ヒナフキンの縄文ノート

スサノオ・大国主建国論から遡り、縄文人の社会、産業・生活・文化・宗教などの解明を目指します。

縄文ノート145 「もちづき(望月)」考

「縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ」に追加して、長野県佐久市望月町などの地名や知人の名字にも見られる「望月」について考えてみたいと思います。

 望月(ぼうげつ、もちづき)は「満月」の異称とされていますが、「望」は呉音・宋音「モウ」・漢音「ボウ」、訓読み「のぞ-む」であり、「もち」と読むことはできませんから、本来は「餅のように丸い餅月」であったと考えます。

 親鸞の文書を研究されていた古田武彦氏さんや国語学者大野晋さんから「漢字は明治まではいろんな字を当て字(宛て字)としていた」と教えられましたが、意味から見て「餅月」がふさわしい当て字であるにもかかわらず、誰かが風流に「望月」の当て字に変えて現代に伝わったようです。

 この丸餅の由来については、「縄文ノート25 『人類の旅』と『縄文農耕』、『3大穀物単一起源説』」で「アフリカ原産のタロイモ(タイモ、エビイモ、タケノコイモ、サトイモ)やヤムイモ(ヤマノイモ、山芋)を主食とした熱帯・亜熱帯・温帯のイモ食文明の解明は『穀物文明史観』のもとで遅れているといわざるをえません。・・・中秋の名月サトイモを供えて月見する芋名月や、輪切りにしたサトイモを模した『丸餅』を雑煮として食べる習慣などからみて、その起源は稲や粟を備える祭りより古い可能性があります。縄文土器の底のおこげの再現実験や縄文人の歯石の分析など、イモ食文化について本格的な研究が求められます」と書きましたが、そもそも丸餅はサトイモの輪切りからきている可能性が高いといえます。

 さらに「縄文ノート142 もち食のルーツは西アフリカ」で「里芋が『宇毛:ウモ』(万葉集)と書かれ、『モチヒ』が『毛知比』(倭名類聚抄)と書かれ、『モ』に『毛』字が当てられているていることをみると、『毛が生えているサトイモ』からの漢字使用と思われ、『チ』は『乳』の可能性があり、『ウモ(里芋)チ(沖縄弁で乳房)』は『里芋を練った乳房のようなむっちりとしたウモチ」の可能性もあります。私が過ごした岡山・姫路・京都など関西では雑煮に必ずサトイモを入れることや、餅を使わない雑煮を作る地方もあり、西日本の丸餅が角餅より先行し、南方系の『里芋の輪切り』からきているという説からみて、日本のもち食文化は、サトイモ食からの『もっちり』『もちもち』大好きから来ている可能性が高いと考えます」と書きましたが、「餅」名の由来は「もっちり・もちもち」という乳房からきて丸い形が好まれた可能性があります。

 問題は、この「もち」語のルーツはどこからかですが、私は「倭音倭語・呉音漢語・漢音漢語」の日本語の3層構造において、農業語・宗教語などの倭音倭語がドラヴィダ語系であることを大野晋さんの『日本語とタミル語』から次表1・2のようにまとめましたが、「もち」の語源についてはノーマークでした。―「縄文ノート28 ドラヴィダ系海人・山人族による稲作起源論」「参照

 

 

   

  改めて大野晋さんの『日本語とタミル語』をみてみると、タミル語の「mat-i(マチ)」は満月を表し、日本語の「möt-imoti(もち)」(満月、望の月)に対応し、8世紀には「a→ö」の母音交替があったというのです。中国語は「満月(mǎnyuè)」ですから、「もちづき=望月=満月」はタミル語の「mat-i(マチ)」が「moti(もち)」と発音されるようになった可能性が高く、元々は「丸餅=丸いも餅」がルーツであった可能性があります。

 大野晋氏は・・・南インドに始めて調査に出かけた時の115日の「ポンガル」の祭りを体験した時の劇的な出会いを紹介しています。2つの土鍋に牛乳を入れ泡が土鍋からあふれ出ると村人たちが一斉に「ポンガロー、ポンガロー」と叫び、一方の土鍋には粟と米(昔は赤米)と砂糖とナッツ、もう一方の土鍋には米と塩を入れて炊き、カラスを呼んで与えるというのです。日本でも青森・秋田・茨城・新潟・長野に小正月115日)にカラスに餅や米、大豆の皮や蕎麦の殻、酒かすなどを与える行事が残り、「ホンガ ホンガ」「ホンガラ ホンガラ」と唱えながら撒くというのです。「ホ」は古くは「ポ」と発音されることは、沖縄の「は行」が「ぱ行」となる方言に残っていますから「ポンガ=ホンガ」であり、なんと、インド原住民のドラヴィダ族の小正月の「ポンガ」の祭りが日本にまで伝わっているのです。縄文土器の縁飾りはこの「泡立ち=ポンガル」を表現しているのではないかと考えます」と前に書きましたが、115日の「mat-i(マチ:満月)」とどのような宗教的な関係があるのか、「もち食」や「もちもち」の感触などと関係があるのかどうか、461の民族、200以上の言語があるとされるインドの祭りや食文化については今後の調査課題です。―縄文ノート「29 『吹きこぼれ』と『おこげ』からの縄文農耕論」「30 「ポンガ」からの「縄文土器縁飾り」再考」「縄文ノート41 日本語起源論と日本列島人起源」「108 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説」参照 

   

 □参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)()の国の古代史』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア海洋民族像」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団         http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「神話探偵団136 私の方法論―最少矛盾仮説、仮説検証、総合的判断」の紹介

 Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」に「神話探偵団136 私の方法論最少矛盾仮説、仮説検証、総合的判断」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina

 建国史・縄文社会・人類史の探究ではあまり意識しないままに「各分野の調査・分析・研究の整理・分析・追加調査・再現実験」を行うとともに、「総合的仮説」を構築し、「追加調査・分析・統計的解析・再現実験による仮説検証」を行い、「総合的判断による最少矛盾仮説の採用」というやり方をとってきました。

 これは、私の市町村・都府県・国の各種(総合計画・産業・都市・インフラ・防災・福祉・教育・文化・行財政・施設・住民活動・広域連携など)の計画づくりの仕事での調査・分析・計画の方法論を元にしたもので、ボトムアップ型(積み上げ型・問題解決型)とトップダウン型(分割型・将来像実現型)の両方からのアプローチで最適解を「総合的調査・分析・判断」により見つけるという方法の転用とです。

 素粒子学や遺伝子学などのように基本単位・基本原理の解明に向かう研究とともに、他方では宇宙科学や人類学、生態学、都市・地域学、医学、経済学などのように基本単位・原理の複雑な関係の総合的な解明をめざす分野や、工学のように基本原理・法則の解明はできないまま仮説実験で実用的な最適解を求める分野もあり、「部分的な原理・法則の解明」「全体的・総合的な原理・法則の解明」を同時に行い、最少矛盾仮説の採用で総合的な最適解を求める、という私の方法論を整理しました。

本ブログの「縄文論」としても、アフリカでの人類誕生から出アフリカ後に日本列島にたどり着き、1万数千年の縄文社会の全体の解明と世界史の中への位置づけを検討する際の参考にしていだければと思います。 雛元昌弘

 

    

 

   

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)()の国の古代史』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア海洋民族像」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

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「神話探偵団135 記紀神話の9つの真偽判断基準」の紹介

 Gooブログ「ヒナフキンスサノオ大国主ノート」に「神話探偵団135 記紀神話の9つの真偽判断基準」をアップしました。https://blog.goo.ne.jp/konanhina

「縄文社会論→日本列島人起源論→人類起源論」に集中するようになったため、スサノオ大国主建国論に取り組んできたGooブログの「神話探偵団」は、200413「神話探偵団132 播磨国風土記からみたスサノオ大国主の国づくり―槍と鋤、丹」、200416「神話探偵団133 『大国主王墓』を捜す」、210204「神話探偵団134 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ」から1年あまり中断していました。

 『スサノオ大国主建国論―霊(ひ)の国の古代史』をアマゾンキンドル本にまとめるにあたり、追加する必要がある論点など、順次、紹介していきたいと考えます。

本ブログの「縄文論」としても、スサノオ大国主神話は縄文海人族の交易活動、母系制社会、妻問夫招婚、霊(ひ)宗教、縄文巨木建築などの解明の重要な手掛かりであり、その記紀神話の真偽判断基準の検討は欠かせないテーマであり、参考にしていだければと思います。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

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縄文ノート144 琉球の黒曜石・ヒスイ・ソバ・ちむどんどん

 琉球の黒曜石・ヒスイ・ソバ・ちむどんどんについての忘備メモです。琉球を起点とした交易と言語から日本列島人起源について考えてみました。

1 琉球の黒曜石

 縄文時代に腕輪になる琉球の貝が東北・北海道まで運ばれており、それは双方向の交易であり、黒曜石が琉球に運ばれていた可能性を考えていましたが、確かめていませんでした。

 沖縄おもしろ探険隊 シーカウ・アドベンチャーのホームページ:【沖縄で鉱物・パワーストーンを探したい!】 (hi-ho.ne.jp)http://www.cam.hi-ho.ne.jp/seacow/p/blog/44-okinawakoubutsu.htmlを見つけたので、紹介したいと思います。蛇足ですが、隊長の宮城明氏は所沢市生まれとのことで、隣の狭山市に住んでいたことのある私としては親近感を感じます。

 

 黒曜石が見つかるのは、沖縄本島中部恩納村仲泊にあるビーチ。火山の無い沖縄本島にはあるはずのない火山由来の鉱物「黒曜石」があるのです。・・・

 沖縄で初めて黒曜石が遺跡から出土したのは、1926年のこと。そして1977年には恩納村にある仲泊遺跡から出土した黒曜石の組成を調べることで、九州の腰岳の黒曜石であることが判明したのです。今では沖縄本島の16ヶ所から黒曜石が発掘されています。・・・

 海岸を散歩するだけで黒曜石を見つけられる可能性があるんです。

 この時代と現代との海岸線の違いや、川からの流出など、本当のところは分かりませんが、遺跡の近くの海岸に打ち上がることがあるんです。・・・
 仲泊遺跡の黒曜石は、沖縄の貝塚時代(紀元前1500年頃)のもの。なんと3500年前の品。しかも、九州の北部から沖縄まで、縄文人が荒波を渡って命を掛けて運んだ貴重品です。

 

 腰岳(こしだけ)北松浦半島佐賀県伊万里市にあり、「松浦富士」「伊万里富士」とも呼ばれる縄文人が好きな神名火山(神那霊山)ですが、海人族である縄文人の活発な交易活動が証明されました。

 

<参考資料>

⑴ 縄文ノート27 縄文の『塩の道』『黒曜石産業』考

 図のように、「貝と黒曜石とヒスイ」「丸ノミ石斧」「曽畑式土器」の分布は、海人族である縄文人は活発に交易を行い、妻問夫招婚を行う冒険心にあふれた海洋交易民であったことを示しています。・・・

 黒曜石文化でいえば、火山地域のエチオピアインドネシア→フィリピン→日本への「黒曜石の道」の可能性を「主語-目的語-動詞」族の移動、Y染色体Ⅾ型族の移動、イモ・縄文6穀の縄文農耕の伝播と合わせて総合的に検討すべきと考えます。

  

⑵ 縄文ノート44 神名火山(神那霊山)信仰と黒曜石

 現在、アフリカで『主語-目的語-動詞』言語の部族はエチオピアケニアなどの『アフリカの角』あたりに居住しており、エチオピアケニアタンザニアは黒曜石の豊富な産地であり、エチオピアとはお辞儀文化が共通することからみても、エチオピアの旧石器人が黒曜石文化を持ち、海岸に沿って東進し、インドネシアの火山地帯で再び黒曜石に出合い、さらに日本列島にやってきて死者の霊(ひ)を祀る信仰上の理由から高山に登り、その途中で黒曜石を見つけ黒曜石文化を確立した可能性が高いと考えます。

      

⑶ 縄文ノート61 世界の神山信仰

 チグリスユーフラテス川源流のアルメニアアララト山近くのアルテニ山(2046m)は「石器時代の大規模な武器工場」といわれ、ネアンデルタール人の時代から2000年前頃まで黒曜石の剣、手斧、削器、のみ、矢尻、槍の穂先などが製作され、その交易範囲はメソポタミアから地中海沿岸に及んでいたという資料が見つかりました。―2015年4月16日ナショナルジオグラフィック・ニュース「石器時代の大規模な『武器工場』を発掘」、『西アジア考古学』第11号前田修著「西アジア新石器時代における黒曜石研究の新展開」参照

 ・・・以上のようなメソポタミア、縄文、マヤの黒曜石文化をみると、これらは別々に発達したのではなく、黒曜石を生み出す火山の神山信仰とともに人類の東進によって広がったことが明らかです。・・・

 

2 琉球のヒスイ

 琉球の貝製品が東北・北海道に運ばれていることからみて、逆方向の交易が行われていた可能性が高く、現在のところ糸魚川のヒスイが種子島で発見されているだけですが、私は沖縄においても発見される可能性が高いと考えています。

 勾玉については神器としてずっと継承されてきている可能性があり、既存のヒスイ製品についても成分分析が必要と考えます。

 

<参考資料>

⑴ 縄文ノート12 琉球から土器(縄文)時代を考える

 首里城には、琉球神道における最高神女(ノロ)である「聞得大君」(きこえおおぎみ)が儀礼の時に身に着ける首飾りが展示してありましたが、越・糸魚川~出雲・玉造由来の翡翠の「勾玉(曲玉)」信仰が沖縄でも続いていることを示しています。

         

 勾玉(曲玉)は石垣島から沖縄本島の各地でも発見されていますが、土器時代から沖縄と日本海を結ぶ「ヒスイの道」があり、共通の宗教圏を構成し、それが女性によって担われていたことを示しています。・・・

 北海道など東日本の多くの縄文遺跡から発見されるイモガイやオオツタノハ貝などのうち、イモガイ・ゴホウラ・スイジガイなどの多くは奄美群島以南に産し、沖縄諸島などではこれらを大量に加工したとみられる遺跡も見つかっています。

  

 1988年に発掘された有珠モシリ遺跡から見つかった貝輪は、ダイミョウイモという琉球諸島以南の貝であることが明らかとなり、日本海に「貝の道」があったことが証明されました。ガンガラーの谷の武芸洞の約3千年前の人骨は巻貝のビーズの腕輪を付けており、北海道など東日本に多い貝輪の装飾文化との連続性が見られます。

         

 一方、糸魚川のヒスイは北は北海道、南は種子島にヒスイ製大珠が運ばれており、海人族の交易が琉球から北海道まで活発に行われていたことを伺わせます。

 

⑵ 縄文ノート27 縄文の「塩の道」「黒曜石産業」考

 琉球の貝を対馬暖流の「海の道」を通って東北・北海道まで運んだ海人族の広域交易性は、縄文山人族が中部・関東内陸部に移住しても維持され、「川の道」「川辺の道」などを通り、海と山間部を繋ぐ広域交易交通網を維持した可能性が高いと考えます。・・・

 図のように、「貝と黒曜石とヒスイ」「丸ノミ石斧」「曽畑式土器」の分布は、海人族である縄文人は活発に交易を行い、妻問夫招婚を行う冒険心にあふれた海洋交易民であったことを示しています。―「縄文ノート93 『かたつむり名』琉球起源説からの母系制論」参照 ・・・

 

縄文ノート81 おっぱいからの森林農耕論

 記紀をそのまま読めば、天皇家の祖先の笠沙天皇家3代(ニニギ・ホオリ・ウガヤフキアエズ)は鹿児島県の薩摩半島西南端の笠沙・阿多・長屋・竹屋の「毛のあら物、毛の柔物」を取る「山幸彦(山人:やまと)」であり、初代ニニギの妻の名は阿多都比売で、笠沙天皇家4代目の初代大和天皇家のワカミケヌ(若御毛沼:8世紀に神武天皇命名)の母と祖母は龍宮(琉球)出身の姉妹です。

 右派は「天皇家のルーツは日向」としてこれらの記載を無視し、左派は「記紀神話は8世紀の創作」としていますが、この記載は動かせない事実です。この点では左右の歴史家は協力して、笠沙天皇家3代の歴史を闇に葬ってきたのです。

 重要な点は、この笠沙天皇家3代の歴史を裏付けるような遺跡がいくつもこの地で発見されていることです。

 南さつま市栫ノ原遺跡からは国内最古の丸木舟製作用の12000年前頃の丸ノミ石斧やくんせい施設が発見され、後期旧石器時代から中世までの集落遺跡が連続しています。万之瀬川対岸の「阿多」には縄文前期の阿多貝塚があり、南西約10㎞のところには「笠沙」、南西約4㎞のところには「長屋」、西約2㎞のところには「竹屋神社」があり、天皇家のルーツがこの地であるとする記紀の記載を正確に裏付けています。

 図6のように縄文時代前期の曽畑式土器文化圏は沖縄から韓国に及び、南九州に分布中心があり、ウィキペディアは「朝鮮半島の櫛目文土器とは表面の模様のみならず、粘土に滑石を混ぜるという点も共通しており、櫛目文土器の影響を直接受けたものと考えられている」「南方性海洋性民族(南島系海人族)の担い手が、櫛目文土器の造り手(ウラル系民族)との接触により、影響を受けたものと考えられる」と単に土器様式の説明に終始していますが、「南九州の海人族が沖縄から朝鮮半島まで活発に交易を行っていた」と歴史として論じることを避けています。文化・文明は中国・朝鮮からもたらされた、という「和魂を忘れた漢才」の拝外主義的歴史観は未だに根強いことを思い知らされます。

          

 なお、古事記はニニギが『ここは韓国に向い、笠沙の御前(岬)を真来(真北)とおりて、朝日の直刺す国、夕日の日照る国なり。いとよき地だ』といって宮殿をたてて阿多都比売を娶ったと伝えていますが、この地の海人族が韓国と九州西岸を通る対馬暖流に乗って交易していたことを知って驚いたというのです。武器づくりに必要な鉄を入手できる可能性があるからです。実際には、琉球から鉄器を入手したことが、鉄の釣り針を巡る海幸彦との争いとして描かれています)。

 記紀に書かれた地名をきちんと読めば、図7に示したように天皇家の先祖とされるニニギの「天下り」のルートは、北九州からこの地に九州山地を通って笠沙・阿多にやってきたのです。―『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)参照

       

 卑弥呼なきあとの後継者争いの「相攻伐」で女王(壹与)派に敗れた男王(弟王)派のニニギの逃避行であり、天皇家の祖先が龍宮(琉球)と関りの深い薩摩半島縄文人の末裔の「山人(やまと)」であることを記紀は隠しておらず、「弥生人天皇国史観」など何の根拠もないことが明らかです。

 紀元1~3世紀の百余国のスサノオ大国主一族も、反乱を起こした30国をまとめた卑弥呼も、笠沙3代からの天皇家も、全て縄文人の末裔なのです。

 

3 琉球のソバ 

 約2.7万年前の日本最古の全身骨格が発見された石垣島白保竿根田原洞穴遺跡について、竿根田原を「さおねたばる」ではなく、白保で用いられている「そねたばる」とすべきではないかとの指摘が石垣市議会でなされているというウィキペディア記載を見つけました。白保竿根田原洞穴遺跡 - Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E4%BF%9D%E7%AB%BF%E6%A0%B9%E7%94%B0%E5%8E%9F%E6%B4%9E%E7%A9%B4%E9%81%BA%E8%B7%A1

 縄文ノート「125 播磨・吉備・阿蘇からの製鉄・稲作・古墳の起源論」「127 蛇行剣と阿曽地名からの鉄の伝播ルート考」において、私は古代製鉄が「曽系(阿曽・麻生・曽根系:インド系)」と「新羅系(中国系)」の2種類があるという説をまとめました。

 また、「縄文ノート109 日本列島そば好きラインー蕎麦と焼畑」においては、「ソバの日本への伝来は縄文時代まで遡る」「熊本県宇土市の曽畑貝塚『曽畑』という地名から『蕎麦田』を思い浮かべてソバの花粉が縄文時代の地層にないか調べるなど、視野を広げた研究を望みたいところです」と書きましたが、「曽畑」は「曽族の畑」であり、石垣島の「竿根田原」の「曽根田」は「曽族の根(根拠地)の田」を表している可能性もあります。

 ソバというと東南アジアから雲南の山岳地域が原産地であり、日本では北海道が一大産地であることからみて寒冷地の作物のイメージが強かったのですが、2021年の農林水産統計によれば、沖縄でもわずかながら46haに作付けされており、東京・神奈川・愛知・奈良・和歌山・愛媛・高知・佐賀を上回り、徳島と同じとなっています。

「縄文ノート25 『人類の旅』と『縄文農耕』、『3大穀物単一起源説』」では、縄文時代からアワ・ヒエ・キビは栽培されている痕跡があり、沖縄の久高島には『イシキ浜に流れ着いた壺(またはヒョウタン)の中に麦・粟・アラカ(もしくはクバ=ビロウ)・小豆の種子が入っていた』という伝承が伝えられており、アフリカ西海岸原産のヒョウタンに種子が入れられ、『海の道』を通ってやってきた可能性があります」と書きましたが、サツマイモ・ジャガイモなどが伝来する前は、琉球ではサトイモとともにソバも主食であった可能性があります。

 花粉などの直接証拠はありませんが、今後の調査課題です。

 

4 NHK朝ドラ「ちむどんどん」の「ぽってかす」「ちばりよー」「ちむ」

 縄文ノート「41 日本語起源論と日本列島人起源縄文」「93 『カタツムリ名』琉球起源説―柳田國男の『方言周圏論』批判」「94 『全国マン・チン分布考』からの日本文明論」「97 『3母音』か『5母音』か?―古日本語考」などにおいて、私は大野晋氏の「倭音倭語ドラヴィダ(タミル)語起源説」とともに「琉球弁北進・東進説」を展開し、DNA分析や農耕・食文化などと合わせて日本列島人起源論を追究してきました。

 今、NHK朝ドラ「ちむどんどん」を見ることがあり、「ちむ」「ちばりよー」「ぽってかすー」が「きも」「きばりよー」「ぼけかす」であることを私なりに説明したいと思います。

 まず、日本語には、「『さみしい』と『さびしい』、『さむい』と『さぶい』、青森の『ねぶた』と『ねむた』、寅さんで有名な『柴又(しばまた)』と平安時代の『嶋俣(しままた)』、旧甘木市の『蜷城(ひなしろ)』の『美奈宜(みなぎ)』神社、大国主出雲大社の『御巣(みす)』と『日栖 (ひすみ)』、女性器語の『へへ』と『メメ』のような、『は行とま行』の音韻転換」があることです。 

 同じように「ち行とか行」にも音韻転換があり「ち=き」から「ちばりよー」は「きばりよー」になり、沖縄では「あいういう」5母音であることから「まみむみ=まみむめ」であり、「ちむ=きも」なのです。

 

 また「ぱ行」が「は行・ば行」に変わることから、「ぽ=ぼ」になり、「ぽってかす=ぼけかす」になったと考えます。

 柳田國男氏らは、古い本土倭語が方言として周辺の沖縄に残ったいう説であり、氏の日本民族南方起源説とは正反対の分析を行っていますが、日本語は琉球から北上・東進して広がっているのです。

 私は記紀や地名の検討においては、沖縄や出雲に残る古い倭音倭語により分析する必要があると考えており、ましてや呉音漢語・漢音漢語で分析するなど問題外と思っています。

 魏書東夷伝倭人条の「一大国」の「大」を「支」の書き誤りとし「壱岐国」に当てるのではなく、「一大国(いのおおくに)」と読むと古事記の「天比登都柱(あめのひとちはしら)天一柱」と符合し、「邪馬壹国」は「やまのいのくに」として、壱岐の海人族の進出拠点となるのです。

 なお、子どもが「か行」を言えない時の原因。カ行がタ行になる時は4歳ごろから練習が必要かも | ことば発達セラピーKIZUKI (kotobast.com) https://kotobast.com/2020/01/18/post-1160/は、「か行の音は、舌の奥の方(奥舌)を挙上させることによって構音しています。構音の発達には個人差がありますが、かきくけこの発音が可能になるのは3歳〜4歳ぐらいのことが多いです。・・・か行が言えず、他の音に言い換えるケースで最も多いのが、「か行」を「た行」に言い換えて発音している場合です」としていますが、歴史的には「た行」の発音であったのが、後に「か行」に変わるようになったのではないか、と考えます。

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団         http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

「帆人の古代史メモ112 沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」の紹介

 ライブドアブログ「帆人の古代史メモ」に「112 沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」をアップしました。http://blog.livedoor.jp/hohito

最終日直前の23日、東京国立博物館の「沖縄復帰50年記念 特別展『琉球』」(5月3日~6月26日)を見てきました。「王国時代の歴史資料・工芸作品、国王尚家(しょうけ)に伝わる宝物に加え、考古遺物や民族作品などのさまざまな文化財が一堂に会します」という案内に惹かれてでした。

 戦災を免れた琉球王家ゆかりの独特のデザインの漆工芸や衣装や、中国の影響の濃い書画など、初めて目にする豪華な国宝や模造復元は、明・清の朝貢国となり、日本と明・清、朝鮮、東南アジアなどを結んだ中継貿易の「万国津梁(ばんこくしんりょう:津=港、梁=橋)」の海人族の琉球国の文化の広がりと交易の豊かさを感じました。

 私は日本列島人起源論では、「海の道」を通ったドラヴィダ系海人(あま)・山人(やまと)族中心説であり、約2.7万年前の石垣島白保の旧石器人の日本最古の前身骨格をはじめとした考古遺物や、縄文時代対馬暖流を利用した琉球~北海道間の貝・黒曜石・ヒスイ交易、古事記に書かれた初代大和天皇の母・祖母が龍宮(筆者説=琉球)の姉妹であるという記載など大和天皇家との関係、日本語の琉球弁伝播説などに興味があったのですが、琉球と日本の関係についての展示はほんの付け足しで回避されていました。―「『龍宮』神話が示す大和朝廷のルーツ」「言語構造から見た日本民族の起源」(季刊日本主義)等参照

 2018年4~6月にすでに「沖縄の旧石器時代が熱い!」が国立科学博物館で行われていましたから2番煎じは避けて当然なのですが、当時はスサノオ大国主建国論に集中していて見に行けておらず、今回はない物ねだりでした。

 本ブログの「縄文論」においても、沖縄と北海道に濃いY染色体D型の分布、対馬暖流を利用した琉球~北海道間の貝・黒曜石・ヒスイ交易、琉球弁と倭音倭語の関係などについて考えてみていだければと思います。 雛元昌弘

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなのくに)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

<雑誌掲載文>

 2012夏「古事記」が指し示すスサノオ大国主建国王朝(『季刊 日本主義』18号)

 2014夏「古事記播磨国風土記が明かす『弥生史観』の虚構」(前同26号)

 2015秋「北東北縄文遺跡群にみる地母神信仰と霊信仰」(前同31号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(前同40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(前同42号)

 2018秋「『龍宮』神話が示す大和政権のルーツ」(前同43号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(前同44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(前同45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団              http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

 

縄文ノート143 「124 『ヒナフキンの縄文ノート』一覧」の修正

 岡本太郎氏は「縄文に帰れ」でしたが、私はさらに遡り「アフリカに帰れ」「イモ・マメ・魚・昆虫食に帰れ」になりつつあります。

 ウクライナ戦争と気候変動・アメリカの化石水枯渇が世界的な食料危機を招いてきていますが、森林を破壊してきた農業と砂漠化を進めた過放牧、化石水依存の工業型農業・畜産からの転換とともに、アフリカの森林保護(太陽エネルギー利用への転換)を前提としたイモ・マメ・水田農業の内発的発展とその結果としての人口抑制が喫緊の課題と考えています。

 私ははてなブログの「ヒナフキンの縄文ノート」において、ユヴァル・ノア・ハラリ氏の批判から、彼のオリジナルの「嘘話文明進化説」を除くとジャレド・ダイアモンド氏説のコピーであることがわかり、ダイアモンド氏の本を集中的に読んでいますが、旧約聖書教(ユダヤ・キリスト・イスラム原理主義)が果たしてきた「侵略・殺戮・絶滅・奴隷化・略奪」宗教の役割を隠し、それらをチンパンジーからヒトになった人類そのものの原罪に置き換えるという「西欧・白人・男性・軍人中心史観」の「科学的な装いの嘘話」(ユダヤ教を科学的な装いで擁護、パレスチナ占領・支配の思想的根拠)の創作であると考えるに至りました。ユダヤ人・白人の新たな「科学的装いの嘘話」です。

 占領地カナンから追放され、差別・迫害・虐殺されてきた苦難の歴史を背負ったユダヤ人が、その歴史・宗教を擁護するためにこのような新たな「ダイアモンド・ハラリ教」を作りたくなった心情はわかりますが、この新たな「残虐なチンパンジー進化説」の嘘話によりイスラエル建国や西欧中心のグローバリズムを正当化しようとすることについては、批判せざるをえません。私はユダヤ人差別・迫害・虐殺は許すことはできませんが、ユダヤ人思想家(差別・迫害を知的に乗り越えようとする高い能力は認めますが)の歴史の歪曲とパレスチナ占領・支配は同じく認めるわけにはいきません。

 そのためには、アフリカのサルからヒトになり、日本列島にやってきた数万年の歴史・文化の全研究こそ一番の手掛かりであり、世界で活躍している若い世代にバトンタッチしなければと考えています。この作業は、世界の中で珍しいY染色体D型で、もち食を好み、神山天神信仰の霊(ひ)宗教を維持し、女神信仰・女王国の歴史を持つ日本列島人こそ可能であると考えています。

 白亜紀末の大絶滅がなければ恐竜を祖先に持つ鳥が一番進化していたという説や、マメ・昆虫食が脳の進化に果たした役割、視界が遮られる森林での集団活動による言語の発達、ノーム・チョムスキー氏の言語論やハラリ・ダイアモンド氏批判など、書きたいことが多いのですが、しばらくは、「スサノオ大国主建国論」のまとめに集中したいと考えています。

 したがって、この連載はとぎれとぎれになることをご容赦下さい。

 

<以下、「縄文ノート124 『ヒナフキンの縄文ノート』一覧」のコピーで、茶字部分が追加です>

 

 縄文論・日本列島人起源論・古代史論など日本文明論の取り組みの全体構成図とともに、「ヒナフキンの縄文ノート」の拙論一覧(掲載順とテーマ別)を掲載しました。なお、新説に合わせて旧説の修正はできていませんので、食い違いがある場合には新しい方が現在の私の到達点です。

 アフリカでサルからヒトになり、日本列島にやってきて建国にいたるまでの日本文明の全体史として、Y染色体DNAや農産物の起源と拡散、宗教や農耕などの倭音倭語の起源、木器・石器・土器・鉄器技術の継承・創造、焼畑農耕・水辺稲作・水利水田稲作文化、霊(ひ)信仰と地神・海神・水神・山神・天神信仰、家族・氏族・部族社会と国家(常備軍+行政組織)形成の総合的・全体的な把握に向けた「最少矛盾仮説」を考える参考にしていただければと考えます。

 

はてなブログ「ヒナフキンの縄文ノート」一覧(掲載順)

1 縄文との出会い 200105

2 私の日本民族起源論・文明論、縄文論、言語論、宗教論 200106

3 これからの「縄文社会研究」のテーマ 200110

4 弥生時代はなかった 200124

5(→25) 「人類の旅」と「縄文農耕」、「3大穀物単一起源説」200209

6 古代国家形成からみた縄文時代―船・武器・稲作・宗教論 200215

7 動物変身・擬人化と神使、肉食と狩猟   200216

8 「石器―土器―鉄器」時代区分を世界へ 200223

9 祖先霊信仰(金精・山神・地母神信仰)と神使文化を世界遺産に   200302

10 大湯環状列石三内丸山遺跡が示す地母神信仰と霊(ひ)信仰 200307

11 「日本中央部土器(縄文)文化」の世界遺産登録をめざして 200307

12 琉球から土器(縄文)時代を考える 200314

13(→91) 妻問夫招婚の母系制社会1万年 200401

14(→14) 大阪万博の「太陽の塔」「お祭り広場」と縄文   200404

15 「自然崇拝、アニミズム、マナイズム、霊(ひ)信仰」 190129・0307→200411

17(→23) 八ヶ岳合宿の報告 200802

18(→45) ドラえもん宣言(海人・山人ドラヴィダ族宣言) 201015

19(→46) 太田・覚張氏らの縄文人「ルーツは南・ルートは北」説は成立するか? 201018

20 2020八ヶ岳合宿関係資料リスト 201203→210213

21 八ヶ岳縄文遺跡見学メモ191030・31 191103→201207

22 縄文社会研究会 八ヶ岳合宿見学資料 200802→1208

23(←17) 縄文社会研究会 八ヶ岳合宿報告 200808→1210

24 スサノオ大国主建国からの縄文研究 200911→1212

25(←5) 「人類の旅」と「縄文農耕」と「3大穀物単一起源説」 140613→201213 

26 縄文農耕についての補足 200725→1215 

27 縄文の「塩の道」「黒曜石産業」考 200729→1216 

28 ドラヴィダ系海人・山人族による日本列島稲作起源説 201119→1217

29 「吹きこぼれ」と「お焦げ」からの縄文農耕論  201123→1218

30 「ポンガ」からの「縄文土器縁飾り」再考 201220→1221

31(←14) 大阪万博の「太陽の塔」「お祭り広場」と縄文 191004→201223

32 縄文の「女神信仰」考 200730→1224

33 「神籬(ひもろぎ)・神殿・神塔・楼観」考 200801→1226

34 霊(ひ)継ぎ宗教(金精・山神・地母神・神使文化) 150630→201227

35 蓼科山を神名火山(神那霊山)とする天神信仰 200808→1228

36 火焔型土器から「龍紋土器」 へ 200903→1231

37 「神」についての考察 200913→210105

38 「霊(ひ)」とタミル語peeとタイのピー信仰 201026→210108

39 「トカゲ蛇神楽」が示す龍蛇神信仰とヤマタノオロチ王の正体 201020→210109

40 信州の神名火山(神那霊山))と「霊(ひ)」信仰 201029→210110

41 日本語起源論と日本列島人起源説  200918→210112

42 日本語起源論抜粋 210113

43 DNA分析からの日本列島人起源論  201002→210115

44 神名火山(神那霊山)信仰と黒曜石 201014→210120

45(←18) 縄文人ドラえもん宣言(ドラヴィダ系海人・山人族宣言) 201015→210123

46(←19) 太田・覚張氏らの縄文人「ルーツは南・ルートは北」説は!? 201018→210124

47 「日本列島人はどこからきたのかプロジェクト」へ  201202→210125

48 縄文からの「日本列島文明論」 200729→210228

49 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録をめざして150923→210230 

50 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ 200207→210203

51 縄文社会・文明論の経過と課題 200926→210204

52 縄文芸術・模様・シンボル・絵文字について 201104→210205

53 赤目砂鉄と高師小僧とスサ(富士見町歴史民俗資料館より) 201106→210208

55 マザーイネのルーツはパンゲア大陸 210211

56 ピラミッドと神名火山(神那霊山)信仰のルーツ 210213

57 4大文明論と神山信仰 210219

58 多重構造の日本文化・文明 210222

59 日本中央縄文文明世界遺産登録への条件づくり 210226

61 世界の神山信仰 210312

62 日本人のルーツは「アフリカ高地湖水地方」 210316

63 3万年前の航海実験からグレートジャーニーへ 210323

64 人類拡散図の検討 210330

65 旧石器人のルーツ 210403

66 竹筏と「ノアの方舟」210405・6 

67 海人(あま)か山人(やまと)か? 210409

68 旧石器人・中石器人は黒人 210410

69 丸と四角の文明論(竪穴式住居とストーンサークル)210415

70 縄文人のアフリカの2つのふるさと 2104220422 

71 古代奴隷制社会論 210426

72 共同体文明論

73 烏帽子(えぼし)と雛尖(ひなさき)  210507

74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰 210517

75 世界のビーナス像と女神像  210524

76 オリンピックより「命(DNA)の祭典」をアフリカで! 210527

77 北海道・北東北の縄文世界遺産登録の次へ 210603

77 北海道・北東北の縄文世界遺産登録の次へ 修正1 210604

77 北海道・北東北の縄文世界遺産登録の次へ 修正2 210605

78 「大黒柱」は「大国柱」の「神籬(霊洩木)」であった 210611

80 「ワッショイ」と山車と女神信仰と「雨・雨乞いの神」 210619

81 おっぱいからの森林農耕論 210624

82  縄文文明論の整理から世界遺産登録へ210627

83 縄文研究の7つの壁ー内発的発展か外発的発展か

84 戦争文明か和平文明か

85 「二足歩行」を始めたのはオスかメス・子ザルか 210713

86 古代オリンピックギリシア神話が示す地母神信仰 210718

87 人類進化図の5つの間違い 210724

88 子ザルからのヒト進化 210728

89 1段階進化説から2段階進化説へ 210730

90 エジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制  210822

91(←13) 台湾・卑南族と夜這い・妻問夫招婚の「縄文1万年」  210824

92 祖母・母・姉妹の母系制 210826

93 「カタツムリ名」琉球起源説からの母系制論―柳田國男の「方言周圏論」批判180816・21→210830

94 『全国マン・チン分布考』からの日本文明論181204→200204→210907

95 八ヶ岳周辺・安曇野・佐久の女神信仰調査 210915

96 女神調査報告1 金生遺跡・阿久遺跡

97 「3母音」か「5母音」か?―古日本語考 181210→190110→210922

98 女神調査報告2 北方御社宮司社・有賀千鹿頭神社・下浜御社宮司神社 210924

99 女神調査報告3 女神山(蓼科山)と池ノ平御座岩遺跡 210930

100 女神調査報告4 諏訪大社下社秋宮・性器型道祖神・尾掛松 211003

101 女神調査報告5 穂高神社の神山信仰と神使 211008

102 女神調査報告6 石棒・男根道祖神 211013

103 母系制社会からの人類進化と未来 211017

104 日本最古の祭祀施設―阿久立棒・石列と中ツ原楼観拝殿 211025

105 世界最古の阿久尻遺跡の方形巨木柱列群 211030

106 阿久尻遺跡の方形柱列建築の復元へ 211107

107 ドーパミンからの人類進化論―窮乏化進化か快適志向進化か 211109

108 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説 211116

109 日本列島そば好きラインー蕎麦と焼畑 211121

110 縄文社会研究会・東京の第2回例会 211122

111 9万年前の骨製銛からの魚介食文明論  211128

112 「縄文2021―東京に生きた縄文人―」から 211204

113 道具からの縄文文化・文明論  211208

114 縄文アーチストと「障害者アート」 211210

115 鳥語からの倭語論 211213

116 独仏語女性語からの母系制社会説 211216

117 縄文社会論の通説対筆者説 220107

118 「白山・白神・天白・おしら様」信仰考 220111

119  諏訪への鉄の道 220122

120 吉備津神社諏訪大社本宮の「七十五神事」220129

121 古代製鉄から「水利水田稲作」の解明へ 220204

122 「製鉄アフリカ起源説」と「海の鉄の道」 220210

123 亀甲紋・龍鱗紋・トカゲ鱗紋とヤマタノオロチ王 210214

125 播磨・吉備・阿蘇からの製鉄・稲作・古墳の起源論 220226

126 「レディ・サピエンス」と「女・子ども進化論」220307

127 蛇行剣と阿曽地名からの鉄の伝播ルート考 220318

128 チベットの「ピャー」信仰 220323

129 「スサノオ大国主建国論」目次案 220328

130 『サピエンス全史』批判その1 220331

131 「仮説ハンター」からの考古学・歴史学 220401

132 ピュー人(ミャンマー)とピー・ヒ信仰 220404

133 『サピエンス全史』批判2 狩猟・遊牧民族史観 220411

134 『サピエンス全史』批判3 世界征服史観 220414

135 則天武后周王朝にみる母系制 220420

136 「銕(てつ)」字からみた「夷=倭」の製鉄起源 220427

137 『サピエンス全史』批判4 嘘話(フェイク)進化説

138 縄文人の霊(ひ)宗教と『旧約聖書』 220513

139 『サピエンス全史』批判5 狩猟採集民の「平和と戦争」220524

140 イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生 220603

141 魚介食進化説:イモ・魚介、ときどき肉食 220611

142 もち食のルーツは西アフリカ 220619

 

 

はてなブログ「ヒナフキンの縄文ノート」テーマ別一覧

<()内番号はブログ「ヒナフキンの縄文ノート」掲載番号>

 

Ⅰ スサノオ大国主建国論からの縄文研究

 Ⅰ-1(1) 縄文との出会い 200106

 Ⅰ-2(2) 私の日本民族起源論、縄文論、言語論、宗教論 200107 

 Ⅰ-3(3) これからの「縄文社会研究」のテーマ(検討中) 200110

 Ⅰ-4(4) 「弥生時代」はなかった 200125

 Ⅰ-5(6) 古代国家形成からみた縄文時代―船・武器・稲作・宗教論 200215

 Ⅰ-6(21) 八ヶ岳縄文遺跡見学メモ191030・31 191103→201207

 Ⅰ-7(22) 縄文社会研究会 八ヶ岳合宿見学資料 200802→1208

 Ⅰ-8(23) 2020八ヶ岳合宿報告

 Ⅰ-9(24) スサノオ大国主建国からの縄文研究 200911→1212

 Ⅰ-10(53) 赤目砂鉄と高師小僧とスサ(富士見町歴史民俗資料館より) 201106→210208

 Ⅰ-11(67) 海人(あま)か山人(やまと)か? 210409

 Ⅰ-12(83) 縄文研究の7つの壁―外発的発展か内発的発展か 210705

 Ⅰ-13(117) 縄文社会論の通説対筆者説 

 Ⅰ-14(123) 亀甲紋・龍鱗紋・トカゲ鱗紋とヤマタノオロチ王 220214

 Ⅰ-15(129) 「スサノオ大国主建国論」目次案 220328

 Ⅰ-16(131) 「仮説ハンター」からの考古学・歴史学 220401

Ⅱ 縄文生活・社会論

 Ⅱ-1(5、25) 「人類の旅」と「縄文農耕」と「3大穀物単一起源説」 140613→201213 

 Ⅱ-2(26) 縄文農耕についての補足 200725→1215 

 Ⅱ-3(27) 縄文の「塩の道」「黒曜石産業」考 200729→1216 

 Ⅱ-4(28) ドラヴィダ系海人・山人族による日本列島稲作起源説 201119→1217

 Ⅱ-5(55) マザーイネのルーツはパンゲア大陸 210211

 Ⅱ-6(29) 「吹きこぼれ」と「お焦げ」からの縄文農耕論  201123→1218

 Ⅱ-7(69) 丸と四角の文明論(竪穴式住居とストーンサークル)210415

 Ⅱ-8(78) 「大黒柱」は「大国柱」の「神籬(霊洩木)」であった 210611 

 Ⅱ-9(13,91) 台湾・卑南族と夜這い・妻問夫招婚の「縄文1万年」181201→190308→210824

 Ⅱ-10(103) 母系制社会からの人類進化と未来 211017

 Ⅱ-11(108) 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説 211116

 Ⅱ-12(109) 日本列島そば好きラインー蕎麦と焼畑 211121

 Ⅱ-13(112) 「縄文2021―東京に生きた縄文人―」から 211204

 Ⅱ-14(114) 縄文アーチストと「障害者アート」 211204

 Ⅱ-15(119) 諏訪への鉄の道 220122

 Ⅱ-16(121) 古代製鉄から「水利水田稲作」の解明へ 220205

 Ⅱ-17(125) 播磨・吉備・阿蘇からの製鉄・稲作・古墳の起源論 220226

 Ⅱ-18(127) 蛇行剣と阿曽地名からの鉄の伝播ルート考 220318

Ⅲ 縄文宗教論

 1 霊(ひ)信仰

  Ⅲ1-1(7) 動物変身・擬人化と神使、肉食と狩猟 140827→0816→200216

  Ⅲ1-2(10) 大湯環状列石三内丸山遺跡が示す地母神信仰と霊(ひ)信仰 200307

  Ⅲ1-3(34) 霊(ひ)継ぎ宗教(金精・山神・地母神・神使文化) 150630→201227

  Ⅲ1-4(15) 自然崇拝、アニミズム、マナイズム、霊(ひ)信仰 190129・0307→200411

  Ⅲ1-5(30) 「ポンガ」からの「縄文土器縁飾り」再考 201220→1221

  Ⅲ1-6(31) 大阪万博の「太陽の塔」「お祭り広場」と縄文 191004→201223

  Ⅲ1-7(37) 「神」についての考察 200913→210105

  Ⅲ1-8(38) 「霊(ひ)」とタミル語peeとタイのピー信仰 201026→210108

  Ⅲ1-9(74) 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰  210518

  Ⅲ1-10(120) 吉備津神社諏訪大社本宮の「七十五神事」220129

  Ⅲ1-11(128) チベットの「ピャー」信仰 220323

  Ⅲ1-12(132) ピュー人(ミャンマー)とピー・ヒ信仰 220404

  Ⅲ1-13(138) 縄文人の霊(ひ)宗教と『旧約聖書』 220513

 2 女神・地母神信仰

  Ⅲ2-1(32) 縄文の「女神信仰」考 200730→1224

  Ⅲ2-2(73) 烏帽子(えぼし)と雛尖(ひなさき) 210510

  Ⅲ2-3(95) 八ヶ岳周辺・安曇野・佐久の女神信仰調査 210915

  Ⅲ2-4(96) 女神調査報告1 金生遺跡・阿久遺跡

  Ⅲ2-5(98) 女神調査報告2 北方御社宮司社・有賀千鹿頭神社・下浜御社宮司神社 210924

  Ⅲ2-6(99) 女神調査報告3 女神山(蓼科山)と池ノ平御座岩遺跡 210930

  Ⅲ2-7(100) 女神調査報告4 諏訪大社下社秋宮・性器型道祖神・尾掛松 211003

  Ⅲ2-8(101) 女神調査報告5 穂高神社の神山信仰と神使 211008

  Ⅲ2-9(102) 女神調査報告6 石棒・男根道祖神 211213

 3 天神信仰

  Ⅲ3-1(33) 「神籬(ひもろぎ)・神殿・神塔・楼観」考 200801→1226

  Ⅲ3-2(35) 蓼科山を神名火山(神那霊山)とする天神信仰 200808→1228

  Ⅲ3-3(36) 火焔型土器から「龍紋土器」 へ 200903→1231

  Ⅲ3-4(39) 「トカゲ蛇神楽」が示す龍蛇神信仰とヤマタノオロチ王の正体 201020→210109

  Ⅲ3-5(40) 信州の神名火山(神那霊山)と「霊(ひ)」信仰 201029→210110

  Ⅲ3-6(44) 神名火山(神那霊山)信仰と黒曜石 201014→210120

  Ⅲ3-7(104) 日本最古の祭祀施設―阿久立棒・石列と中ツ原楼観拝殿 211025

  Ⅲ3-8(105) 世界最古の阿久尻遺跡の方形巨木柱列群 211030

  Ⅲ3-9(118) 「白山・白神・天白・おしら様」信仰考 220111

Ⅳ 日本語起源論

 Ⅳ-1(93) 「かたつむり名」琉球起源説―柳田國男の「方言周圏論」批判 180816→0821

 Ⅳ-2(94) 『全国マン・チン分布考』からの日本文明論181204→200204→210907

 Ⅳ-3(97) 「3母音」か「5母音」か?―縄文語考 181210→190110→210922

 Ⅳ-4(41) 日本語起源論と日本列島人起源説  200918→210112

 Ⅳ-5(42) 日本語起源論抜粋 210113

 Ⅳ-6(52) 縄文芸術・模様・シンボル・絵文字について 201104→210205

 Ⅳ-7(80) 「ワッショイ」と山車と女神信仰と「雨・雨乞いの神」 210619

 Ⅳ-8(115) 鳥語からの倭語論 211213

Ⅴ 日本列島人起源論

Ⅴ-1(43) DNA分析からの日本列島人起源論  201002→210115

Ⅴ-2(45) 縄文人ドラえもん宣言(ドラヴィダ系海人・山人族宣言) 201015→210123

Ⅴ-3(46) 太田・覚張氏らの縄文人「ルーツは南・ルートは北」説は!? 201018→210124

Ⅴ-4(47) 「日本列島人はどこからきたのかプロジェクト」へ  201202→210125

Ⅴ-5(62) 日本人のルーツは「アフリカ高地湖水地方」 210316

Ⅴ-6(63) 3万年前の航海実験からグレートジャーニーへ 210323

Ⅴ-7(70) 縄文人のアフリカの2つのふるさと 210422

Ⅵ 縄文文明論

 Ⅵ-1(8) 「石器―土器―金属器」の時代区分を世界へ 150723→0816

 Ⅵ-2(9) 祖先霊信仰(金精・山神・地母神信仰)と神使文化を世界遺産

 Ⅵ-3(48) 縄文からの「日本列島文明論」 200729→210228

 Ⅵ-4(50) 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ 200207→210203

 Ⅵ-5(51) 縄文社会・文明論の経過と課題 200926→210204

 Ⅵ-6(58) 多重構造の日本文化・文明 210222

 Ⅵ-7(11) 「日本中央部土器文化」の世界遺産登録をめざして 150923→200308

 Ⅵ-8(49) 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録をめざして150923→210230 

 Ⅵ-9(59) 日本中央縄文文明世界遺産登録への条件づくり 210226

 Ⅵ-10(77) 「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録の次へ 210603・04・08

 Ⅵ-11(82) 縄文文明論の整理から世界遺産登録へ 210626

 Ⅵ-12(106) 阿久尻遺跡の方形柱列建築の復元へ 211107

 Ⅵ-13(110) 縄文社会研究会・東京の第2回例会 211124

 Ⅵ-14(113) 道具からの縄文文化・文明論  211208

Ⅶ 人類起源・拡散論 

 Ⅶ-1(81) おっぱいからの森林農耕論 210622

 Ⅶ-2(85) 「二足歩行」を始めたのはオスかメス・子ザルか 210713

 Ⅶ-3(87) 人類進化図の5つの間違い 210724

 Ⅶ-4(88) 子ザルからのヒト進化説 210728

 Ⅶ-5(89) 1段階進化論から3段階進化論へ 210808

 Ⅶ-6(64) 人類拡散図の検討 210330

 Ⅶ-7(65) 旧石器人のルーツ 210403

 Ⅶ-8(107) ドーパミンからの人類進化論―窮乏化進化か快適志向進化か 211110

 Ⅶ-9(111) 9万年前の骨製銛からの魚介食文明論  211128

 Ⅶ-10(126) 「レディ・サピエンス」と「女・子ども進化論」 220307

 Ⅶ-11(140) イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生 220603

 Ⅶ-12(141) 魚介食進化説:イモ・魚介、ときどき肉食 220611

 Ⅶ-13(142) もち食のルーツは西アフリカ 220619 

Ⅷ 世界文明論 

 Ⅷ-1(66) 竹筏と「ノアの方舟」210405・6 

 Ⅷ-2(68) 旧石器人・中石器人は黒人 210410

 Ⅷ-3(84) 戦争文明か和平文明か 210716

 Ⅷ-4(71) 古代奴隷制社会論 210426

 Ⅷ-5(72) 共同体文明論 210506

 Ⅷ-6(56) ピラミッドと神名火山(神那霊山)信仰のルーツ 210213

 Ⅷ-7(57) 4大文明論と神山信仰 210219

 Ⅷ-8(61) 世界の神山信仰 210312

 Ⅷ-9(75) 世界のビーナス像と女神像  210524 

 Ⅷ-10(86) 古代オリンピックギリシア神話が示す地母神信仰 210718

 Ⅷ-11(90) エジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制

 Ⅷ-12(76) オリンピックより「命(DNA)の祭典」をアフリカで! 210527

 Ⅷ-13(92) 祖母・母・姉妹の母系制 210826

 Ⅷ-14(116) 独仏語女性語からの母系制社会説 211216

 Ⅷ-15(122) 「製鉄アフリカ起源説」と「海の鉄の道」 220210

 Ⅷ-16(130) 『サピエンス全史』批判1 220331

 Ⅷ-17(133) 『サピエンス全史』批判2 狩猟・遊牧民族史観 220410

 Ⅷ-18(134) 『サピエンス全史』批判3 世界征服史観 220414

 Ⅷ-19(135) 則天武后周王朝にみる母系制 220420

 Ⅷ-20(136) 「銕(てつ)」字からみた「夷=倭」の製鉄起源 220427

 Ⅷ-21(137) 『サピエンス全史』批判4 嘘話(フェイク)進化説 220506 

 Ⅷ-22(139) 『サピエンス全史』批判5 狩猟採集民の「平和と戦争」

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

 

<雑誌掲載文>

 2012夏「『古事記』が指し示すスサノオ大国主建国王朝」(『季刊 日本主義』18号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)

 2017~2018「スサノオ大国主建国論1~3」(『季刊山陰』38~40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団         http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/

縄文ノート124 「ヒナフキンの縄文ノート」一覧 修正

 縄文論・日本列島人起源論・古代史論など日本文明論の取り組みの全体構成図とともに、「ヒナフキンの縄文ノート」の拙論一覧(掲載順とテーマ別)を掲載しました。なお、新説に合わせて旧説の修正はできていませんので、食い違いがある場合には新しい方が現在の私の到達点です。

 アフリカでサルからヒトになり、日本列島にやってきて建国にいたるまでの日本文明の全体史として、Y染色体DNAや農産物の起源と拡散、宗教や農耕などの倭音倭語の起源、木器・石器・土器・鉄器技術の継承・創造、焼畑農耕・水辺稲作・水利水田稲作文化、霊(ひ)信仰と地神・海神・水神・山神・天神信仰、家族・氏族・部族社会と国家(常備軍+行政組織)形成の総合的・全体的な把握に向けた「最少矛盾仮説」を考える参考にしていただければと考えます。

 茶字部分が、6月20日の追加であり、再掲します。

 

はてなブログ「ヒナフキンの縄文ノート」一覧(掲載順)

1 縄文との出会い 200105

2 私の日本民族起源論・文明論、縄文論、言語論、宗教論 200106

3 これからの「縄文社会研究」のテーマ 200110

4 弥生時代はなかった 200124

5(→25) 「人類の旅」と「縄文農耕」、「3大穀物単一起源説」200209

6 古代国家形成からみた縄文時代―船・武器・稲作・宗教論 200215

7 動物変身・擬人化と神使、肉食と狩猟   200216

8 「石器―土器―鉄器」時代区分を世界へ 200223

9 祖先霊信仰(金精・山神・地母神信仰)と神使文化を世界遺産に   200302

10 大湯環状列石三内丸山遺跡が示す地母神信仰と霊(ひ)信仰 200307

11 「日本中央部土器(縄文)文化」の世界遺産登録をめざして 200307

12 琉球から土器(縄文)時代を考える 200314

13(→91) 妻問夫招婚の母系制社会1万年 200401

14(→14) 大阪万博の「太陽の塔」「お祭り広場」と縄文   200404

15 「自然崇拝、アニミズム、マナイズム、霊(ひ)信仰」 190129・0307→200411

17(→23) 八ヶ岳合宿の報告 200802

18(→45) ドラえもん宣言(海人・山人ドラヴィダ族宣言) 201015

19(→46) 太田・覚張氏らの縄文人「ルーツは南・ルートは北」説は成立するか? 201018

20 2020八ヶ岳合宿関係資料リスト 201203→210213

21 八ヶ岳縄文遺跡見学メモ191030・31 191103→201207

22 縄文社会研究会 八ヶ岳合宿見学資料 200802→1208

23(←17) 縄文社会研究会 八ヶ岳合宿報告 200808→1210

24 スサノオ大国主建国からの縄文研究 200911→1212

25(←5) 「人類の旅」と「縄文農耕」と「3大穀物単一起源説」 140613→201213 

26 縄文農耕についての補足 200725→1215 

27 縄文の「塩の道」「黒曜石産業」考 200729→1216 

28 ドラヴィダ系海人・山人族による日本列島稲作起源説 201119→1217

29 「吹きこぼれ」と「お焦げ」からの縄文農耕論  201123→1218

30 「ポンガ」からの「縄文土器縁飾り」再考 201220→1221

31(←14) 大阪万博の「太陽の塔」「お祭り広場」と縄文 191004→201223

32 縄文の「女神信仰」考 200730→1224

33 「神籬(ひもろぎ)・神殿・神塔・楼観」考 200801→1226

34 霊(ひ)継ぎ宗教(金精・山神・地母神・神使文化) 150630→201227

35 蓼科山を神名火山(神那霊山)とする天神信仰 200808→1228

36 火焔型土器から「龍紋土器」 へ 200903→1231

37 「神」についての考察 200913→210105

38 「霊(ひ)」とタミル語peeとタイのピー信仰 201026→210108

39 「トカゲ蛇神楽」が示す龍蛇神信仰とヤマタノオロチ王の正体 201020→210109

40 信州の神名火山(神那霊山))と「霊(ひ)」信仰 201029→210110

41 日本語起源論と日本列島人起源説  200918→210112

42 日本語起源論抜粋 210113

43 DNA分析からの日本列島人起源論  201002→210115

44 神名火山(神那霊山)信仰と黒曜石 201014→210120

45(←18) 縄文人ドラえもん宣言(ドラヴィダ系海人・山人族宣言) 201015→210123

46(←19) 太田・覚張氏らの縄文人「ルーツは南・ルートは北」説は!? 201018→210124

47 「日本列島人はどこからきたのかプロジェクト」へ  201202→210125

48 縄文からの「日本列島文明論」 200729→210228

49 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録をめざして150923→210230 

50 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ 200207→210203

51 縄文社会・文明論の経過と課題 200926→210204

52 縄文芸術・模様・シンボル・絵文字について 201104→210205

53 赤目砂鉄と高師小僧とスサ(富士見町歴史民俗資料館より) 201106→210208

55 マザーイネのルーツはパンゲア大陸 210211

56 ピラミッドと神名火山(神那霊山)信仰のルーツ 210213

57 4大文明論と神山信仰 210219

58 多重構造の日本文化・文明 210222

59 日本中央縄文文明世界遺産登録への条件づくり 210226

61 世界の神山信仰 210312

62 日本人のルーツは「アフリカ高地湖水地方」 210316

63 3万年前の航海実験からグレートジャーニーへ 210323

64 人類拡散図の検討 210330

65 旧石器人のルーツ 210403

66 竹筏と「ノアの方舟」210405・6 

67 海人(あま)か山人(やまと)か? 210409

68 旧石器人・中石器人は黒人 210410

69 丸と四角の文明論(竪穴式住居とストーンサークル)210415

70 縄文人のアフリカの2つのふるさと 2104220422 

71 古代奴隷制社会論 210426

72 共同体文明論

73 烏帽子(えぼし)と雛尖(ひなさき)  210507

74 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰 210517

75 世界のビーナス像と女神像  210524

76 オリンピックより「命(DNA)の祭典」をアフリカで! 210527

77 北海道・北東北の縄文世界遺産登録の次へ 210603

77 北海道・北東北の縄文世界遺産登録の次へ 修正1 210604

77 北海道・北東北の縄文世界遺産登録の次へ 修正2 210605

78 「大黒柱」は「大国柱」の「神籬(霊洩木)」であった 210611

80 「ワッショイ」と山車と女神信仰と「雨・雨乞いの神」 210619

81 おっぱいからの森林農耕論 210624

82  縄文文明論の整理から世界遺産登録へ210627

83 縄文研究の7つの壁ー内発的発展か外発的発展か

84 戦争文明か和平文明か

85 「二足歩行」を始めたのはオスかメス・子ザルか 210713

86 古代オリンピックギリシア神話が示す地母神信仰 210718

87 人類進化図の5つの間違い 210724

88 子ザルからのヒト進化 210728

89 1段階進化説から2段階進化説へ 210730

90 エジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制  210822

91(←13) 台湾・卑南族と夜這い・妻問夫招婚の「縄文1万年」  210824

92 祖母・母・姉妹の母系制 210826

93 「カタツムリ名」琉球起源説からの母系制論―柳田國男の「方言周圏論」批判180816・21→210830

94 『全国マン・チン分布考』からの日本文明論181204→200204→210907

95 八ヶ岳周辺・安曇野・佐久の女神信仰調査 210915

96 女神調査報告1 金生遺跡・阿久遺跡

97 「3母音」か「5母音」か?―古日本語考 181210→190110→210922

98 女神調査報告2 北方御社宮司社・有賀千鹿頭神社・下浜御社宮司神社 210924

99 女神調査報告3 女神山(蓼科山)と池ノ平御座岩遺跡 210930

100 女神調査報告4 諏訪大社下社秋宮・性器型道祖神・尾掛松 211003

101 女神調査報告5 穂高神社の神山信仰と神使 211008

102 女神調査報告6 石棒・男根道祖神 211013

103 母系制社会からの人類進化と未来 211017

104 日本最古の祭祀施設―阿久立棒・石列と中ツ原楼観拝殿 211025

105 世界最古の阿久尻遺跡の方形巨木柱列群 211030

106 阿久尻遺跡の方形柱列建築の復元へ 211107

107 ドーパミンからの人類進化論―窮乏化進化か快適志向進化か 211109

108 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説 211116

109 日本列島そば好きラインー蕎麦と焼畑 211121

110 縄文社会研究会・東京の第2回例会 211122

111 9万年前の骨製銛からの魚介食文明論  211128

112 「縄文2021―東京に生きた縄文人―」から 211204

113 道具からの縄文文化・文明論  211208

114 縄文アーチストと「障害者アート」 211210

115 鳥語からの倭語論 211213

116 独仏語女性語からの母系制社会説 211216

117 縄文社会論の通説対筆者説 220107

118 「白山・白神・天白・おしら様」信仰考 220111

119  諏訪への鉄の道 220122

120 吉備津神社諏訪大社本宮の「七十五神事」220129

121 古代製鉄から「水利水田稲作」の解明へ 220204

122 「製鉄アフリカ起源説」と「海の鉄の道」 220210

123 亀甲紋・龍鱗紋・トカゲ鱗紋とヤマタノオロチ王 210214

125 播磨・吉備・阿蘇からの製鉄・稲作・古墳の起源論 220226

126 「レディ・サピエンス」と「女・子ども進化論」220307

127 蛇行剣と阿曽地名からの鉄の伝播ルート考 220318

128 チベットの「ピャー」信仰 220323

129 「スサノオ大国主建国論」目次案 220328

130 『サピエンス全史』批判その1 220331

131 「仮説ハンター」からの考古学・歴史学 220401

132 ピュー人(ミャンマー)とピー・ヒ信仰 220404

133 『サピエンス全史』批判2 狩猟・遊牧民族史観 220411

134 『サピエンス全史』批判3 世界征服史観 220414

135 則天武后周王朝にみる母系制 220420

136 「銕(てつ)」字からみた「夷=倭」の製鉄起源 220427

137 『サピエンス全史』批判4 嘘話(フェイク)進化説

138 縄文人の霊(ひ)宗教と『旧約聖書』 220513

139 『サピエンス全史』批判5 狩猟採集民の「平和と戦争」220524

140 イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生 220603

141 魚介食進化説:イモ・魚介、ときどき肉食 220611

142 もち食のルーツは西アフリカ 220619

 

 

はてなブログ「ヒナフキンの縄文ノート」テーマ別一覧

<()内番号はブログ「ヒナフキンの縄文ノート」掲載番号>

 

Ⅰ スサノオ大国主建国論からの縄文研究

 Ⅰ-1(1) 縄文との出会い 200106

 Ⅰ-2(2) 私の日本民族起源論、縄文論、言語論、宗教論 200107 

 Ⅰ-3(3) これからの「縄文社会研究」のテーマ(検討中) 200110

 Ⅰ-4(4) 「弥生時代」はなかった 200125

 Ⅰ-5(6) 古代国家形成からみた縄文時代―船・武器・稲作・宗教論 200215

 Ⅰ-6(21) 八ヶ岳縄文遺跡見学メモ191030・31 191103→201207

 Ⅰ-7(22) 縄文社会研究会 八ヶ岳合宿見学資料 200802→1208

 Ⅰ-8(23) 2020八ヶ岳合宿報告

 Ⅰ-9(24) スサノオ大国主建国からの縄文研究 200911→1212

 Ⅰ-10(53) 赤目砂鉄と高師小僧とスサ(富士見町歴史民俗資料館より) 201106→210208

 Ⅰ-11(67) 海人(あま)か山人(やまと)か? 210409

 Ⅰ-12(83) 縄文研究の7つの壁―外発的発展か内発的発展か 210705

 Ⅰ-13(117) 縄文社会論の通説対筆者説 

 Ⅰ-14(123) 亀甲紋・龍鱗紋・トカゲ鱗紋とヤマタノオロチ王 220214

 Ⅰ-15(129) 「スサノオ大国主建国論」目次案 220328

 Ⅰ-16(131) 「仮説ハンター」からの考古学・歴史学 220401

Ⅱ 縄文生活・社会論

 Ⅱ-1(5、25) 「人類の旅」と「縄文農耕」と「3大穀物単一起源説」 140613→201213 

 Ⅱ-2(26) 縄文農耕についての補足 200725→1215 

 Ⅱ-3(27) 縄文の「塩の道」「黒曜石産業」考 200729→1216 

 Ⅱ-4(28) ドラヴィダ系海人・山人族による日本列島稲作起源説 201119→1217

 Ⅱ-5(55) マザーイネのルーツはパンゲア大陸 210211

 Ⅱ-6(29) 「吹きこぼれ」と「お焦げ」からの縄文農耕論  201123→1218

 Ⅱ-7(69) 丸と四角の文明論(竪穴式住居とストーンサークル)210415

 Ⅱ-8(78) 「大黒柱」は「大国柱」の「神籬(霊洩木)」であった 210611 

 Ⅱ-9(13,91) 台湾・卑南族と夜這い・妻問夫招婚の「縄文1万年」181201→190308→210824

 Ⅱ-10(103) 母系制社会からの人類進化と未来 211017

 Ⅱ-11(108) 吹きこぼれとポンガ食祭からの縄文農耕説 211116

 Ⅱ-12(109) 日本列島そば好きラインー蕎麦と焼畑 211121

 Ⅱ-13(112) 「縄文2021―東京に生きた縄文人―」から 211204

 Ⅱ-14(114) 縄文アーチストと「障害者アート」 211204

 Ⅱ-15(119) 諏訪への鉄の道 220122

 Ⅱ-16(121) 古代製鉄から「水利水田稲作」の解明へ 220205

 Ⅱ-17(125) 播磨・吉備・阿蘇からの製鉄・稲作・古墳の起源論 220226

 Ⅱ-18(127) 蛇行剣と阿曽地名からの鉄の伝播ルート考 220318

Ⅲ 縄文宗教論

 1 霊(ひ)信仰

  Ⅲ1-1(7) 動物変身・擬人化と神使、肉食と狩猟 140827→0816→200216

  Ⅲ1-2(10) 大湯環状列石三内丸山遺跡が示す地母神信仰と霊(ひ)信仰 200307

  Ⅲ1-3(34) 霊(ひ)継ぎ宗教(金精・山神・地母神・神使文化) 150630→201227

  Ⅲ1-4(15) 自然崇拝、アニミズム、マナイズム、霊(ひ)信仰 190129・0307→200411

  Ⅲ1-5(30) 「ポンガ」からの「縄文土器縁飾り」再考 201220→1221

  Ⅲ1-6(31) 大阪万博の「太陽の塔」「お祭り広場」と縄文 191004→201223

  Ⅲ1-7(37) 「神」についての考察 200913→210105

  Ⅲ1-8(38) 「霊(ひ)」とタミル語peeとタイのピー信仰 201026→210108

  Ⅲ1-9(74) 縄文宗教論:自然信仰と霊(ひ)信仰  210518

  Ⅲ1-10(120) 吉備津神社諏訪大社本宮の「七十五神事」220129

  Ⅲ1-11(128) チベットの「ピャー」信仰 220323

  Ⅲ1-12(132) ピュー人(ミャンマー)とピー・ヒ信仰 220404

  Ⅲ1-13(138) 縄文人の霊(ひ)宗教と『旧約聖書』 220513

 2 女神・地母神信仰

  Ⅲ2-1(32) 縄文の「女神信仰」考 200730→1224

  Ⅲ2-2(73) 烏帽子(えぼし)と雛尖(ひなさき) 210510

  Ⅲ2-3(95) 八ヶ岳周辺・安曇野・佐久の女神信仰調査 210915

  Ⅲ2-4(96) 女神調査報告1 金生遺跡・阿久遺跡

  Ⅲ2-5(98) 女神調査報告2 北方御社宮司社・有賀千鹿頭神社・下浜御社宮司神社 210924

  Ⅲ2-6(99) 女神調査報告3 女神山(蓼科山)と池ノ平御座岩遺跡 210930

  Ⅲ2-7(100) 女神調査報告4 諏訪大社下社秋宮・性器型道祖神・尾掛松 211003

  Ⅲ2-8(101) 女神調査報告5 穂高神社の神山信仰と神使 211008

  Ⅲ2-9(102) 女神調査報告6 石棒・男根道祖神 211213

 3 天神信仰

  Ⅲ3-1(33) 「神籬(ひもろぎ)・神殿・神塔・楼観」考 200801→1226

  Ⅲ3-2(35) 蓼科山を神名火山(神那霊山)とする天神信仰 200808→1228

  Ⅲ3-3(36) 火焔型土器から「龍紋土器」 へ 200903→1231

  Ⅲ3-4(39) 「トカゲ蛇神楽」が示す龍蛇神信仰とヤマタノオロチ王の正体 201020→210109

  Ⅲ3-5(40) 信州の神名火山(神那霊山)と「霊(ひ)」信仰 201029→210110

  Ⅲ3-6(44) 神名火山(神那霊山)信仰と黒曜石 201014→210120

  Ⅲ3-7(104) 日本最古の祭祀施設―阿久立棒・石列と中ツ原楼観拝殿 211025

  Ⅲ3-8(105) 世界最古の阿久尻遺跡の方形巨木柱列群 211030

  Ⅲ3-9(118) 「白山・白神・天白・おしら様」信仰考 220111

Ⅳ 日本語起源論

 Ⅳ-1(93) 「かたつむり名」琉球起源説―柳田國男の「方言周圏論」批判 180816→0821

 Ⅳ-2(94) 『全国マン・チン分布考』からの日本文明論181204→200204→210907

 Ⅳ-3(97) 「3母音」か「5母音」か?―縄文語考 181210→190110→210922

 Ⅳ-4(41) 日本語起源論と日本列島人起源説  200918→210112

 Ⅳ-5(42) 日本語起源論抜粋 210113

 Ⅳ-6(52) 縄文芸術・模様・シンボル・絵文字について 201104→210205

 Ⅳ-7(80) 「ワッショイ」と山車と女神信仰と「雨・雨乞いの神」 210619

 Ⅳ-8(115) 鳥語からの倭語論 211213

Ⅴ 日本列島人起源論

Ⅴ-1(43) DNA分析からの日本列島人起源論  201002→210115

Ⅴ-2(45) 縄文人ドラえもん宣言(ドラヴィダ系海人・山人族宣言) 201015→210123

Ⅴ-3(46) 太田・覚張氏らの縄文人「ルーツは南・ルートは北」説は!? 201018→210124

Ⅴ-4(47) 「日本列島人はどこからきたのかプロジェクト」へ  201202→210125

Ⅴ-5(62) 日本人のルーツは「アフリカ高地湖水地方」 210316

Ⅴ-6(63) 3万年前の航海実験からグレートジャーニーへ 210323

Ⅴ-7(70) 縄文人のアフリカの2つのふるさと 210422

Ⅵ 縄文文明論

 Ⅵ-1(8) 「石器―土器―金属器」の時代区分を世界へ 150723→0816

 Ⅵ-2(9) 祖先霊信仰(金精・山神・地母神信仰)と神使文化を世界遺産

 Ⅵ-3(48) 縄文からの「日本列島文明論」 200729→210228

 Ⅵ-4(50) 縄文6本・8本巨木柱建築から上古出雲大社へ 200207→210203

 Ⅵ-5(51) 縄文社会・文明論の経過と課題 200926→210204

 Ⅵ-6(58) 多重構造の日本文化・文明 210222

 Ⅵ-7(11) 「日本中央部土器文化」の世界遺産登録をめざして 150923→200308

 Ⅵ-8(49) 「日本中央縄文文明」の世界遺産登録をめざして150923→210230 

 Ⅵ-9(59) 日本中央縄文文明世界遺産登録への条件づくり 210226

 Ⅵ-10(77) 「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界文化遺産登録の次へ 210603・04・08

 Ⅵ-11(82) 縄文文明論の整理から世界遺産登録へ 210626

 Ⅵ-12(106) 阿久尻遺跡の方形柱列建築の復元へ 211107

 Ⅵ-13(110) 縄文社会研究会・東京の第2回例会 211124

 Ⅵ-14(113) 道具からの縄文文化・文明論  211208

Ⅶ 人類起源・拡散論 

 Ⅶ-1(81) おっぱいからの森林農耕論 210622

 Ⅶ-2(85) 「二足歩行」を始めたのはオスかメス・子ザルか 210713

 Ⅶ-3(87) 人類進化図の5つの間違い 210724

 Ⅶ-4(88) 子ザルからのヒト進化説 210728

 Ⅶ-5(89) 1段階進化論から3段階進化論へ 210808

 Ⅶ-6(64) 人類拡散図の検討 210330

 Ⅶ-7(65) 旧石器人のルーツ 210403

 Ⅶ-8(107) ドーパミンからの人類進化論―窮乏化進化か快適志向進化か 211110

 Ⅶ-9(111) 9万年前の骨製銛からの魚介食文明論  211128

 Ⅶ-10(126) 「レディ・サピエンス」と「女・子ども進化論」 220307

 Ⅶ-11(140) イモ食進化説―ヤムイモ・タロイモからの人類誕生 220603

 Ⅶ-12(141) 魚介食進化説:イモ・魚介、ときどき肉食 220611

 Ⅶ-13(142) もち食のルーツは西アフリカ 220619 

Ⅷ 世界文明論 

 Ⅷ-1(66) 竹筏と「ノアの方舟」210405・6 

 Ⅷ-2(68) 旧石器人・中石器人は黒人 210410

 Ⅷ-3(84) 戦争文明か和平文明か 210716

 Ⅷ-4(71) 古代奴隷制社会論 210426

 Ⅷ-5(72) 共同体文明論 210506

 Ⅷ-6(56) ピラミッドと神名火山(神那霊山)信仰のルーツ 210213

 Ⅷ-7(57) 4大文明論と神山信仰 210219

 Ⅷ-8(61) 世界の神山信仰 210312

 Ⅷ-9(75) 世界のビーナス像と女神像  210524 

 Ⅷ-10(86) 古代オリンピックギリシア神話が示す地母神信仰 210718

 Ⅷ-11(90) エジプト・メソポタミア・インダス・中国文明の母系制

 Ⅷ-12(76) オリンピックより「命(DNA)の祭典」をアフリカで! 210527

 Ⅷ-13(92) 祖母・母・姉妹の母系制 210826

 Ⅷ-14(116) 独仏語女性語からの母系制社会説 211216

 Ⅷ-15(122) 「製鉄アフリカ起源説」と「海の鉄の道」 220210

 Ⅷ-16(130) 『サピエンス全史』批判1 220331

 Ⅷ-17(133) 『サピエンス全史』批判2 狩猟・遊牧民族史観 220410

 Ⅷ-18(134) 『サピエンス全史』批判3 世界征服史観 220414

 Ⅷ-19(135) 則天武后周王朝にみる母系制 220420

 Ⅷ-20(136) 「銕(てつ)」字からみた「夷=倭」の製鉄起源 220427

 Ⅷ-21(137) 『サピエンス全史』批判4 嘘話(フェイク)進化説 220506 

 Ⅷ-22(139) 『サピエンス全史』批判5 狩猟採集民の「平和と戦争」

 

□参考□

<本>

 ・『スサノオ大国主の日国(ひなこく)―霊(ひ)の国の古代史―』(日向勤ペンネーム)

 ・『邪馬台国探偵団~卑弥呼の墓を掘ろう~』(アマゾンキンドル本)

 

<雑誌掲載文>

 2012夏「『古事記』が指し示すスサノオ大国主建国王朝」(『季刊 日本主義』18号)

 2017冬「ヒョウタンが教える古代アジア”海洋民族像”」(『季刊 日本主義』40号)

 2017~2018「スサノオ大国主建国論1~3」(『季刊山陰』38~40号)

 2018夏「言語構造から見た日本民族の起源」(『季刊 日本主義』42号)

 2018冬「海洋交易の民として東アジアに向き合う」(『季刊日本主義』44号)

 2019春「漂流日本」から「汎日本主義」へ(『季刊 日本主義』45号)

<ブログ>

  ヒナフキンスサノオ大国主ノート https://blog.goo.ne.jp/konanhina

  ヒナフキンの縄文ノート https://hinafkin.hatenablog.com/

  帆人の古代史メモ    http://blog.livedoor.jp/hohito/

  邪馬台国探偵団         http://yamataikokutanteidan.seesaa.net/

  霊(ひ)の国の古事記論 http://hinakoku.blog100.fc2.com/