満たしている ⑴ 人間の創造的才能を表す傑作であること」「5.…

縄文ノート48(Ⅵ-6) 縄文からの「日本列島文明論」

2015年に群馬県片品村で赤飯投げを含む猿追い祭りや金精信仰に出合い、群馬・新潟・長野等の縄文文化の世界遺産登録を提案して以来、「縄文文化」に関心を持ち、さらに「縄文文明論」が成立するかどうか、ずっと気になっていました。 そして、昨年、縄文社会…

縄文ノート47(Ⅴ-23) 「日本列島人はどこからきたのかプロジェクト」へ

「地域おこし・まちづくり・むらづくり」を主な仕事としてきた私は、2018年から「アフター原発のまちづくり」に向けて歴史文化の世界観光を考え始め、2020年からは「新型コロナ」の全くデタラメな感染者・死者予測・シミュレーションに基づく「全国一斉休校…

縄文ノート46(Ⅴ-23) 太田・覚張氏らの縄文人「ルーツは南・ルートは北」説は!?

放射性炭素年代測定や遺伝子科学の進歩により、考古学は人類の歴史の年代と民族や農産物などの起源と拡散を明らかできるようになりました。 縄文人の起源については、これまで「南方説」「北方説」で争われてきましたが、太田博樹東大教授と覚張(かくはり)…

縄文ノート45(Ⅴ-22) 縄文人ドラえもん宣言(ドラヴィダ系海人・山人族宣言)

昔、ちょっとだけ合気道をやり、妻が太極拳をやっていることもあり、興味があってNHKのBS1スペシャルの『真実への鉄拳〜中国・伝統武術と闘う男〜』を見ると、なんと、インドを口汚くののしる武術家(総合格闘技の男性と対戦して敗れた)が愛国者とし…

縄文ノート44(Ⅴ-21) 神名火山(神那霊山)信仰と黒曜石

日本人はアジア各地から人々がやってきた「多DNA民族」ですが、その中ではY染色体Ⅾ2型が多く、そのルーツはチベット・ブータンあたりの山岳地域のドラヴィダ系山人(やまと)族であり、ミャンマー沿岸やその沖のアンダマン諸島のドラヴィダ系海人族と協…

縄文ノート43(Ⅴ-19) DNA分析からの日本列島人起源論

「われわれはどこからきて、どこへ行くのか」については前から興味があり、DNA分析について何冊か本は買っていたのですが、読めないままになっていました。縄文論をやるようになり、縄文農耕起源論や日本語起源論、龍神信仰・天神信仰起源論などと合わせ…

縄文ノート42(Ⅳ-3~38) 日本語起源論抜粋

子どもの頃,、母親の田舎に行くとはとこ(又従兄弟)たちと和舟を借りて釣りを行い、大人になってからはカヌーや小型ヨットで遊んでいた私は、井上靖の『敦煌」などを読んで憧れた大草原の騎馬民族の記憶と、黒潮に乗ってやってきた海人族の記憶のどちらがD…

縄文ノート41(Ⅳ-1) 日本語起源論と日本列島人起源

「Ⅰ合宿概要」「Ⅱ縄文農耕・縄文食論」「Ⅲ縄文宗教論」に続いて、予定を変更して「Ⅳ日本語起源論」に入り、「Ⅴ日本列島人起源論」「Ⅵ日本列島文化・文明論」へと続けます。 なお、すでに「縄文農耕・縄文食論」「縄文宗教論」においても、「主語・動詞・目的…

縄文ノート40(Ⅲ-10) 信州の神名火山(神那霊山)と霊(ひ)信仰

「縄文ノート34 霊(ひ)継ぎ宗教(金精・山神・地母神・神使文化)について」「縄文ノート35 蓼科山を神那霊山(神奈火山)とする天神信仰について」の続きで、信州に縄文時代から続く霊(ひ)信仰、天神信仰、神名火山(神那霊山)・山神・女神山信仰の伝…

縄文ノート39(Ⅲ-9) 「トカゲ蛇神楽」が示す龍神信仰とヤマタノオロチ王の正体

「縄文ノート36 火焔型土器から『龍紋土器』へ」で私は新潟に多い火焔型土器の縁突起が「龍神」を示しており、その龍紋デザインは「蛇+トカゲ」であり、東南アジアを起源としていることを明らかにしました。 そのレジュメを送ったところ、『蘇れ古代出雲よ…

縄文ノート38(Ⅲ-8) 霊(ひ)とタミル語pee、タイのピー信仰

私は父方の先祖の墓に刻まれた「日向(ひな)」名から古代史研究に入り、「日」が太陽ではなく「霊(ひ)」を表しているという結論に達し、大国主を国譲りさせた「武日照(たけひなてる:武夷鳥)」からスサノオ・大国主建国説にたどりつき、さらに高天原の…

縄文ノート37(Ⅲ-7) 「神」についての考察

狭山事件の脅迫状の鑑定をされた大野晋さんからは何度かお話を聞く機会があり、松本清張の推理小説『砂の器』にも出てくる出雲弁と東北弁が似ていることや、「タミル語起源説」についても熱く語っておられたことが印象深く残っています。 「霊(ひ)信仰」か…

2021賀正 「霊(ひ=神=鬼)」の時代へ(漢倭歌)

2021賀正 「霊(ひ=神=鬼)」の時代へ(漢倭歌) 悠久三万年 悠久なり三万の年 我々何処来 我々は何処より来 何処向未来 何処へ向かう未来 風波鳥道聞 風波鳥に道を聞く 今年はコロナと不整脈で静かな正月でした。年賀状も遅れてやっとこれからです。 い…